僕の実家は日本海沿いの雪国。
毎年冬になると雪が積もり、雪かきが欠かせません。外を歩くときはザクザクと歩き進むことができ、靴が濡れたり雪が入る心配のない長靴はとても便利。10代のころはダサいなどと言っていましたが、慣れてしまうと病みつきです。
車を運転するにも真冬は雪が完全に除けられず、圧雪されたところを走るので、凍結とは違う怖さがあります。屋外に駐車する際はワイパーを上げておかないと雪の重みで折れてしまったり、凍り付いてしまうことも。まず雪を除けないと家から出られないなんてザラです。
雪が降るせいで日照時間も少なめ。いつも薄暗く、雪やあられが降り、雷が鳴っているような状態。10年くらい前はよく停電も起きていました。
海沿いは内陸部に比べ積雪が少ない一方、潮風のせいで車がさび付きやすいデメリットも。
冬だけでもザックリと気になるところがこれだけあります。
そして3年前に越してきた関東圏の盆地。
1番驚いたのは日照時間の多さ。いまだに晴れの多さに驚いており、曇りや雨になったときの残念感がものすごい。雪はめったに降りませんが、夜中から早朝は道路の凍結がある様子。よって、変わらずスノータイヤは必須です。しかし、雪がない、雪かきのない冬は相当違和感がありました。
ちなみに、関東圏で桜を見たあとに実家へ帰ると2度桜を楽しめます。
同じ日本にいて、これだけ気候の違いを体験すると、ほかの地域への興味も出てきます。九州へ行けば、冬場も暖かく過ごしやすいのか?台風が多い印象だから日照時間は多くなく降水量が多いのか?北海道へ行けば、雪かきの量が尋常ではないのか?地平線が見られるか?関西へ行けば、関西弁の人ばかりなのか?食の味付けが違うのか?地域による食文化や環境を含めた違いも楽しそうといろいろ考えています。
そして環境の変化をしっかり認識できるのは、数日の宿泊や1週間程度の滞在ではなく、最低1年は生活をしないと難しいと思っています。かといってホイホイ引っ越しができるわけでもなく。とりあえずは、同じ国の中でもこれだけ変化があることに気付けたことを幸運とし、これからの人生で、その変化を体験できたらと考えています。いつかは日本と世界の違いを体験できたらと夢見ています。