僕は置き場に困らず、割引まで発生する電子書籍のKindleを愛用しています。読みたいときに、いつもで読めるのは相当なメリット。それでいて1台あればどんな本も読めてしまう。本当に便利なアイテムです。
【Kindle】Kindle Paperwhite(キャンペーン情報付き)を2年くらい使った感想 - おまめモ
しかし、マンガは紙で読むほうが良いと思い始めました。
最近ちょこちょことブログに登場してくる『荒木飛呂彦の漫画術』を読んでから、マンガの絵の部分にも「注意」して見るようになりました。その際、Kindleでは色味が薄くてハッキリ見えなかったり、マンガ本よりも画面サイズが小さいために見えづらかったり、絵が潰れていたり、そして、液晶なせいか目が疲れてしまったり、不満に思う点がポツポツ挙がってきています。
紙のモノは、印刷の過程までしっかりこなして商品となります。そのため、絵に疑問や関心を持てるほどの描き込みを認識することができ、迫力や感動を受け取れます。一方、デジタルのKindle版では繊細なところが伝わりづらく感じています。
紙ならば完全にアウトな色の薄さで映るマンガをKindleで購入したことがあり、非常に読みづらかったのは強烈でした。とりあえずデジタルスキャンをしているモノが販売されているような印象を受け、今回のことが改めて響いています。
Kindleでマンガを読むのは、主に作品を知るだけとも考えるようになりました。もちろんしっかり読んでいるつもりではありますが、紙のモノには敵いません。
クッキリハッキリ大きく映るPCやタブレットで見ればまた印象も変わってくると思います。しかし、それはそれで読みづらい。PCの液晶では画面の大きさで確実に勝っているのに、見る距離のせいか、確実に読みづらくなっている不思議。
表現に最適な紙とインクとサイズの媒体。それらをそろえているのモノの1つがマンガなのかもしれないと思いました。同様に参考書や図鑑や辞書なども電子版は不向きです。本気で読むならばマンガは紙。電子書籍では、主に文章を読もうかと考えています。