昨年1月にペン字練習の記事を書きました。
1年半が経過していろいろ気付いたことがあったのでまとめてみます。
意識して書かないと練習にもならない
当たり前すぎることなのですが、これがなかなか難しい。
まず僕の場合はペンを持つと物凄く手と肩に力が入ってしまいます。
慣れている書き方なので、始めはうまく書けていますが、すぐに集中力が切れてへんてこな字に。
ゆっくりていねいに意識しながら書いていると、ふとした瞬間に手と肩の力みに気付き、深呼吸をして脱力。
それでも2分すればまた力が入ってしまったり、常に脱力を意識していないといけないようです。
また、姿勢も意識して書いています。
記憶に残っているのが中学生のとき、お弁当を隠して食べているような姿勢でノートをとっていました。
あれは今思うと本当にひどい。
少し前までは紙が45°くらいに傾いていて、書きづらくないか尋ねられたりもしていました。
現在では紙をまっすぐにして、姿勢を正して書いています。
1番の課題は脱力でしょうか。
ゆっくりていねいに書く
きれいに書く練習なので、練習もきれいに書かなければ意味がありません。
ここでまた思い出されるのは、漢字や英単語をひらすら書いて記憶していたとき。
それとこれとは目的が違いますが、漢字練習においてはゆっくりていねいに書いておいても損はなかったと思います。
ペン字練習も手本を見て、字をなぞって書いてから、自分で書く。
僕は「み」がどうもヘンになっていて、書くたびにおかしい…と引っ掛かっていました。
ペン字練習をしながら字のバランスを見直すと、見る見るバランスがとれてきれいに書けるようになり、胸のつかえがとれました。
繰り返していると自分のヘンなクセが見つかって、鍵となるクセを取り除いてきれいに書けるようになった嬉しさはひとしおです。
自分に合うペンを見つける
書ければいいで止まってしまえばそれまでですが、ペンもこだわれば奥が深いです。
僕はまだまだ浅瀬にいるので、100円、200円程度のペンをあれこれ試していました。
そこで見つけたお気に入りは三菱のシグノ。さすがユニシリーズです。
黒は極細の0.38mmを愛用しています。
赤、青は0.5ミリを使用しています。
それまではコスパも扱いやすさもスバラシイ、ジェットストリームを使っていました。
今でもちょいちょい使う分には便利なため、何本か常備しています。
字がうまくなるとペンにもこだわりが出てきて、自分に合ったペン探しも楽しみになってきます。
書きやすい練習帳を見つける
たくさん練習するためのページ数が多いものは、お得に購入できる場合が多いです。
しかし、これが落とし穴でもあったりします。
ガッツリ練習できると購入したこちらの本は、開いてみるとかなりの段差があり、ものすごい書きづらさを感じました。
これは完全に盲点。
厚いタイプの本は1枚1枚カッターで裁断してしまえばラクになります。
と、使い終えてから気付きました。
内容も含めて、自分に合う、合わないをしっかり検討しましょう。
さいごに
1年半ほど気まぐれに続けてきたペン字練習。
始める前よりは格段にうまくなりました。
というのも書き方のコツがわかったからです。
小学生のころに習った正しいひらがなの書き方も、現在では全く覚えていません。
その書き方を今改めて勉強している感覚です。
最近ではペン字練習帳よりも、小学生の使うひらがな練習帳、漢字練習帳のほうが合っているかもしれないと考え始めました。
気まぐれで練習した程度では、まだまだ神経を尖らせないと成果の5%も発揮できていない気がしています。
郵便物のサイン、出先での署名、アンケートやメモなど、気が抜けているときにはミミズの這ったような字のまま。
いつか無意識でもきれいな字になれるよう日々精進です。