おまめモ

おまめがメモをしています

【Kindle】Kindle Paperwhite(キャンペーン情報付き)を2年くらい使った感想

2014年年末に購入したKindle Paperwhite Wi-Fi(キャンペーン情報付き)のレビューを書こう書こうと思いながら、気付けば2年が経っていました。同シリーズのマンガモデルが発表されたとのことで、やるなら今しかない。2年間使用して気付いたことなどをまとめてみました。

 

値段

僕の購入した第2世代Kindle Paperwhiteは割引コード適用で2,000円値引きされ、8,250円で購入。2016年10月現在の第3世代は通常14,280円。1万円を切って購入できたのは、今考えても相当ラッキーだったように思えます。現行モデルであっても、頻繁に数千円の割引コードが発行されているため、購入を検討しているならそのタイミングがベストです。

 

サイズ

コチラが愛用しているKindle Paperwhite(キャンペーン情報付き)です。文庫本と並べてみました。

f:id:fake_fake:20161019093503j:plain

サイズは文庫本より気持ち大きめ。厚みはスマホとほぼ同じくらいです。本のように開いて読むものではないため、片手で長時間持つのは少々大変に感じることもあります。しかし、片手の自由がきくことにより、読みながら何かができるメリットもとても大きいです。Kindleを置いて寝そべりながらおやつを食べる至福の時間も可能。

 

キャンペーン情報について

おそらく未所持の方は誰もが気になる「キャンペーン情報付き」の内容は、僕自身一切気になっていません。購入前までは読む邪魔になったりするのではと心配していましたが、さすがに読んでいる最中に広告が出ることはなく、放置のスリープ中に全画面、操作中は画面下段、読み終えたらおすすめの書籍が表示されるくらい。操作の邪魔になったときは1度もなく、むしろキャンペーン情報、おすすめの表示はありがたい機能にも思えます。スマホアプリやブラウザ広告のような不快さはゼロ。使っていれば慣れてきて問題ではなくなります。

本体が「キャンペーン情報なし」と数千円も変わるのであれば、次に買い換えるときも僕は「キャンペーン情報付き」を購入します。

 

保存容量

本体の保存容量は4GB。2年使いづつけて、先日初めて容量いっぱいの注意がでました。

少し中身を掃除し、現在は書籍、マンガあわせて113冊。空き容量は124MBになりました。そして今回発表されたマンガモデルは32GB。4GBでも不満はないのに、そんなに必要かな?といった印象です。容量が大きいに越したことはないのですが、4GBの中身でも読み終えた本がたくさん。数百冊購入しても本棚にズラーッと並べたような爽快感はないですし、むしろ探しづらくなりそうです。購入したものはいつでもダウンロードが可能なのもあり、4GBの端末を少しずつ削除していったほうがスムーズにマンガを読めるのではと思いました。しかし、ほぼ同条件の4GBと32GBで2,000円の差なら、マンガモデルも十分にアリです。値段を絞りたいならば通常版でも問題ないかと思います。

出典:日本向けには内蔵メモリ4Gバイト――Amazon、Kindle Paperwhiteの最新モデルを発表 - ITmedia eBook USER

 

ページめくり速度

またマンガモデルはページめくりの速度が33%向上したとのこと。今のはそこまで遅かったか?と不思議に思い、僕の使っているモノでページをめくってみました。

そんなに高速でめくることは滅多にないし、表示が遅い感じもそこまでしません。あのシーンはどこだっけとめくりまくった場合にはややストレスを感じた記憶があります。これは電子書籍に必ず付いてくる悩みでもあるので、33%速くなったのはどこまで評価に値するか難しいところです。

 

バックライト

僕がKindle Paperwhiteを購入して良かった大きな理由の1つにバックライトがあります。

無印のKindleはバックライトがなく、Kindle Paperwhiteにはバックライトがあり、この機能は必要かかなり悩んだ末にアリを購入しました。結果、アリを購入して良かったと思っています。やはり明るさを調節して読みやすくできるのは便利です。暗いところなら電気を付ければ問題は解決しますが、Paperwhiteの明るさを低く設定し、真っ暗い部屋の中、淡い明るさで読書ができるのは快適。

f:id:fake_fake:20161019093651j:plain

明るさは24段階調整で、最大までいくとかなり明るくなります。昼間でも少し明るいほうが読みやすいので、バックライトのアリがおすすめです。

 

唯一の難点

Kindleモデルの比較対象がないので、おおむね満足なところしかありません。記憶を掘り返して思うのは、マンガを購入する際、カラーページに非対応なのが唯一残念なところ。絵本などのカラーページの多い作品を読むならばFireタブレットが良いでしょう。Kindleモデルは完全に白黒です。

 

さいごに

サクッと2年の使用感をまとめました。使用中のモデルに不満はなく「いつまでもげんきでいてね」と願うばかりです。電子書籍最大手のAmazonならばサービス終了の心配もまずないですし、電子書籍を始めたいならAmazonのKindle Paperwhite(キャンペーン情報付き)がイチオシです。

バッテリー持ちも非常に良く、僕の使用頻度では前回の充電を忘れるくらいです。充電器は別売りですが、Android端末と同じmicroUSBで充電が可能。あれこれとコードが不要な点もありがたいです。

【Kindle】Kindle端末から電子書籍を削除する方法

Kindleの画面をオンにしたら、アップデートをするのに空きスペースが足りないと注意されました。いい加減中身を整理しようと考えていたのでベストなタイミング。

f:id:fake_fake:20160929080121j:plain

さっそく読み終えた書籍、入れてあるだけの積み書籍を端末から削除するため、あれこれ操作してみるも削除できません。

以前PCから削除した記憶がうっすらあったので、PCを使えば削除できそうです。しかし、そうなるとPCを所持していない人は削除できないことになってしまいます。よってKindleからでもできるだろうと格闘すること10分。ようやく削除方法を発見しました。

 

方法はいたってシンプル。削除したい書籍を長押し。表示されたメニューより端末から削除が行えます。

f:id:fake_fake:20160929142050p:plain

 

ではなぜ先ほどは消せなかったのか。

f:id:fake_fake:20160929142348p:plain

初めに試したときはこのようなメニュー表示となり、Kindle端末からは直接消せないと思い込んでいました。書籍により削除のありなしメニューになった原因は、既にKindle端末から消されているか、いないかです。

画像の上部にある「すべて/ダウンロード済み」からライブラリの表示変更が可能で、「すべて」を選択するとダウンロードされていない書籍を含めた購入済み作品が表示されます。つまり「端末から削除」を行うためには、「ダウンロード済み」のライブラリを選択しなければなりません。先ほど削除ができなかったのは、「すべて」が表示されたライブラリでメニューを開き、最初に消そうとした作品が見事に削除済みだったワケです。

削除方法をまとめると、「すべて/ダウンロード済み」の表示選択で「ダウンロード済み」を選択。削除したい書籍のメニューから「端末から削除」をタップで完了します。

 

広告

 

PCからも削除可能なのかアクセスしてみました。結果、Kindle端末にある書籍の削除は行えず、完全削除が行えるようです。

Amazonのアカウントサービスから、デジタルコンテンツ内の「コンテンツと端末の管理」より詳細の確認が可能です。

f:id:fake_fake:20160929143201p:plain

 

書籍を選択して削除を押してみるとアカウントから完全に消去の文字が現れました。

f:id:fake_fake:20160929143252p:plain

ここで削除を行うと購入したものが完全に消去され、再度読む場合には再び購入しなければならなくなるようです。基本的にいじらなくても良い項目だと思いますが、期間限定配信のような、二度と読めなくなるモノはここから完全な削除が行え、頭の片隅に置けそうな小ネタとなりました。

参照リンク:Amazon.co.jp ヘルプ: Kindleライブラリからアイテムを削除する

 

 

コチラもどうぞ

【Books】付箋の付いた本を他人が読んだらどのように思うのだろう

僕は本を読んでいて、ピンと来る部分があるとすかさず付箋を貼ります。

ふと読み返したときに、ポイントとなった部分を見つけやすくするために。

付箋を貼る定義は非常に緩く、「へえ」程度でもペタペタ貼ります。

そのため本には付箋がたくさん、そして付箋の消費も激しいです。

 

先日読み終えた本は少々クセが強いように感じ、珍しく友人にこの本を読ませてみたいと思いました。その友人も相当クセが強い。

そして、僕がペタペタ付箋を貼ったところを見つけてどのように思うのか疑問に思いました。

f:id:fake_fake:20160901102059j:plain

たくさんの人に読んでほしいと思う本は多々あるのですが、最近はKindleで購入しているため、譲ることができません。

また、もしも読み終えた付箋付きの本をお譲りする企画を立てたら、どなたか参加していただけるのかも気になるところ。誰もいなかったら寂しいのですが、無事お譲りできたらぜひ本の感想と付箋の感想を聞きたいと考えています。

 

いつかこのような企画をやってみたい。

まずは本に出会うこと。そして本を読み終えること。もっとも大切なのは譲る相手を見つけること。

躍起にならず、のんびり企画を練って進めていきたいと思います。

その際は、ぜひ気軽に参加してください。

 

【Books】関西弁を話すフランクな神様からの課題「夢をかなえるゾウ」

Kindleを使うようになって本を読むようになりました。

それと同時にセールの際、買いだめをして積み本も増えています。

「夢をかなえるゾウ」もその1つ。

読書が苦手な僕は読み始めるたびに、よし!読もう!と気合を入れてスタートします。

今回の本はあっという間に読み終わり、達成感と共に何か大きなものをつかんだ満足感も得られました。

 

「夢をかなえるゾウ」は、突然現れたインドの神様、ガネーシャが悩める主人公に対し、人生を変え、成功するための課題を出していく物語。

自己啓発本の堅苦しいイメージを感じさせない文章のやわらかさと、漫才や笑いが散りばめてある会話とストーリー。

小説が読めないと思っていた僕にとって、読みやすいモノもあると発見できた作品でもあります。

そしてこのガネーシャは主人公宅に居座り、無断で貯金を使い、パチンコやゲームをして過ごし、ヘビースモーカーな関西弁を話す神様。

神様といえば尊く、近寄りがたい雰囲気を連想しますが、「表紙のゾウが神様だったのか」と驚くくらい軽い。

しかし、そこがこの本の良いところで、神様の出す課題となればとても堅苦しいモノとして身構えてしまうでしょう。神様なのか疑わしいくらいライトなゾウが出す課題となれば、どれどれ聞いてみようと気楽に話を聞く姿勢になれます。

自己啓発本が苦手な人、そもそも本を読むのが苦手な人、興味さえあればどのようなタイプの人にも合う万能な本だと思いました。

 

笑いだの漫才だの、内容に不安を抱く人もいるかもしれません。

そこはやはり神様のお話なので深いです。

難しいであろうことを噛み砕きながら話してくれて、対話形式なのもあり頭に入ってきやすい。そして頭に残りやすい。

ガネーシャの始めの課題である「靴を磨く」に疑問を感じたら読んでみる価値アリです。

また一節が長すぎないため、区切りをつけやすいのもポイントでしょうか。

ストーリーに入り込みすぎて、終盤には何度か涙を浮かべてしまう場面も。

 

内容を事細かに書いてしまうとネタバレに繋がってしまいおもしろくなくなるので、簡単にまとめると、笑いあり、涙ありのしっかりした自己啓発本です。

終盤の「意識」と「行動」については、とくに心に刺さった話でした。

そして主人公がゾウに褒められると自分もなんだか微笑ましくなるような本。

読み終えてからはガネーシャがとても愛おしいです。

 

定期的に読み返したくなる、読み返したい内容から、Kindleより書籍が向いているかもしれません。

全ての人に読んでもらいたい素晴らしい本でした。 

【Books】5年の時を経て引き寄せられるように読んだ「ザ・シークレット」

5年前、埋没している親不知を抜歯するのに電気メスやらを使用する、少し大がかりなことをやりました。

その際に気分が悪くなってしまい、回復するまでの間、歯科助手さんとの会話で出てきた本が「ザ・シークレット」でした。

話した内容はさっぱり覚えておらず、この本のタイトルだけ即座にメモした記憶だけがあります。

その後、古本屋で探してみると900円で売っていました。

思っていたよりも高く、活字が苦手な僕はいつか読めればと思いスルー。

そして2年前、古本屋をうろついていると「ザ・シークレット」を発見。

本のタイトルは既に頭にはなく、ワゴンセールの中にひっそりたたずんでいるのを見つけて思い出しました。

僕は中古、とくに古本は嫌いで買わないのですが、この本はワゴンセールの投げ売り状態のくせにかなり状態が良く、お宝を見つけたような気分。

250円で購入できました。

それからまた年月が経過し、2ヵ月前、ようやく本を開きました。

購入してから1度も開いていないとは…。

詰み本と化していたようです。

 

タイトルにある「シークレット」とはなんだろう

そもそもどのような本かもわからず購入したため、まっさらな状態で読み始めました。

「この秘密を知れば何もかもがうまくいく」などなど、出だしからものすごい煽ってきます。

その秘密は何なの?と前のめりになりながら読み進めていました。

答えは冒頭部分に書いてあり、「引き寄せの法則」がその秘密です。

飲み込みながら内容を納得していく一方で、オカルト、スピリチュアルな雰囲気が強くなり、胡散臭く思ったときもあります。

それでもやはり当たっているというか、考え方としては十分にアリと思える内容でした。

詳細に関しては、それに引き寄せられるか、これを読んでいる方次第だと考えているため書きません。

 

ザ・シークレットを読んでいる間に不思議なことが1つ起きました。

随分連絡を取っていなかった心理学を学んでいる方へ連絡を取り、話していると、会話の中で「引き寄せの法則っていうのがあってね」と相手から話を振ってきたことです。

本当にビックリして、このタイミングでこの話題を振ってくるの?と心底驚きました。

そして胡散臭く感じていることを告げると、「心理学ってわりとオカルト的、胡散臭いことばかりだよ」と、僕の思っていることがフツウであることを笑いながら教えてくれました。

賢い人の場合、オカルトだと割り切ってしまい、これがこうだからこう作用するといった方程式以外なかなか理解できなくなってしまうようです。

この話もこのタイミングで引き寄せられた事柄なのかもしれないとドキドキしながら話をしていました。

また、僕自身一番最初に持った明確な夢が心理学の勉強だったため、何か関係があったのかもしれないと考えています。

結局心理学の勉強は叶わず仕舞いだったのですが。

 

ザ・シークレットは2ヵ月かけてゆったり読みました。

使いかけの付箋が2つきれいになくなるのにも驚きましたが、とにかく興味深いことばかりで付箋だらけ。

f:id:fake_fake:20160625001038j:plain

とてもおもしろく、素敵な本でした。

 

さいごに

5年前に存在を知り、2年前に思い出したように出会って購入、2ヵ月前に積み本から読了。

なんだかご縁のあった本のように思えて仕方ありません。

おもしろいか、おもしろくないか、人を選ぶ本のような気もするので、気になったら読んでみてください。

 

また、Twitterに全て記録が残っていて感激しています。

自分の記録好きに我ながら感心。

当時の心境をリアルに思い出しながら記事を書けました。

【マンガ】力強さ、人間関係、時代背景に感激した、初めて読んだ不良マンガの「クローズ」

最近ハマっているのは、少し前のマンガを読むこと。

90年から2010年あたりがターゲットです。

 

今回の「クローズ」はパズドラとのコラボがキッカケで読み始めました。

パズドラプレイヤーの間では好評と言えなかったようで、僕も知らない作品とのコラボだったためほぼ無関心。

ところが、試しに回して出たガチャのキャラに惹かれ、これはマンガを読まなければと憑りつかれたかのように読み始めます。

 

思い返せばクローズを初めて知ったのは2009年に公開された小栗旬主演の映画。

テレビで放送されたのを観ましたが、うっすら覚えている程度の記憶しかありません。

原作を読み終えてからではもう少し入り込んで観られるのかと、再び観る機会を楽しみにしています。

 

おおまかな設定やあらすじなど

主人公は金髪オールバック、常にスカジャンの「坊屋春道(ぼうや はるみち)」。

不良が集まる高校への転校から物語が始まります。

僕自身初めての不良マンガだったので、どのような展開になるのか全く想像ができず、そこが新鮮でまた楽しめました。

ゴリゴリなケンカを繰り広げるだけではなく、ケンカを通して築いた学校での人間関係、他校との繋がり、町を越えての友情、どこまで広がっていくの?と思わせるほどの人望には見ていて清々しい気持ちに。

 

そして現在では全く見ないリーゼントやパンチパーマの高校生がうじゃうじゃ出てきます。

高校生とはいえないような風貌のキャラクターもたくさんで、笑ってしまう一面も。

自販機でタバコを買っている描写は、タスポが実装された現在では見られない光景です。

なにより250円くらいで買えているのに懐かしさを感じました。

1番衝撃を受けたのは、駐車場にトランクの突き出たセダンタイプの車ばかりが並んでいたこと。

今ではセダンタイプのトランクは丸みを帯びており、満車の駐車場でも軽自動車と普通車が半々、もしくは軽自動車が半数を超えます。

作品中の時代を楽しめるのもわくわくする大きなポイント。

20代後半から30代、40代の人にはドストレートだと思います。

 

キャラクターの力強さ

僕が好んで読んでいたのはもっぱら特殊な能力を備えたバトルマンガ。

一方クローズはフツウの人間同士の戦いなので、躍動感もありながら一コマ一コマの力強さをひしひしと感じました。

パンチ1発でダウンさせるシーンから、延々と殴り合うシーンまで、人間の拳から出る力強さには重たさや痛み、心情など、さまざまなモノが受け取れます。 

この先負けてしまうだろうと思わせるキャラにはそこまで重たさが感じられず、明らかにヤバい、強そうなキャラに漂わせるオーラ、戦闘シーンの重たさの使い分けがとても上手い。

とはいえ、危険なオーラを放つ猛者だけでなく、器の大きい豪傑や、頭のキレる強者、頼りになる舎弟などなど、ひとくくりにケンカばかりしている不良ではない、人間性に富んだ多彩なキャラの存在にも注目です。

過去に対立していた人物とも理解し合う内容なので、嫌な気分にならず読めるのが1番嬉しい。

つらい場面もありますが、考えたキャラを大切にしている作者の気持ちを伺えます。

 

また、しっかりと進級、卒業も描かれており、ただ不良であり続けて終わるカタチではないところにも心をつかまれました。

2年生から3年生へと進級し、学校を出たあとどうするか。

そのあたりの心境がものすごく繊細で、そうだよなあなんて思いながら感情移入して読んでいました。

最強の3年との決着。最高の3年の卒業?ここも見どころです。

 

さいごに

1990年から1998年まで月刊少年チャンピオンで連載されていたクローズ。

f:id:fake_fake:20160514164908p:plain

平成21年で6巻が130版も発行していて驚きました。

よく目にはしていた市松模様の帽子を被ったキャラクター。

そのチャンピオンのマンガを読んだのは今回が初めて。

今だからこそ、勢いだけではなく、理解しながら読むことができてとても良かったです。

本当におもしろいマンガでした。

 

そのほかに作者自由欄が手書きだったり、好きなことをガンガン書いているのも見どころです。

あ、絵がうまくなった?と思えるところも見どころかもしれません。

【Books】髭男爵の髭のほうのエッセイ「ヒキコモリ漂流記」がおもしろかった

活字が苦手な僕は本を購入する際、購入するに至った経緯や理由を必ず覚えています。

しかし、これは買った理由を全く思い出せない不思議な本。

おそらくどこかでおもしろいとの評判を聞き、僕自身ヒキコモリだったことから購入したのだと思います。

このなんとも言えないかわいらしいおっさんの表紙もインパクトがあります。

見るたびに軽くニヤついてしまうくらいかわいい。 

 

本の内容は髭男爵、山田ルイ53世の生い立ちが書かれています。

そもそも山田ルイ53世って誰?となってしまう人もいるのでしょうか。

ひぐちカッターのほうではなく、大柄で髭がはえているワイン片手に「ルネッサンス」な人です。

 

この大柄な髭の人がかつてヒキコモリだったことにまず驚きですが、本を読むとヒキコモリだったことよりも壮絶な生い立ちのほうが強烈でした。

 

まず僕に刺さった部分は、山田ルイ53世が「子どもの頃から冴えていたところ」です。

周りよりもほんの少しできる子、みたいなポジション。

それが山田ルイ53世であり、昔の僕でもありました。

きっとそんなことを考えていた人はごまんといるはずなのですが、できる子をこじらせた彼の壮絶な物語。

僕もややこじらせていたので、ウンウン、わかるーと思いながらおもしろおかしく、そして他人事のように思えない話に読みふけていました。

ただ「その少しできる」ヘンテコな意識をもった人間の体験談が書かれているだけ。

それだけと言ってしまえばそれまでですが、できる子をこじらせたが故に学校を辞めて、単身で上京し、ホームレスのようにもなり、風呂にも入れず、ちゃんとごはんも食べられず、服も数着しかない、ドラマのような人生を送ってきている人が芸人としてテレビに出ている、そのギャップに驚き、そして惹かれました。

小さなことは一切気にしない、いかにもお金を持っていそうな風貌からは想像もできない過去の生活を知り、人は外見で判断できないと心底理解できたような気がします。

 

文章はやはり芸人ならではで、笑いも散りばめてあります。

ふふっと笑うようなことから、思わず吹き出してしまうことまでさまざま。

小難しい言葉がところどころ使ってあり読みづらく感じながらも、「少しできる子」を引きずっているようにも受け取れて楽しくもありました。

 

本書に出てくる「人生が余っている」という表現は現在の僕にピッタリ当てはまっているような気がしており、なんともフクザツな気分。

一生懸命今を生きているようで、まだまだ先を諦めていない、諦めたくない意識が見透かされたような言葉でした。

夢や希望を持つのは悪くないですし、それを無駄だとか諦めろとかいうつもりは全くありません。

ただものすごく漠然とした、昔から抱いている僕の夢や希望は掴めるのか。

もっと大きなことができるのでは?と根拠のない自信より、目の前の現実をしっかりとこなしていくことのほうが大事なのかもしれないと教えられた気がしています。

自分の生き方に少し詰まっている人、人の生き方に興味のある人、髭男爵が気になる人、ぜひ読んでみてください。

 

またヒキコモリ漂流記がおもしろいとツイートをしたらご本人に拾ってもらい驚きました。

重版が決定したようです。

追記

ブログ更新ツイートを再びご本人様にリツイートされてビビっております。

本当におもしろかったとリプライを送るとお返事までいただき、これまたビックリ。

芸人さんに対しておもしろいことを送ろうなどとは恐れ多く、ガチガチな文章を送ってしまいましたが、これで良かったのかとも少し後悔。

もっとあれこれ伝えたいこともありました。

それでもおもしろかったと自分から直接伝えられたので満足です。

【LifeStyle】通販を使わず書店で本を取り寄せてみた

最近は何を買うにも通販が便利になり完全に依存中。

しばらく気になっていた雑誌を購入するためAmazonへ行くと在庫切れ。

楽天を覗いてみると在庫はありましたが送料がかかるようでした。

送料無料に慣れてしまうと、当たり前にかかる送料に眉をひそめてしまう。

雑誌というのがまたクセモノで、月日が経つと店頭から消えてしまいます。

そうなると気楽で便利な通販が頼りに。

探せばあるだろうと送料に納得できず、バックナンバーを探しに書店をさまよっても見つからず。

悩んだ結果書店で取り寄せをお願いしてみました。

すると出版元に在庫があるらしくスムーズに注文完了。

本の取り寄せ、予約は随分していなかったのでとても新鮮。

小学生のころにオドオドしながら店員と会話をした記憶が懐かしい。

今ではそのやり取りがネットでできてしまうのに時代の変化を感じます。

通販サイト「e-hon」ではネットで書店への取り寄せも可能です。

Amazonよりもコチラのサービスが僕には先で、本当に画期的でした。

 

注文の際、どのくらいで商品が届くのか尋ねると「7日から10日ほど」と言われた気がします。

実際は2日で届きました。

さきほど受け取りに行き、わくわくしながら眺めています。

f:id:fake_fake:20160211184448j:plain

雑誌など出入りの激しい商品は直接書店へ尋ねたほうが早いかもしれません。

また配送で使用される梱包剤が発生しないのもメリットでしょうか。

 

書店へ向かうことであらたな本との出会いもあるでしょうし、本の取り寄せも悪くないと思った一件でした。

【LifeStyle】ここ1年でマンガの買い方が激変した話

小学校入学前から大好きなマンガ。

本格的に読み始めたのは中学生のころだと思います。

少しずつ小遣いも増えて、その大半はマンガ購入に消えていきました。

 

中学生のころからつい最近まで、マンガは新品を手元に置いておきたいタイプ。

潔癖の気があるので家族、友人にもなるべく読ませたくない。

お菓子を食べながら読むなんてもってのほか。

目一杯開いて折り目がつくのも嫌で、読める範囲しか本を開きません。

開封前、読む前には必ず手を洗います。

読み終えて本棚にしまったあとも、しまったときに折れてしまっていないか。変に汚れてしまっていないか。と気になっては確認を繰り返していました。

そのうち、何度も出し入れしたほうが折ってしまう可能性があると気付き堪えるように。

読む前に手を洗うのも、僕の手元に来る前、どれだけのモノに触れていたかを考えたらそこまでひどく意識しなくなりました。

客観的に見ると、ここまで気にしてる自分って大丈夫なのかと少し不安です。

 

電子書籍「Kindle」との出会い

読みたい本、気になる本を新品で購入しても、自分に合う、合わないがあって途中で買わなくなってしまうこともしばしば。

置き場にも困るようになり、最近ではAmazonの電子書籍、Kindleで購入するようになりました。

電子書籍は場所を取らず、書店ではありえないセールもあります。

気になった本を試し読みで1冊購入しても手元にないので、満足できず削除してもAmazonが預かってくれます。

いつかまた思い出して読み始めたらハマるかもしれません。

Kindleは超大手Amazonのサービスであり、突然のサービス終了を心配する必要もないかと思います。

実物がないぶんホイホイ購入してしまうのがメリット、デメリットではないでしょうか。

 

マンガレンタルを利用したらまた見え方が変わった

f:id:fake_fake:20151202113549p:plain

「マンガは買うものだ」「購入したほうが貢献できる」などと頑なに考えていた僕はマンガレンタルを嫌っていました。

ひょんなことから利用するキッカケが訪れ、1度借りてみたらあまりの手軽さにビックリ。

通常400円程度で1冊購入していたマンガを1冊100円で1週間借りられる。

10冊で750円、20冊で1000円。

じっくり読み、余韻に浸りたい派なのでザクザク読むことはできませんが、とりあえず読んでみようと気になっていたマンガを読む敷居が一気に下がった衝撃は物凄かったです。

僕は1度読み終えたマンガを読み返す機会が頻繁にはなく、だったらレンタルで読み始めても良いのではと手のひらを返しました。

10冊750円で1週間読み放題と1冊購入で400円程度の金額差は大きい。

 

そこから見えてきたことは、「気になるマンガはまずレンタルで読んでみる。そしてまた読み返したいと思ったマンガはそのとき購入する。」です。

ずっと気になっていたマンガでも、読んでみたら思っていたものと違うことはよくあります。

せっかく買ったからと惰性で買い続けるのもなんだかもったいない。

それだったら購入する前にまずレンタルで読んでみる。

とてもおもしろい内容でも、また読み返すかとなれば別問題。

とくにギャグマンガは2度目のインパクトは弱まるため、次に読むときはかなり間が空いてからになるはず。

1度読んでお腹いっぱいに満足する作品もあるでしょう。

それでもまた読みたくなったらKindleで買おうという方針になりました。

 

さいごに

レンタルで読み、買って再度読むなら出費が多くなりそうですが、1度読むことで購入を慎重に決めるようになりました。

実際に、絶対買うと決めていたマンガをレンタルで読んだら、それで満足してしまうのがほとんど。

また読みたいと思えるのはほんのわずか。

賢く買い物をするには、さまざまな方面に手を出してみるのが大切。

堅物でいるのは本当に損だと思いました。

【Books】「Google AdSense 成功の法則 57」がわかりやすくとても良かった

Google AdSenseを始めて1年半ほど経ちました。

現在もAdSenseに対しての知識はほぼ皆無。

友人に勧められてホイホイ登録し、その際教えてもらった「広告は3つまで」だけを守りあとは手探り。

先日、PCでは表示されている広告がスマホページでは表示されないことに気付きました。

原因を見つけようにもスマホやブラウザを変えれば表示され、謎は深まるばかりです。

悩んでいたところで気になっていた「Google AdSense 成功の法則 57」を購入しました。

購入に踏み切った1番の目的は「Google AdSenseでやってはいけないこと」を知るためです。

さまざまなところでこのようなことは書かれていますが、しっかり書かれているところがないのと、結局どうなの?とハッキリしないことが多すぎて、信ぴょう性のある書籍を購入。

結果からいうとスマホページで広告が表示されない原因はわからないまま。

どうやらやってはいけないことには触れていないようです。

それでもこの本を買って損はありませんでした。

 

僕は当然済ませてある、AdSenseの登録方法から始まり、AdSenseについての話だけかと思えば、ブログの運営方法やネタの見つけ方や集客方法など、AdSenseに関わることながら、ブロクを更新するため、モチベーションアップにも繋がるノウハウが書かれています。

知っていることも改めて読むと気付かされることがあり、自分の見えている視点とべつの視点からの解説は大変役に立ちました。

僕が一番惹かれたところは文体がとてもやわらかい部分。

この手の本は高圧的な文体のモノが多いように感じており、「○○するべき!」「××してはいけない!」と、鵜呑みにして良いのかとかえって不安を感じたりしていました。

一方この本では、「こうすれば良いけど、細かいところは自分でいじってみてね」と、読み手に自由を与えている雰囲気がしっくりときます。

「必ず」「絶対」なんてものはおそらくないでしょうし、自分でも試行錯誤したい、いろいろいじりたい気持ちもあるので、このような文体はとても好感を持てました。

 

肝心のAdSenseに関しても配置位置、広告タイプ、サイズなどの土台がきっちりと書かれています。

土台の上をどうするかは結局自分次第なので、土台作りには最適な1冊です。

先にも述べましたが、ブログ運営方法も書かれており、行き詰ったときにも活躍してくれそうです。

ふとしたときに読み返すと何かを見つけ出せそうな本でした。

 

Google AdSenseに挑戦したい人、利用してるけど詳細がよくわからない人、AdSenseは気になるけどブログが続かない人におすすめしたい1冊です。

なにより中の人が、入り浸っていたXperia非公式マニュアルの人だったことに声を出して驚きました。

 

追記

Google AdSenseが表示されるようになりました。

【マンガ】浮世絵風な絵柄の笑って学べるギャグマンガを読みませんか「磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~」

「磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~」といえば「処す?処す?」が最も有名なコマ、セリフでしょう。

初めて見たとき、あまりのインパクトに大笑いしました。

これをキッカケに読み始め、今では磯兵衛の大ファンです。

 

浮世絵のような絵柄のしょうもない(褒め言葉)ストーリー

磯部磯兵衛物語の時代設定は江戸。

武士を目指す磯兵衛のゆるいストーリーが展開していきます。

自由人磯兵衛を中心に進行していく物語には、いたるところに笑いが散りばめてあり、展開から鋭く刺さる笑い、セリフからじわじわとくる笑い、表情からニヤけてしまう笑い、実にさまざま。

絵柄は浮世絵風で江戸の時代設定にもピッタリマッチしています。

落語ネタなども含まれており、和モノが好きな人にはとくにオススメ。

史実上の人物が磯兵衛に関わっていくのも見どころです。

死してなお神の領域の春画を目指す葛飾北斎。

斜め上をいく発明をし続ける平賀源内。

磯兵衛に剣術を教えようとするも拒まれる宮本武蔵の幽霊。

個性的な存在感を放つ準レギュラーもニクいほど笑わせてくれます。

時空を歪められる磯兵衛の母親は一際気になる存在。

 

フリースペースも楽しめる

僕は1話ごとの区切りにあるフリースペースを読み飛ばしてしまうのですが、磯部磯兵衛物語はボリュームが適度で読みやすく珍しく読んでいます。

話に登場した当時のモノを説明する「磯豆」はとくに好きなコーナー。

「これはこのように使われていて~。実はこう呼ばれていて~。現在では~。実際は~」と案外知らないことが書かれていて興味深く、楽しみになっています。

ギャグマンガを読みながら勉強できるのはなかなか斬新。

 

さいごに

磯部磯兵衛物語は絵柄から楽しめるギャグマンガです。

セリフがないコマでも、キャラクターの表情でも笑えてしまう。

もちろんセリフとキャラクターの相乗効果で笑いが爆発することもあります。

声が脳内再生される躍動感は本当にすごい。  

 

内容は良い意味で「くだらない」

何かを直接バカにしない、くだらない笑いが個人的に好きです。

その限りではありませんが、誰かが嫌な思いをしない笑いが多く、くだらないなあと思いながら笑って読んでいます。

笑って損をすることはありません。

磯部磯兵衛物語でたくさん笑ってください。

アニメ化も決定とのことでとても楽しみにしています。

アニメ「磯部磯兵衛」公式サイト

【書籍】いつでも読めるよう手元に置いておきたい本

僕は本を主に電子書籍のKindleで購入しています。

気になる本はまずKindle化されていないかを調べ、されていなかったらひとまず諦める。

電子書籍なら50巻あるマンガも、ちょこちょこ買う新書や文庫も一切場所を取らないのがポイント。

とはいえ、やはり紙媒体で読みたい本もあるのに気づきました。

 

1つは雑誌、ムック本。

大判なので文字が大きく読みやすいのと、カラーページが多いため、そこは紙でしっかりと眺めたい。

カラー写真、イラストはとくに液晶で見るにはやや見づらさが気になります。

 

2つめは参考書、実用書。

どの本にも言えることですが、探したいページにサッと飛べない、パラパラと流し読みができないのは電子書籍と紙の違い。

電子書籍は少々勝手が違い手間がかかります。

マーキングや付箋のインパクトも弱まってしまい、書き込みもできず記憶に残りづらいのがデメリット。

「書いて覚える」ようなアクションを起こせないので、参考書は必ず紙で購入します。

 

3つめはタイトルにある、いつでも読みたいと思う本。

これは対象が人それぞれで、お気に入りのマンガ、何度も読みたい小説、バイブル的実用書などなど。

僕は心の栄養になる本と、忘れてしまいがちな健康の本です。

f:id:fake_fake:20151012124418j:plain

「今日も明日も上機嫌。」はいただきものの絵本。

ゆったりとしたやさしい絵と、顔がほころぶモタ先生のお話は、息苦しい生活の中にすっと穴を開けてくれます。

しかし、一度穴が開いてもどんどん小さくなって埋まってしまう。

再び息苦しくなったとき、何気なく目が行ったときに、また穴を開けてもらえるよう必ず本棚に置いてあります。

電子書籍では再び読み返す機会が少なく、読み終えて端末から消してしまうのも珍しくありません。

よって、健康関連の本も同じ。

いろいろ意識していたはずが、気付けば忘れてしまっている。

目に見えるところ、手の届くところへ置いておくのが重要です。 

 

さいごに

紙の本はにおい、手触り、印刷の質、大好きなところがたくさんあります。

それでも僕が電子書籍を購入してしまうのは場所を取らないから。

たった1つの理由がとてつもなく大きい。

ホイホイ本を購入してしまうからこそ、電子書籍と紙の使い分けは重要だと考えます。

【マンガ】ようやく読み始めた「進撃の巨人」がおもしろくて止まらない

いつか必ず読もうと考えていた「進撃の巨人」。

Kindleで買うか、レンタルで読んでみるか悩みに悩んでずるずる。

僕の中ではKindleで購入するつもりでいましたが17巻も出ているとなかなか手が出しづらい。

マンガレンタルの数合わせの機会があり、とりあえず進撃の巨人を4巻まで借りてみました。

 

僕はマンガを含めて本を読むのが遅いです。

マンガは1冊1冊噛みしめ、1冊読み終えたら余韻に浸り、ゆっくりと読み進めます。

借りた4冊も1週間で読み切れるか不安でした。

進撃の巨人は1巻めの導入からガッチリ心をつかまれている感覚。

あの超大型巨人が出てくるとわかっていても、止まらないワクワクとゾクゾク。

読み終えてから余韻に浸らせるヒマを与えないテンポの良さでガンガン読み進められました。

広く浅くマンガを読んでいますが、読み終えてから次へ次へと引き込まれるマンガは「ジョジョ」と「トリコ」に続き3つめです。

 

引き込まれるストーリーとテンポの良さ

どの物語でもだいたい導入部分では主人公サイドの見せ場があります。

「弱々しい男の子が突然チカラを得て悪者をやっつける」ような流れ。

紹介のような短編が数話続いてから物語が大きく進行していくのが多いなか、進撃の巨人はその主人公サイドの見せ場がない。

華やかな出陣からいきなり巨人の圧倒的な強さを見せつけられ、人間の非力さをひしひしと、延々と見せ続けられます。

物語のスタートからラスボスとの決戦感漂う雰囲気があり、初めからのドカンとした勢いが止まらないストーリー。

息つく暇もないとはこのことだと思いました。

 

登場人物は個性的なキャラクターがたくさんです。

それなのに容赦なくザクザクと死んでしまいます。

愛着のあるキャラクターがいつ死んでしまうかわからない不安とドキドキが常についてまわり離れません。

仲間が死んでしまうのはとても悲しい。

巨人に対して悪あがきもできず、刺し違えることもなく、むなしいほどにあっさりとやられる多くの人間。

やはりそこも巨人の強さを感じられる場面であり、人間の無力さが巨人の強さを引き立てています。

それだけ圧倒的に強い敵に立ち向かう、各々の人間の心構えも見どころ。

 

巨人は人のカタチをしていながら、気味の悪い表情、行動、容姿と得体のしれないおどろおどろしさの表現がとても上手に描かれています。 

ただ、人が食べられる描写や死ぬ描写は少年誌ではなかなか厳しいような気がしました。

フツウの少年マガジンで連載しているのか調べてみたら、別冊少年マガジンで連載されていて、やはり少し大人向けを意識しているのでしょうか。

 

さいごに

たった4冊読んだだけで完全に虜になってしまいました。

絵が下手などとちょこちょこ目にしますが、僕は下手だと全く感じません。

「一般的なきれいな絵」でないとは思います。

だからこそオリジナリティ、雰囲気があって売りにも繋がっているはず。

ところどころに出てくる世界観や装備の設定も細部まで作り込まれていて楽しめるポイント。

ストーリーの終わりまで完全に練り込んでからリリースしているような完成度を感じています。

 

いまさらですが本当におもしろいマンガでした。

この記事が手に取るキッカケになれたら嬉しいです。

スマホやタブレットで読めるAmazonのKindleでも配信しているので、ぜひ読んでみてください。

追記

既刊の17巻まで読みました。 

とても深いストーリーで雰囲気にのみ込まれ、余韻に浸りながらも次へ次へと手が伸びてしまいました。

この物語は登場人物1人1人に感情移入できてしまい、それぞれの人生、生き方、考え方、想いがあるのを痛感します。

主人公補正と呼ばれる、主人公独特の強さみたいなものも、あるようでないような、とくべつな力も幸か不幸かわからない、一歩間違えればあっさりと死んでしまうリアリティを感じました。

巨人から守られていた小さな地域から始まる、ただの人間と未知な巨人との戦い。

その極めて狭い世界で巻き起こる予想できない展開は驚きの連続です。

超ヒット作品として人気なのも納得できました。

【書籍】不要な本はどのように処分するか

実家暮らしのころはスペースに余裕があり、なにかと捨てられずにいました。

実家を出てからは、限られたスペースで生活しなくてはならないため、片付けスイッチが強化されたように感じています。

必要なものを保存する、いらないものは捨てる、一時的な感情でなるべく買わない。

このメリハリが強くなりました。

 

今回少し考えてみたのが本の処分についてです。

僕は基本的に本は売ったり捨てたりはしません。

マンガは実家へ送るようにしており、新書、文庫はなるべくKindleで購入するようにしています。

かさ張らず、セールもあったりする電子書籍は便利です。

雑誌やムックはB5、A5サイズの大きいモノをペラペラめくりながら読みたいので、紙のものを購入しています。

こればかりは溜まっていくと邪魔になってしまうため、古紙として捨てています。

 

先日ふと、古本屋には雑誌やムックの古本も置いてあるのに気付きました。

つまり古本屋で買い取ってもらえる可能性がある。

買い取ってもらえたことにより、古紙、平たく言うとゴミにしかならないと思っていた雑誌やムックが本のまま生きることができます。

店に並べられれば1つの本として存在できると気付いてから、まずは古本屋に持っていこうと考えました。

10冊持って行って10円でも、値段がつかなくても、店頭に再び本として並べられれば僕はそれで満足。

本1冊にどれだけの手間がかかっているのかを考えると、そう簡単に捨ててはいけないようにも思います。

1部100円超の新聞でさえ、あれだけ情報の詰まったものが100円で買えてしまう。

いくら広告料があるからとはいえ、改めて考えると本当にすごい。

 

古紙と本の違いはほんの紙一重。

「紙を大切に」を前提として、もう一歩踏み込み「本としての価値を大切に」。

なるべく一番良いカタチで大切にしたいものです。

【マンガ】相撲マンガ「火ノ丸相撲」がおもしろい!マンガ好きも相撲好きもそうでない人もぜひ!

久々のアタリを引いた、そう思えたのが今回紹介する「火ノ丸相撲」です。

出会いはNARUTOが終了して、新しいマンガを読もうと偶然ジャンプを開いたのがキッカケでした。

コミックス派の僕はネタバレが大嫌いでジャンプは全く購入しなければ、立ち読みもしません。

機会があってジャンプを購入し、コミックスを集めているものは避けて読み進めていたときに、強烈におもしろかったのが「火ノ丸相撲」でした。

中途半端な1話しか読んでいないのに引き込まれた迫力には、読まなきゃ損をすると確信して即購入。

 

ざっくりと設定やあらすじなど

相撲弱小の大太刀高校に入学した主人公の潮火ノ丸(うしお ひのまる)。

さっそく相撲部員に出会うも部員は1人、道場も不良グループに荒らされボロボロという状態。

道場を取り返すために立ち向かう火ノ丸は相撲取りのイメージとは異なり、小柄な体格。

誰もが返り討ちを予想していたのに対し、廻し姿になる火ノ丸の体はムキムキの傷だらけ…。 

と、この先に少し話が続いて1話目終了となります。

僕は完全に話に引き込まれてしまい、1話目から掴みはバッチリ120点でした。

 

相撲が全くわからない人にもしっかりと解説がついていてわかりやすいのもポイント。

立ち合いしか知らない、にわかな僕も勉強しながら読み進めています。

 

相撲といえば暑苦しい印象を持つ人もいると思いますが、そのようなものはほとんどなく、どちらかというとスタイリッシュなキャラクターが多いです。

徐々に増えていく部員も入部する過程がしっかりと作られていて、1人1人の心意気が感じられます。

火ノ丸だけが勝てば良いと思ったことは一度もなく、相撲部全員を、ライバルも含めて真剣に応援したくなる、そんなマンガです。

 

大迫力の立ち合いは息をのむ

最も見入ってしまう部分はやはり立ち合いの場面です。

相撲の立ち合いの時間は実際ほんの一瞬。

その一瞬に勝負を賭ける場面がとても重たく描かれています。

心境、表情、背景、雰囲気、表現、描かれている全てがその一瞬をリアルにイメージさせるほどの大迫力。

見せ場の立ち合いでは読んでいてゾクゾクしてきます。

 

ちょうど僕がジャンプで読んだ場面というのが、コミックス4巻の相撲大会のシーン。

人生で初めて身の毛もよだつ、鳥肌が立つようなゾクゾク感を味わったところでした。

偶然にも普段買わないジャンプでこのシーンを読めたご縁に感謝。

 

さいごに

ここまで雰囲気にのめり込まれた、肌に寒気のようなゾクゾクが起きたのは「火ノ丸相撲」が初めてです。

この魅力はおそらくスポーツマンガでありながら、相撲というシンプルで複雑な勝負のバトル要素が含まれているからではないかと思っています。

なにより場面の魅せ方がとても上手で、ガッチリと心を掴まれました。

 

終始ベタ褒めで書いていて、魅せ方として間違っていないか不安です。

うまく紹介できないのが歯がゆい。

相撲が好きな人、マンガ好きな人にはもちろん、相撲なんてと思っている人にも、相撲の見え方が変わってくるであろうマンガです。

本当にいろいろな人に読んでほしい作品。

立ち読みでもレンタルでも1巻だけでも、まずは手に取って読んでみてください。

Copyright © 2023おまめ All Rights Reserved.