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おまめがメモをしています

【Note】邦画が好きになった

映画を見始めた頃、洋画が好きだった。おそらく日本以外の雰囲気を求めていたから。理解できない言語だったり、国外の建物や人物や背景だったり、もちろん映画だけの世界観だったり。ただただ知らない世界に入り込んで、それに触れるのが楽しかった。日常から離れて映画の世界に入り込む。これが主な映画を見る理由。

現実逃避な面が強いせいか、映画を見終えた満足感、余韻はしっかり感じ取れるけど、内容が案外入っていない場合がある。マジメに見ているのかと怒られたりもする。きっと壮大な物語の勢いに流されて、ただただ堪能していると僕自身は思っている。だから、基本的には映画の内容に不満はない。おもしろい、おもしろくないはもちろんある。でも、そのまとまりでGOを出したのであれば、それが一つの創作物。何度も何度も手を加えて、納得のいくまで弄り倒して、それでも納得できずにGOを出すこともある。そのつらさを、この地味なブログを続けていて理解ができる。こういうものだと落とし込めてしまう。

先の『納得のいくまで弄り倒す過程』がテレビでも取り上げられ、はっきりと見られたのは庵野秀明監督の作品だった。とりわけてエヴァンゲリオンは、あれだけ苦しんで創り出したものは何を伝えたいのか、何を表現したいのかを感じていた。もちろん大好きだし、不満もない。あの世界観、背景、道具、場面、衣装、食べ物、間、などなど、選んだ理由の意味を感じ取ろうとしたりもしていた。

そこでタイトルに戻り、邦画が好きになった理由。それは、国産のものは豊富な予備知識があるため、一つひとつの感覚を受け取りやすい。率直に、親しみがあり、わかりやすい面があるから。もちろん様々な楽しみ方がある中で、今回僕が得たものはそこだった。洋画に入り込みづらさはない。一方で邦画には入り込みやすさがある。より自国日本の別世界に入り込めるから、邦画を見たいと思うようになった。

実は身近な国内にも、知らない雰囲気や、新鮮な空気、未知の世界は溢れているみたい。

 

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