しばしば耳にしていた「ゲームをする体力がない」というセリフ。これまでは全く理解できなかったのですが、この頃それを痛感しています。
仕事を終え帰宅してからせいぜい1時間も遊べば満足してしまう体質に。というよりも、疲労のせいでゲームを楽しめていないのを感じます。文字通り、ゲームをする体力がない。
なんとなくふわふわ遊ぶようになって、体力のあるうちに『Divinity Original Sin2』を堪能できて心底良かったとことある度に考えています。
テキストが豊富でバトルもじっくり、コツコツと進めていくタイプのゲームなので、この手のモノはもう遊びつくす自信がありません。
「いやできるでしょ」「やりたいならやれよ」も重々承知しています。しかし、体力がない状態で遊んでも楽しい世界に入り込めず、ただ何となく表面を歩いているだけのような作業になってしまいつまらないのです。
時間をかけて広大なストーリーを探索するRPGはもう無理なのではと思うととてもつらく苦しくなります。
そんななか、先日購入したPS4『聖剣伝説 Legend of Mana』は散りばめられた短いストーリーがドンドン膨らんでいくのを感じられるよう作りこまれており、少し遊んでも大きくなっていく物語を楽しめています。
オリジナルの発売当時、アホみたいにプレイしていたので再びワクワクを感じられるか心配していましたが、今遊ぶと当時見えなかったことがさまざま見えるようになっていて、新鮮さを噛みしめながらワクワクしています。
体力や時間がなく以前のようにガッツリ遊ぶことはできなくても、今のところはゲームで遊んでいきたいと思っています。せっかく有意義な時間を過ごすのだから「何をやりたいのか」「何が楽しいのか」の、自分のキモチに耳を傾けていきたいです。
ゲームをプレイするなかで、煩わしい現実から切り離され、シンプルに没頭できる術は、簡単に手放してはいけないことのように思います。