おまめモ

おまめがメモをしています

【Books】「図解 やさしくわかる 社会不安障害」を読んだ感想

以前より、不安が強く出ることに対して悩んでおり、新しく受診した病院にて「まず自分を知ること」を勧められました。

この強い不安とは随分長い付き合いで、漠然と「強い不安が出ること」しか知りません。言われてみれば、確かにこれってなんなのだろうと。

自分に対しての認識を深めるため、いくつか挙げられた症状のなかで最も気になった、社会不安障害の本を読んでみました。

図解付きの大判。文章もスッキリしていて読みやすいです。

 

書かれている内容は、社会不安障害の症状や事例。不安になる理由。多数の治療方法。そして、自分でできること。おおまかに、この4つが僕自身に響きました。

 

今までは単純に「不安が強いだけ」と思っていたのが、社会不安障害の症状や事例を見ていると、自分に当てはまる項目がたくさんありました。「不安が強く出る」のは性格が原因だとか、一時的なモノではなく、社会不安障害という、もう1つの可能性を掴めたのが大きな収穫です。

さまざまなことに不安を抱くのは、人間としてフツウのことです。しかし、必要以上に不安に感じてしまうのが社会不安障害の症状。さらに、人によって不安を感じる事柄、不安の強さも変化するため、当事者でも判断しかねる、難しい問題なようです。「性格の問題」では済ませられないのが社会不安障害なのだそう。

今回実践した「まず知ること」というのは、一歩前進の貴重な鍵であるように感じました。

よくわからなかったことに理解、解釈ができただけで、過去への見え方も変わったように感じています。

 

また、うつ病、パニック障害、アルコール依存症も、社会不安障害がベースにあって併発する可能性が高いようです。「日常生活がうまくいかないために併発する」と書かれており、目から鱗でした。

 

本書には具体的な治療方法も書かれていて、どうやって治していくのだろう、症状を落ち着かせていくのだろうという疑問も解消してくれるはずです。

僕の場合は、ある程度知っていること、実践済みのことも書かれていたので、逆に治るのだろうかという不安を煽るカタチも否めませんでした。そのためか、不快になって読むのを中断することもしばしばありました。

しかしながら、全容を知るには十分な1冊です。

 

まずは自分を知る。これは今回の件において、とても大切なことでした。ただ、知ることで不安になってしまうなら、その限りではありません。

いろいろなことを不安に考えてしまうならば、社会不安障害の可能性を掴むのと、解決への糸口のために、読む価値のある本だと思います。

【Books】今まで避けていた物語が読めるようになっていた

Kindleを購入してから、積極的に本を読むようになりました。

読むモノは主に自己啓発本とマンガ本。自己啓発本は率直に、実用的で好きです。マンガ本もかさ張らないので、電子書籍さまさま。しかし、最近ではマンガをKindleで読むのに不満も感じています。

【マンガ】本気でマンガを読むなら紙のモノ一択 - おまめモ

 

そんななか、いつだかのセールで購入した『星の王子さま』を読みました。

知っているのはタイトルだけ。絵本なのか、物語なのか、どのような本なのかサッパリからのスタートです。読み終えたあとも、これはなんだったのだろうと、ぽかんとしています。深くてよくわからない。

おそらく深い物語だったのだと僕は思っています。そして、星の王子さまは本当におもしろかった。おもしろくなければ、今まで物語を避けていた僕が、たった数時間で読み終えるはずがありません。

僕は物語を読むのが苦手です。読んでいても、頭の中でキャラクター像や世界観を作りあげられないため、わけがわからないまま字だけを進めていく、作業になってしまいます。それが非常に苦痛で、物語には触れなくなりました。

それなのに『星の王子さま』は読み切れた。今まで苦手意識を持っていた物語を読み切れた自信と、物語の内容がとても興味深くおもしろかったので、ほかにも物語を読んでみたいと思えました。

 

避けていた物語には食わず嫌いに近いものがあり、「どうせ読めないし」といったことでひたすら避け続けていました。しかし、読めなかったのは10年以上も前の話。10年もの月日が経過すれば、さまざまなモノが大きく変化してきます。僕の場合は食わず嫌いだった物語が読めるようになっていました。『星の王子さま』のおかげで新しいジャンルが拓けてとても嬉しく思います。

何年も前の食わず嫌いは、もしかすると現在では変わっているかもしれません。苦手意識を持っていたモノを、少しつついてみるのもアリではないでしょうか。

【マンガ】本気でマンガを読むなら紙のモノ一択

僕は置き場に困らず、割引まで発生する電子書籍のKindleを愛用しています。読みたいときに、いつもで読めるのは相当なメリット。それでいて1台あればどんな本も読めてしまう。本当に便利なアイテムです。

【Kindle】Kindle Paperwhite(キャンペーン情報付き)を2年くらい使った感想 - おまめモ

しかし、マンガは紙で読むほうが良いと思い始めました。

最近ちょこちょことブログに登場してくる『荒木飛呂彦の漫画術』を読んでから、マンガの絵の部分にも「注意」して見るようになりました。その際、Kindleでは色味が薄くてハッキリ見えなかったり、マンガ本よりも画面サイズが小さいために見えづらかったり、絵が潰れていたり、そして、液晶なせいか目が疲れてしまったり、不満に思う点がポツポツ挙がってきています。

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紙のモノは、印刷の過程までしっかりこなして商品となります。そのため、絵に疑問や関心を持てるほどの描き込みを認識することができ、迫力や感動を受け取れます。一方、デジタルのKindle版では繊細なところが伝わりづらく感じています。

紙ならば完全にアウトな色の薄さで映るマンガをKindleで購入したことがあり、非常に読みづらかったのは強烈でした。とりあえずデジタルスキャンをしているモノが販売されているような印象を受け、今回のことが改めて響いています。

Kindleでマンガを読むのは、主に作品を知るだけとも考えるようになりました。もちろんしっかり読んでいるつもりではありますが、紙のモノには敵いません。

クッキリハッキリ大きく映るPCやタブレットで見ればまた印象も変わってくると思います。しかし、それはそれで読みづらい。PCの液晶では画面の大きさで確実に勝っているのに、見る距離のせいか、確実に読みづらくなっている不思議。

 

表現に最適な紙とインクとサイズの媒体。それらをそろえているのモノの1つがマンガなのかもしれないと思いました。同様に参考書や図鑑や辞書なども電子版は不向きです。本気で読むならばマンガは紙。電子書籍では、主に文章を読もうかと考えています。

【Books】少し変わったフォーカスの仕事論、「はたらきたい。」の感想

「はたらきたい。」は、僕の大好きな糸井重里さんがメインとなっている「ほぼ日」の就職論です。本書の最大の魅力は、前書きにある「普通の就職論とは異なっている」点。糸井さんの書くモノだから、フォーカスがフツウではないところに期待して読んだ本なので、僕からしたら、期待通りの本でした。

中身は対話、対談形式で、堅苦しさは一切ありません。話し言葉で書かれているため、小難しい言葉もなく、就職論ではかなり読みやすい分類。

就職論を語る、超メジャーな方々は、みうらじゅんさん、板尾創路さん、ピエール瀧さん、矢沢永吉さんなどなど。一般人ではない人が語る就職論は、現実的であるのだろうか、非現実的なのだろうかと不安もありました。しかし、生きるうえで必須な仕事に関して、カテゴリは違えど思うこと、考えることは等しいと感じました。

僕が読んだのは2010年に発売された新装版です。10年も前に発売されているにも関わらず、全く古い印象はありません。そのくらい普遍的なことだとも感じられました。

本書は大見出し、見出しが多く、節がたくさんあります。そのため、伝えたいことがわかりやすく、本が苦手な人でも休みやすみ読めるのもポイント。

 

現代の働き方、生き方、そして面接や就職の考え方について、やわらかい言葉と適した言葉でわかりやすく説明されています。高圧的な、これさえやっておけば間違いない!という押しつけがましいところはなく、自分の生き方へほんの少しぴりぴりと刺激を与えてくれるような本でした。

最も共感できたのは、「働いて得たお金で好きなモノを買う」ところ。本書では少し高めのカツカレーが取り上げられていました。食べたいモノが値段を気にせず食べられる、というお話です。

僕が初めて自分のお金を得たとき、全く同じ感覚を体験しました。とくべつ大きな買い物ではなくても、給料日には生ビールを買う。ケーキを買って帰る。僕もそんな雰囲気が、自分が働いているのを強く感じられる、わかりやすい部分なのだと思います。

 

このようなゆるい対話がテンポ良く書かれています。とてもフクザツな就職論なのに、読んでいて楽しいのがとにかく刺激的でした。

働くことや就職について考えている人にはイチオシの1冊です。読んでも絶対に損はありません。

【Blog】「感想」の難しさ

僕は小学校、中学校と国語が苦手でした。文章を読むのが大嫌い。本を読み始めたのもここ数年の話。文字を綴るのも嫌いだった僕が、ブログを何年もやっているのに首を傾げるときがよくあります。

 

先日、「井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室」を読みました。

井上ひさし先生は、『ひょっこりひょうたん島』の原作者と紹介すればわかりやすいでしょうか。

本書にはおもしろいことがたくさん書かれていて、「へえ!」と頷くお話がたくさんです。そのなかに僕の大嫌いだった感想文の難しさについても書かれていて、 目から鱗でした。そもそも感想ってなんぞや?と思うくらいに、わからなくなります。

 

感想とは

物事について、心に感じたことや思ったこと。所感。

感想(かんそう)の意味 - goo国語辞書

 

本書には感想文について、日本語の書き方を教わってもいない子どもに、物事について感じたことや思ったことを書かせようというのはムリだ。大人でもできないようなこと、プロでも難しいことをやらせようとしている。と書かれていたのにスーッと納得できました。

ましてや読書感想文は、読んだ本を理解することが前提にあり、感じだことや思ったことをまとめなければなりません。いやこれムリだろうと率直に思います。

 

このブログにはプレイしたゲームの感想を書いていて、これは感想なのか?批評なのか?と、書きながら、書き終えてから、読み返してから、いろいろ考えてよくわからなくなることもしばしば。

最近書いたFF3の感想は「感想だ!」と押し出したつもりでも、結局あやふやな感じになってしまったように思っています。

まず、読む対象によって書き方が変わってきます。感想=ネタバレともなるため、プレイ済みの人が対象のはずなのに、伏せて書いているところを作ってしまいます。この感想を読んで、未プレイの人にも楽しんでほしい気持ちがあるのでしょう。楽しかった感想なのだから、やはり勧めたいものなのでしょうし。

未プレイの人にオススメしたいのであれば、醍醐味であるところは伏せなければなりません。しかし、醍醐味を回避しておもしろさを伝えるのは非常に難しい。プッシュしたいシステム面はセーフなはず。ではどこからがアウトなのだろう?そのあたりを考えてぐるぐる止まりません。

「使用回数のある魔法」の見出しは、システム面で僕がインパクトを受けた部分。「大変だったけど、こんな使い方もあるよ」と使い方やコツを教えてしまっているのでアウト?など考えだしたら止まらなくなります。

 

この記事を書いた目的は、プレイした感想をまとめるほかに、楽しかったので遊んでみてほしい意味があります。

魔法には使用回数があって少し変わったシステム。回数制だからじりじり減って苦戦を強いられる。でも、終盤には扱いやすいところもある。MPとは違った使い方でおもしろかった。だから興味を持ったら遊んでみてね。というメッセージ。

その他の感想も、これこれがこうだから面白かったよ。あれがこうでおいしかったよ。それはダメだったけど、ここはすごく楽しかったよ。と、このブログ内では勧めるのがメインです。あれはダメだったなど、オススメできない感想もありますが。

僕のブログでの感想は、オススメしたい。あるいはオススメできない。これがベースにあるのだと思います。

 

あれこれ書いておきながら自分でもオチがわからなくなってきたので、このへんでおしまい。 

小学生のころに書いていた読書感想文は、どのような構成で書いていたのだろう。そしてどのような構成で書くのが正しいのだろう。完全に正しいルールはないようにも思いますが、感想文の書き方にますます興味が湧いてきました。

井上ひさし先生の本は言葉や文章に興味のある人へおすすめしたい1冊です。本文は対話形式となっており、本が苦手な人でも読みやすいかと思います。なかでも、「日本語には性別がある」はとても興味深かったです。

【Books】Instagramで本の検索、そしてさらなる出会い

大好きなゲームがひと段落すると、僕は本の虫になります。最近はもっぱらKindleで読んでいますが、先日は紙の本を読み、あまりの感動からInstagramにも写真をアップしました。

Twitterとほぼ同様の内容でInstagramに投稿。InstagramはTwitterと棲み分けをしたいので息をひそめています。

 

Instagramへアップする際は、タグをもりもりつけるのが定石になっているようで、今回は #読書 #本 などのタグをつけて投稿。すると、読書好きな人や本が好きな人からぼちぼち「いいね!」をいただきました。

僕はいいねを押していただいた人のところへ訪問するのが趣味。今回は本がテーマなため、訪問先のアカウントには本の写真がたくさん並んでいました。写真のコメントにはあらすじや感想が書いてあったり、おもしろそうと思える本がたくさん。また、ジャケットから興味をそそる本も数えきれないほどありました。本を人へ勧める点において、写真+コメントのInstagramは適しているのかもしれません。

 

さらに、検索で #本 #読書 #読書記録 などを検索してみると、たくさんの本が表示されます。画面上部には関連タグが表示されるので、そこから幅広く検索も可能です。

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検索結果の画面は本屋さんのよう。いつまでも見ていられる雰囲気です。気になった本をタップすれば少なからず詳細が見られますし、知らない本と出会える場所になっています。

気になった本をメモし、書店へ向かい、その本を探す。その間にまた素敵な本と出会う。そんな妄想をしているとわくわくが止まりません。

 

人さまがInstagramに本の写真をアップすることは、僕にとって、本棚に本が交ざるような感覚です。本の存在をアピールし、本と出会う可能性を間接的に広げられているような、そんな雰囲気。また、そこから人との出会いがあるかもしれません。

何気なく使っているタグは、他人の動向を見る以外の活用として、今回の方法が挙げられ、奥が深いと思いました。

 

コチラもどうぞ

【マンガ】敵を1撃で倒すヒーロー「ワンパンマン」がおもしろい!

随分前に「ウェブで連載しているマンガがおもしろい」と、妹から勧められたのがワンパンマンでした。当時はウェブでマンガを連載する、そして読むのは珍しかったのもあり、興味津々。

また、作画担当がアイシールド21の村田雄介先生だったのもポイントでした。アイシールド21は優しいタッチのスポ根アメフトマンガ。思い出深い作品です。

ワンパンマンは負け知らず

主人公の「サイタマ」は敵を1撃(ワンパン)で倒してしまう、強すぎるヒーロー。この設定ならばギャグの4コマが合っていそうな雰囲気です。メインとなる主人公が、強敵に立ち向かうため四苦八苦。不屈の闘志で修業に励み、ライバル、敵を倒していく!といった要素はなく、向かうところ敵なしの圧倒的強者。ワンパンで敵を倒してしまうなら、ストーリーも何もないように思えますが、巧みなストーリー構成で、続きが仕方ないマンガに仕上がっています。

原作のONE先生が描いた、無敵のヒーローはこのような感じ。

このゆるーい感じとは裏腹の強さ、そして正義の心にとても惹かれます。とはいえ、サイタマも過去には修行を行っており、そのせいで髪の毛がなくなってしまいました。

 

ストーリー展開から目が離せない

ザックリとワンパンマンのあらすじを。

趣味でヒーローをやっていたサイタマは、知名度を上げるべくヒーロー認定試験を受け、無事合格。ところが、身体能力に反してヒーロー最低ランクのC級からスタートすることに。ここから登場人物がグッと増え、大きく物語が動いていきます。

ヒーロー最高ランクのS級が苦戦する敵にもC級ヒーローのサイタマは無敵。B級、A級、S級ヒーローがボロボロになっていくなか、「サイタマ早く来てよ!! 」と、“絶対に”負けないヒーローがいるからこそ生まれる感情。ヒーローアニメを見ている子どものような気持ちになれる興味深いマンガです。こんな気持ちになれるマンガがあったのは驚きました。

物語の展開が読めず、予想外な状況になることが多いのも魅力です。勝った!と思っていたら、まだ立ってた。パンチが入った!と思ったら反撃を受けて吹き飛ばされた。良い意味で期待を裏切ってくれます。

 

また、作画の村田雄介先生の迫力、スピード感、躍動感のある絵も見どころ。こればかりは見てくださいとしか言えません。パンチの拳、腕、肘、肩、体の角度、力強さ、顔の表情など、雰囲気に飲み込まれるような感覚はたまりません。蹴りのシーンも、脚の曲がり具合、勢い、高さ、魅せ方を完全に理解している、プロならではの業を感じられます。読んでいて、思わずハァと声が漏れたのは自分でも印象的でした。

 

さいごに

そのほかに、個性的すぎるたくさんのキャラクター、サイタマの気になるTシャツ、格言、笑いどころ、怪人の性質、戦い方、ネーミング、おもしろいところが盛りだくさんです。

ぜひぜひ読んでみてください。

[第1話] ワンパンマン - 原作/ONE/漫画/村田雄介 | となりのヤングジャンプ

【Books】マンガ雑誌を買うキッカケってなんだろう

なんとなく気になっていた、雑誌を手に取る理由。

読みたい特集があるから。気になるページがあるから。好きな人が取り上げられているから。暇つぶし。なんとなく。手に取る理由はさまざまあると思いますが、マンガ雑誌はなかなか難しいと考えています。

ファッション誌、音楽誌、ゲーム誌、ビジネス誌、ホイホイ買ってしまうモノに対して、大好きなマンガの雑誌はなかなか手に取るキッカケがありません。

 

先日購入した月刊チャンピオン。

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ゲームのオマケ目当てで購入したのがキッカケでした。最近のマンガ雑誌を買う理由はオマケが目的。それでもマンガはしっかり読み、大事だと聞いている読者アンケートも必ず出しています。

 

マンガ雑誌を買わない心当たりは、大きく2つ。「マンガ雑誌の種類が多すぎる」のと、「コミック派なため、断片的な連載を読んでも楽しめそうにない」こと。

まず書店へいくと、マンガ雑誌がズラーッと並んでいて、どれを手に取って良いかわかりません。マンガタイトルがドーンと書かれていても、知らないから興味がわかない。ゲーム誌にビッグタイトルがでかでかと書かれていたら簡単に手に取るでしょう。

そして、基本連載系ばかりなため、雑誌1冊を買ったところでよくわからない点。連載開始の1話めに当たっても、また読みたいと思えるものが極めて少ない。1話でも十分インパクトのある作品はたくさんありますが、基本的に設定がわからないづくしでぽかーんと読んでいます。

それでもその1話でグッと心を掴まれる作品もたくさんあるわけで、わからないながらも読めばおもしろい。そのおもしろさが強烈であれば、コミックスの購入となるのが僕です。

 

この頃はマンガを連載しているウェブサイトも存在するので、マンガを取っつきやすい反面、手を伸ばす幅が広すぎるのも、雑誌を買わないキッカケかもしれません。

 

どのようなキッカケであれ、つまみ食いをしなければ、おもしろいマンガには出会えません。考えをまとめていて、大切なのはキッカケよりも、おもしろいマンガを探すための意欲のように感じました。とりあえず、何も考えずマンガ雑誌を手に取ってみる。ここから始めてみようと思います。

 

こっそり気になっているのは「ギャルソン」。

これは2度読む機会があり、2度とも大当たりでした。次に買う最有力候補です。

【マンガ】プロゲーマー梅原大吾が題材の「ウメハラ FIGHTING GAMERS!」がおもしろい

僕の中で再沸騰している格ゲー。ゲームセンターが少なくなっているなかで、このマンガは非常にアツい。

「ウメハラ FIGHTING GAMERS!」は過去が舞台。小学生、中学生のころ、ガチャガチャとレバーを動かしていたのを懐かしく思いながら、登場人物の心境、行動、テクニックなど次元の全く異なる話が興味をそそります。

ゲームのシステム、テクニックの面では、こんなハメ技があった、これが崩せなかったと思い出に浸る部分もある反面、未知のテクニックも披露されており、何十年も前のゲームに新鮮味を感じながら楽しんでいます。

ネットがない時代にテクニックを知る、テクニックを得るのはとにかく困難でした。直接わけのわからないコンボを受け、ボコボコにされて持ち帰る。そしてマネをしようにも簡単にできない。ウーン、参った。これが当時の流れだったように思います。

そして、そこから生まれる人との付き合い。面と向かった対人戦だからこそ出会える縁であったり、ゲーム好きが通う場所だからこそ生み出される雰囲気だったり、ただ単に格ゲーの流れを描いているだけではないのが、またおもしろいところ。乱入されたらチラッと相手を見に行く。戦い終えたあとにちょっと声をかけてみる。マンガにもある「輪」は僕にもありました。

ド田舎育ちの僕でもこのような体験ができていた昔。それが今ではやや拓けている場所でもゲームはなくなり、体験しづらくなっているように思います。格ゲーに再び熱を帯びているのも、ゲーセンへ行き、格ゲーにまた出会えたから。この独特な感覚を若い人にも味わってほしいと考えていました。

 

マンガ内のゲームシーンも見どころです。1コマ1コマ迫力があり、実際にゲームをプレイしているときに起こる、一瞬止まって見える絶妙なシーンがきっちり描かれています。

アー、これやられる!といった現場に立ち会っている臨場感。そしてキャラクターの放つ威圧感が本当にすごい。

人物の顔の表情がこれでもかというくらい出ているのも印象的です。

実はこのマンガを手に取ったキッカケは「ウメハラ」「格ゲー」が先立ったものではなく、西出ケンゴロー先生のイラストだったり。

 

「ウメハラ FIGHTING GAMERS!」は、ゲームシステム、人間関係など少しでも格ゲーをかじったことのある人、ゲーセンへ通っていた人なら誰でも楽しめるマンガです。また、物語のテンポが良く、格ゲーを知らない人にも「ゲームでここまでアツくなれるんだ」と感じられる作品だと思いました。

【Books】体癖を活かした整体法、「身体にきく」の感想

年に1度くらい訪問するブックカフェで「身体にきく」と出会いました。さまざまな本を物色してもピンと来るものはなく、ずるずるとキャラメルラテをすすっていたところで紹介されたこの本。とりあえず中身を覗いてみると、聞きなれない「体癖」のワードが目に留まりました。そしてゴリゴリと骨を動かす整体法ではなく、呼吸や気の面も考慮されていた内容に惹かれて購入。

文庫本もKindleを使用しているので、久々に持った紙の感覚を楽しみながら読めた本でもありました。

 

自分の「体癖」と傾向を知る

本書には体癖(たいへき)と呼ばれる骨盤のタイプによるクセから10種に分別するところから始まります。診断方法は前書きよりも先に書かれていて、これまた引き込まれた一因でした。

僕が当てはまったタイプを読んでみると、結構当たっていて驚きました。たった10に分けられただけなのに、ここまで当たるものなのかと。なかでも、食べられなくなることが強いストレス、1食抜いただけでもフラフラする、食べられなくなると非常につらい。この点がドストライクでした。今までなかなか理解されなかった部分でもあるので、ウンウン!といった感じで、食い入るように読み進めていました。

また、今まで食に興味がない、食欲がないと思っていたのが、これらのことから食欲に気付いていなかっただけなのではと考えるキッカケにもなり、書かれていない面でも自分を知るポイントがたくさんあります。

 

整体の考え方

整体といえば、体をバキバキ鳴らして骨を矯正するといったイメージ。散々通ったおじが全く効果を得られなかった話からも、どうも胡散臭い印象が頭から離れません。

本書は体を楽器に例え、各部分が調和する話から始まります。体をこのようにするとラクになるといった描き方は、数えられるくらいしかありません。というのも、紹介されている整体術は体のゆがみを活かした方法であり、矯正するような内容が全くないためです。

僕は右肩が下がっており、証明写真を撮影する際には意識的に片方を下げています。肩甲骨も右側が盛り上がっていてアンバランス。右側の肩甲骨はいつも疲れている感じがあります。背骨もくねっと曲がっており、指摘されてから地味に気になるポイントへ。

これらのクセを治したら、すこぶる健康体になれるのか?とずっと悩んでいました。ところが、本書ではゆがみを活かす、直さなくても良い旨が書かれており、つかえていたモノがスッと落ちた気分です。

確かにゆがみは直したほうが良いのかもしれません。しかし、今までこの状態でバランスを保ってきたなら、これを活かした調整のほうが安定するのも納得できます。また、立ち方、座り方、眠り方などなど無意識にクセは染みついているので、ゆがみを直したところで、何度も帰ってくる気もしています。

そして、本書では「気」についても語られています。僕は信じているタイプなので、疑うことなくスッと読めました。

 

さいごに

一見不要そうにも思える、相手を用いた共鳴を利用する方法は、読んでおいても損はない項目でもあります。とくべつ難しいことをするわけではなく、触る、さするが基本。近くにいる人へ何かしてあげられる点においては、人のために読む本にもなります。

なにより、整体に対する考え方が素晴らしかった。体の調子を整えることに加え、精神面の安定も得られます。

シンプルに整体の本として読むと、良い意味で期待外れになる本です。 

【Books】すぐに読める本となかなか読めない本

本を読む楽しさを知り、スローペースながらも続けている読書。しかし、このところ一向に本が読み終わりません。読むモチベーションもやや低下気味な気もします。その原因は本の内容でした。

現在読んでいる本は名言などの書かれている「言葉」の本であるため、本自体のテンポが非常に悪い。

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それでそれで?と勢いよく読むタイプではなく、一つひとつ噛みしめて読むタイプ。よって、続きが気になるよりかは、何気なく手が伸びる感じに読み進めています。

素敵な言葉が集まっているので、いつも以上に付箋をペタペタ貼っていましたが、途中で全てを剥がしました。おそらくこのタイプの本は読むタイミングにより、心にしみる部分が大きく異なるはず。今ココが良いからと付箋で印を付け、のちに読んだとき、べつの部分の、今しみる部分を逃してしまったらもったいない。ふと本に手が伸びたときはきっと心が荒れているとき。そのときまた初めから読み始め、潤いを得られたらと思います。

 

言葉の書かれている本は一気に読むよりも、目の届くところに置いておき、何気なく読むのがベターな気がしてきました。無理に読み進めるのではなく、無意識に求めたときに読む本。そんなタイプのモノもあるのだと新しい世界を知ったような気分です。

【Kindle】Kindle Paperwhite(キャンペーン情報付き)を2年くらい使った感想

2014年年末に購入したKindle Paperwhite Wi-Fi(キャンペーン情報付き)のレビューを書こう書こうと思いながら、気付けば2年が経っていました。同シリーズのマンガモデルが発表されたとのことで、やるなら今しかない。2年間使用して気付いたことなどをまとめてみました。

 

値段

僕の購入した第2世代Kindle Paperwhiteは割引コード適用で2,000円値引きされ、8,250円で購入。2016年10月現在の第3世代は通常14,280円。1万円を切って購入できたのは、今考えても相当ラッキーだったように思えます。現行モデルであっても、頻繁に数千円の割引コードが発行されているため、購入を検討しているならそのタイミングがベストです。

 

サイズ

コチラが愛用しているKindle Paperwhite(キャンペーン情報付き)です。文庫本と並べてみました。

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サイズは文庫本より気持ち大きめ。厚みはスマホとほぼ同じくらいです。本のように開いて読むものではないため、片手で長時間持つのは少々大変に感じることもあります。しかし、片手の自由がきくことにより、読みながら何かができるメリットもとても大きいです。Kindleを置いて寝そべりながらおやつを食べる至福の時間も可能。

 

キャンペーン情報について

おそらく未所持の方は誰もが気になる「キャンペーン情報付き」の内容は、僕自身一切気になっていません。購入前までは読む邪魔になったりするのではと心配していましたが、さすがに読んでいる最中に広告が出ることはなく、放置のスリープ中に全画面、操作中は画面下段、読み終えたらおすすめの書籍が表示されるくらい。操作の邪魔になったときは1度もなく、むしろキャンペーン情報、おすすめの表示はありがたい機能にも思えます。スマホアプリやブラウザ広告のような不快さはゼロ。使っていれば慣れてきて問題ではなくなります。

本体が「キャンペーン情報なし」と数千円も変わるのであれば、次に買い換えるときも僕は「キャンペーン情報付き」を購入します。

 

保存容量

本体の保存容量は4GB。2年使いづつけて、先日初めて容量いっぱいの注意がでました。

少し中身を掃除し、現在は書籍、マンガあわせて113冊。空き容量は124MBになりました。そして今回発表されたマンガモデルは32GB。4GBでも不満はないのに、そんなに必要かな?といった印象です。容量が大きいに越したことはないのですが、4GBの中身でも読み終えた本がたくさん。数百冊購入しても本棚にズラーッと並べたような爽快感はないですし、むしろ探しづらくなりそうです。購入したものはいつでもダウンロードが可能なのもあり、4GBの端末を少しずつ削除していったほうがスムーズにマンガを読めるのではと思いました。しかし、ほぼ同条件の4GBと32GBで2,000円の差なら、マンガモデルも十分にアリです。値段を絞りたいならば通常版でも問題ないかと思います。

出典:日本向けには内蔵メモリ4Gバイト――Amazon、Kindle Paperwhiteの最新モデルを発表 - ITmedia eBook USER

 

ページめくり速度

またマンガモデルはページめくりの速度が33%向上したとのこと。今のはそこまで遅かったか?と不思議に思い、僕の使っているモノでページをめくってみました。

そんなに高速でめくることは滅多にないし、表示が遅い感じもそこまでしません。あのシーンはどこだっけとめくりまくった場合にはややストレスを感じた記憶があります。これは電子書籍に必ず付いてくる悩みでもあるので、33%速くなったのはどこまで評価に値するか難しいところです。

 

バックライト

僕がKindle Paperwhiteを購入して良かった大きな理由の1つにバックライトがあります。

無印のKindleはバックライトがなく、Kindle Paperwhiteにはバックライトがあり、この機能は必要かかなり悩んだ末にアリを購入しました。結果、アリを購入して良かったと思っています。やはり明るさを調節して読みやすくできるのは便利です。暗いところなら電気を付ければ問題は解決しますが、Paperwhiteの明るさを低く設定し、真っ暗い部屋の中、淡い明るさで読書ができるのは快適。

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明るさは24段階調整で、最大までいくとかなり明るくなります。昼間でも少し明るいほうが読みやすいので、バックライトのアリがおすすめです。

 

唯一の難点

Kindleモデルの比較対象がないので、おおむね満足なところしかありません。記憶を掘り返して思うのは、マンガを購入する際、カラーページに非対応なのが唯一残念なところ。絵本などのカラーページの多い作品を読むならばFireタブレットが良いでしょう。Kindleモデルは完全に白黒です。

 

さいごに

サクッと2年の使用感をまとめました。使用中のモデルに不満はなく「いつまでもげんきでいてね」と願うばかりです。電子書籍最大手のAmazonならばサービス終了の心配もまずないですし、電子書籍を始めたいならAmazonのKindle Paperwhite(キャンペーン情報付き)がイチオシです。

バッテリー持ちも非常に良く、僕の使用頻度では前回の充電を忘れるくらいです。充電器は別売りですが、Android端末と同じmicroUSBで充電が可能。あれこれとコードが不要な点もありがたいです。

【Kindle】Kindle端末から電子書籍を削除する方法

Kindleの画面をオンにしたら、アップデートをするのに空きスペースが足りないと注意されました。いい加減中身を整理しようと考えていたのでベストなタイミング。

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さっそく読み終えた書籍、入れてあるだけの積み書籍を端末から削除するため、あれこれ操作してみるも削除できません。

以前PCから削除した記憶がうっすらあったので、PCを使えば削除できそうです。しかし、そうなるとPCを所持していない人は削除できないことになってしまいます。よってKindleからでもできるだろうと格闘すること10分。ようやく削除方法を発見しました。

 

方法はいたってシンプル。削除したい書籍を長押し。表示されたメニューより端末から削除が行えます。

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ではなぜ先ほどは消せなかったのか。

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初めに試したときはこのようなメニュー表示となり、Kindle端末からは直接消せないと思い込んでいました。書籍により削除のありなしメニューになった原因は、既にKindle端末から消されているか、いないかです。

画像の上部にある「すべて/ダウンロード済み」からライブラリの表示変更が可能で、「すべて」を選択するとダウンロードされていない書籍を含めた購入済み作品が表示されます。つまり「端末から削除」を行うためには、「ダウンロード済み」のライブラリを選択しなければなりません。先ほど削除ができなかったのは、「すべて」が表示されたライブラリでメニューを開き、最初に消そうとした作品が見事に削除済みだったワケです。

削除方法をまとめると、「すべて/ダウンロード済み」の表示選択で「ダウンロード済み」を選択。削除したい書籍のメニューから「端末から削除」をタップで完了します。

 

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PCからも削除可能なのかアクセスしてみました。結果、Kindle端末にある書籍の削除は行えず、完全削除が行えるようです。

Amazonのアカウントサービスから、デジタルコンテンツ内の「コンテンツと端末の管理」より詳細の確認が可能です。

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書籍を選択して削除を押してみるとアカウントから完全に消去の文字が現れました。

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ここで削除を行うと購入したものが完全に消去され、再度読む場合には再び購入しなければならなくなるようです。基本的にいじらなくても良い項目だと思いますが、期間限定配信のような、二度と読めなくなるモノはここから完全な削除が行え、頭の片隅に置けそうな小ネタとなりました。

参照リンク:Amazon.co.jp ヘルプ: Kindleライブラリからアイテムを削除する

 

 

コチラもどうぞ

【Books】付箋の付いた本を他人が読んだらどのように思うのだろう

僕は本を読んでいて、ピンと来る部分があるとすかさず付箋を貼ります。

ふと読み返したときに、ポイントとなった部分を見つけやすくするために。

付箋を貼る定義は非常に緩く、「へえ」程度でもペタペタ貼ります。

そのため本には付箋がたくさん、そして付箋の消費も激しいです。

 

先日読み終えた本は少々クセが強いように感じ、珍しく友人にこの本を読ませてみたいと思いました。その友人も相当クセが強い。

そして、僕がペタペタ付箋を貼ったところを見つけてどのように思うのか疑問に思いました。

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たくさんの人に読んでほしいと思う本は多々あるのですが、最近はKindleで購入しているため、譲ることができません。

また、もしも読み終えた付箋付きの本をお譲りする企画を立てたら、どなたか参加していただけるのかも気になるところ。誰もいなかったら寂しいのですが、無事お譲りできたらぜひ本の感想と付箋の感想を聞きたいと考えています。

 

いつかこのような企画をやってみたい。

まずは本に出会うこと。そして本を読み終えること。もっとも大切なのは譲る相手を見つけること。

躍起にならず、のんびり企画を練って進めていきたいと思います。

その際は、ぜひ気軽に参加してください。

 

【Books】関西弁を話すフランクな神様からの課題「夢をかなえるゾウ」

Kindleを使うようになって本を読むようになりました。

それと同時にセールの際、買いだめをして積み本も増えています。

「夢をかなえるゾウ」もその1つ。

読書が苦手な僕は読み始めるたびに、よし!読もう!と気合を入れてスタートします。

今回の本はあっという間に読み終わり、達成感と共に何か大きなものをつかんだ満足感も得られました。

 

「夢をかなえるゾウ」は、突然現れたインドの神様、ガネーシャが悩める主人公に対し、人生を変え、成功するための課題を出していく物語。

自己啓発本の堅苦しいイメージを感じさせない文章のやわらかさと、漫才や笑いが散りばめてある会話とストーリー。

小説が読めないと思っていた僕にとって、読みやすいモノもあると発見できた作品でもあります。

そしてこのガネーシャは主人公宅に居座り、無断で貯金を使い、パチンコやゲームをして過ごし、ヘビースモーカーな関西弁を話す神様。

神様といえば尊く、近寄りがたい雰囲気を連想しますが、「表紙のゾウが神様だったのか」と驚くくらい軽い。

しかし、そこがこの本の良いところで、神様の出す課題となればとても堅苦しいモノとして身構えてしまうでしょう。神様なのか疑わしいくらいライトなゾウが出す課題となれば、どれどれ聞いてみようと気楽に話を聞く姿勢になれます。

自己啓発本が苦手な人、そもそも本を読むのが苦手な人、興味さえあればどのようなタイプの人にも合う万能な本だと思いました。

 

笑いだの漫才だの、内容に不安を抱く人もいるかもしれません。

そこはやはり神様のお話なので深いです。

難しいであろうことを噛み砕きながら話してくれて、対話形式なのもあり頭に入ってきやすい。そして頭に残りやすい。

ガネーシャの始めの課題である「靴を磨く」に疑問を感じたら読んでみる価値アリです。

また一節が長すぎないため、区切りをつけやすいのもポイントでしょうか。

ストーリーに入り込みすぎて、終盤には何度か涙を浮かべてしまう場面も。

 

内容を事細かに書いてしまうとネタバレに繋がってしまいおもしろくなくなるので、簡単にまとめると、笑いあり、涙ありのしっかりした自己啓発本です。

終盤の「意識」と「行動」については、とくに心に刺さった話でした。

そして主人公がゾウに褒められると自分もなんだか微笑ましくなるような本。

読み終えてからはガネーシャがとても愛おしいです。

 

定期的に読み返したくなる、読み返したい内容から、Kindleより書籍が向いているかもしれません。

全ての人に読んでもらいたい素晴らしい本でした。 

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