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【Game】意外性抜群だった「ファイナルファンタジー3」の感想

2016年4月末にプレイを始めていたFF3。1年越しでようやくクリアしました。なぜ1年もかかったかというと、個人的にしっくり来ないグラフィックが最大の要因。

仲間になったキャラクターの名前を決めるとき、とてもきれいなイラストで登場します。

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キャラクターアイコンもかわいらしくて好み。

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それなのにメインがやや粗い3Dポリゴン。

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これになかなかなじめず、休止していました。

クリアした現在では、「これはこれで」といった感じに違和感がないのですが、FF3を始める前にFF4をプレイしており、ここからの差が非常に大きかったようです。

【Game】初プレイから10年経ってようやくクリアした「ファイナルファンタジー4」の感想 - おまめモ

そこから時間が経過し、一息ついたのと同時に、ニンテンドークラシックミニでFF3を遊んだのが再開のキッカケ。

こんなことを言われたら遊ぶしかない!しかし、クラシックミニで遊ぶか、スマホ版で遊ぶか、随分悩みました。結果、ソフトにお金を払ったスマホ版ということに。

 

今回のFF3は主にNexus Playerで遊んでいました。テレビとコントローラーで快適プレイです。

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ワイヤレスコントローラーはスバラシイ。 

 

使用回数のある魔法

さて、ゲームをしていて1番最初に刺激的だったのが、使用回数のある魔法です。

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魔法ごとにレベルがあり、魔法を購入してセット。それでいて、魔法を使用可能なジョブにチェンジして魔法を使うシステム。

始めたてのころは、使用回数のある魔法がクセモノに感じており、「ケアルがあと○回しか使えない…」とケチって死んでしまうこともしばしば。MPを回復する「エーテル」は存在せず、蘇生アイテムの「フェニックスの尾」も道具屋には売っていません。FF3ではフェニックスの尾は拾って入手する、非常に貴重なアイテムです。回復魔法と蘇生アイテムのシビアさに、序盤はしんどかった思い出です。

しかし、ある程度進めると、魔法の回数制にもメリットが見えてきます。MPの中から魔法をやりくりするのとは異なり、レベルごとに使用回数があれば、使用回数の少ない高レベルな魔法を温存、出番の少ない下位魔法を躊躇なく使えるようになります。

例えば、中盤から後半にかけてケアルを使う場合、MPシステムでは否応なしにポイントを消費します。一方で回数制では、ゲーム終盤で出番の減った下位魔法なら、先に待ち受けるボスを不安視せず使えるようになります。この点においては興味深いと思いました。

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Lv1からLv4の白魔法は終盤に使わないため、ちょっとした回復では最優先で使います。

 

また、黒魔法、白魔法の両方が使える赤魔導師と賢者は、より扱いが難しいようにも思えます。僕は終盤、白魔法に特化した導師を選択し、普段はひたすら防御コマンドを選択。必要なときに回復魔法をかけるようにしていました。さまざまなジョブを吟味しているときに黒魔法、白魔法が使える賢者のほうがバトル時の効率が良くなるのでは?と試してみたところ、各レベルの魔法を3つしかセットできず、セットする魔法を決めるのが困難。そして、普段から黒魔法で攻撃をしていると、いざ回復が必要になったとき、使用回数の壁が大きく立ちはだかるのではと不安になりました。ましてや、エーテルの存在しない世界です。よって、ここは安全に白魔法だけの導師で進めようとの結論に至りました。

4人の仲間がいるので、白魔法使いを1人に絞ることなく、好きなジョブで遊ぶことができるのも、FF3の魅力だと思います。

 

魔法に関してもう1ついえば、毒、暗闇、石化など状態異常の回復に、終始貴重な魔法を使いたくありません。ほかのゲームではそこまで使わないような道具屋のアイテムにFF3ではたくさん助けられました。

ラストダンジョン前にはアイテムのまとめ買いで値引きされるのに気づき、少しショックを受けるできごとも。このようなシステムに気づくもの楽しみのひとつであると痛感です。

 

ジョブの内容がわかりづらい

FF3には、ジョブについての説明が基本的にありません。どこかにいた、宿屋のベッドわきに立っているじいさんが現在のジョブについて説明してくれますが、聞きたいジョブにチェンジしてから話しかけないと、説明が聞けないシステム。加えて、ジョブチェンジ時、移行期間はステータスが下がるので、ホイホイ変更しづらいのも悩みどころ。じいさんからジョブについての説明を聞く場合、事前にセーブをして、説明を聞いたらリセットするのが無難かもしれません。

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チェンジするジョブを選択すると、ステータスの下がる移行期間が表示されて「する/しない」の選択肢のみ。実際に使って、どのようなモノなのか体験する楽しみがあるものの、移行期間がかなり厄介です。

 

ストーリーを進めていくと、必要なジョブとそうでないジョブの差が露骨に現れます。

「○○(敵)は弱点を変更するから」「学者は弱点を調べられる」これらの会話に続き、学者の装備が一式回収できたり、ここは学者が必須と思わせてくれる親切な演出が印象的でした。

竜騎士の装備がこれでもかというくらい拾ったとき(確か3人分)は、学者のときと同様に龍騎士が強いとのお告げ。とりあえず、1人を竜騎士にして進めたら、全体魔法攻撃を連発してくるボスが出現。ダメージを回復しきれずに全滅してしまいした。このボスは竜騎士専用コマンドのジャンプで切り抜けるのが定石らしく、出直してぴょんぴょん飛んでいたらあっさり討伐。

少しムリのあるボスを投入し、その場その場で適正ジョブを使わせることにより。変化と刺激を感じられました。

ほかにもジョブの特徴も理解でき、新しいジョブを触るキッカケになる親切なイベントがチラホラあります。たくさんのジョブがあるので、ぜひいろいろなモノを体験してほしいと思います。

 

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召喚獣を使いこなす魔界幻士は、全体攻撃を行えるのでザコ戦には持って来い。ボス戦でも十分に使える印象を持ちました。召喚獣も回数制ですが、使用回数にも不満はなく、強力なジョブです。

ジョブについては長くなりすぎてしまうので割愛。

 

全体のストーリーは良いが、個々のストーリーはひかえめ

ゲーム全体のストーリーはとても良かったです。大陸が大陸でなかったときは衝撃的でした。また、当たり前のように空を飛びまわっている飛空艇も、山を越えられない部分で、山を飛んで越える大変さを考えるキッカケになったり。

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前半はサバサバしていたのに、ドーガ、ウネの登場から一転、彼らの死と魂。闇の戦士たちの台詞は感慨深かったです。

ただ、FC版から4人の主人公らに名前の公式設定がないせいか、各々のキャラクターストーリーは極めてひかえめ。

重たいストーリーながら、どこかサラッとした雰囲気のある内容でした。

 

進行上で気になったところは、MAPを探索をして見つけた石像。通過した途端に謎の強制ゲームオーバー。これには本当に参りました。納得できずにしばらくモヤモヤ状態。現在行くところでなくても、せいぜい行き止まりだと思っていたのが甘かったようです。あとはラストダンジョンが異常に長い。ボスを倒してから、再びボスの連続。道中にはセーブポイントもなく、かなりの持久戦。おかげでお腹いっぱいです。

 

さいごに

使用回数のある魔法、詳細のわからないジョブ、武器の両手持ち、回復アイテムの重要性、ジョブの特性を活かした立ち回り、FF3は最近プレイしたRPGのなかでかなり頭を使うゲームで、やりごたえがありました。ジョブを自由に入れ替えられる面では、かなり柔軟性があります。プレイヤーの数だけ戦略がある、RPGらしくないゲームのようにも感じます。

そして、さまざまなスタイルが存在する今日のゲームで、自分の頭の柔軟性がなくなっているのを感じたゲームでもありました。

飛び抜けて強いモンスターがうごめくFC版のFF3は、スマホ版クリア後に攻略動画を眺めてみましたが、どうも勝てる気がしません。やってみたい気持ちとは裏腹に、勝てるまでやり込むほどの熱量もなく、どうしたものかと頭を抱えています。

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