小学生のころはポケモンカードに、中学生のころには遊戯王デュエルモンスターズにハマっていました。
限られた小遣いのなかでカードを購入し、レアカードやダブりなどの一喜一憂は当時ならではのもの。レアカードが出たときは友だちと一緒に驚き、うらやましがる。各々の価値観での交換は今思うとサッパリとして良いものでした。そしてカードの効果を考えてデッキを組み、家の中でバトル。学校でカードを没収されたりと、懐かしいことばかりです。
当時使っていたカードスリーブには傷がたくさん。それだけ遊んでいた証です。田舎の地元ではカードスリーブの入手も一苦労だったような思い出。
そして、少し前に再びカードゲームへ興味を持ち、購入してみたものの、対戦相手がいません。子どものころに比べてお金は持っているし、交換する方法もたくさんある。手持ちのカードは十分に強化できても遊び相手に困る始末。
最近ではカードゲーム用に開放しているスペースも存在し、そこで交流を持つのだろうと思いながら、カードの沼にハマりたくないために撤退。僕はわりとそのようなところへ突撃できるタイプなので、遊ぼうと思えば遊べると思います。しかし、全く関わりのない人のところへ突撃するのはなかなか勇気の必要なこと。せっかくカードに興味を持っても輪の中へ飛び込めず、くすぶったままな人もたくさんいそうです。これらのことを考慮すると、カードの入手に手こずりながらも周りにたくさん人がいる、共に遊べる環境があるのは相当強いのではと考えます。もちろん、大人になってからカードを始めてバリバリ楽しんでいる人もいるので、その壁さえ突破できればきっと道が拓けるのでしょう。
といった内容の記事を2年前に書こうとして、今に至ります。
そして先日、スマホゲームの遊戯王 デュエルリンクスがリリースされました。
初代遊戯王のキャラクターが登場し、カードダスから始めていた僕にはクリーンヒットな作品。さっそくプレイしてみると懐かしさで満たされました。
ルールは僕たちが遊んでいたころと一緒。あいまいなフェイズもしっかり区切られているため、明確に補助カードの発動ができます。
カードの演出もデジタルならでは。
とくに演出や効果からは原作に近いものがあり、海馬コーポレーションがゲームを出したらこんな感じだろうとニヤニヤです。
今のところ、最高のレアリティであるURもぼちぼち引けています。パックの上限も存在するため、買い占めれば確実にカードが入手ができ、考え方によってはリアルなカードパックよりマシかもしれません。また、レアなものだけが強力とは限らないのもポイント。カード同士の相性もあり、SRやRのカードを喉から手が出るほど欲しいなんてことにもなりかねません。
デュエルリンクスはリリースしたばかりのゲームなので、全プレイヤーとの差はまだ大きくありません。興味のある人はぜひ始めてみてください。
デュエルリンクスよりも先に、少し遊んでいたシャドウバースもよくできたカードゲームでした。
しかし、ルールを覚えるのが面倒になり即やめてしまいました。さらに、これだけじっくりやり込めるゲームであれば、スマホで遊ぶにはもったいないとも感じていました。するとDMMからPC版がリリースされ、わかってるなーと関心したのを覚えています。
ShadowverseがDMMでできるのはとても気になってる。内容も良いらしいからPCでじっくりできるのはいい。スマホは即やめちゃったしね。なによりカードゲームは相手が必要なのが大きくて、リアルでは1人じゃあやりたくてもできないもん。ユーザーが多ければますます楽しくなりそう。
— おまめ (@omamemame3) 2016年10月2日
デュエルリンクスもシャドウバースもルールがしっかりとしたカードゲーム。そのルールの中で、知らない人といつでも対戦できるのが何よりの強み。財力で強化したデッキの猛威を振るえるときです。それでも相性、運、判断ミスで勝てないのがカードゲームのおもしろいところ。あえて間を作りブラフを誘ったりできるのも楽しいです。
しかし、いくらお金をかけてもリアルとは異なり、手元にカードが存在しないのが悩ましい。ゲームをやめてしまったり、サービスが終了してしまったら何も残りません。その点をどう捉えるか。難しい問題です。
小中学生のころに体験したたくさんのことは、もう絶対に体験できないこと。それこそプライスレスな体験でした。それが今は違ったカタチとして再現されており、再びカードゲームを遊べる環境があるのはとても嬉しく思います。時代の進歩と需要のマッチングがこれらのゲームに人気を生んだと感じた一件でした。