だいぶ冷めていたポケモンGOへの熱が、この頃また上がってきている。
ポケモンGOのレイドバトルに招待が実装されて、遠くにいるフレンドと一緒にレイドへ挑戦できるようになったからだ。
僕自身は難易度の高いレイドも攻略できているのだが、地元にいる妹らはなかなか人が集まらずに苦戦しているらしい。レイドの招待を送ると喜んで飛びついてくる。
最近では母が最も真剣にプレイしていて、暇さえあれば起動していると話していた。母をキッカケに父も遊び始め、今では家族全員がポケモントレーナーになった。
それでも強力なレイドボスの討伐は難しいようで、僕を軸にしばしばみんなで挑戦している。
レイドバトル開始までは180秒の待機時間がある。これは普段ならばとても長い時間なのだが、招待が加わると絶妙に足りない。招待を送ってから受信までのタイムラグ、受信側の操作の滞りなど、スムーズにいかないことが多い。ぐだぐだになって30分近くやり直していたケースもある。開始40分前に告知をした場合は問題なく集まった。しかし、毎回そんな時間を費やすのもつらい。揃うまで幾度となく誘う側もかなりの手間だが、参加する側も特殊なアイテムを使うので、ハブられずきちんと参加するまで頑張るしかない。
一番の問題はボスの強さではなく、待機時間内に全員が揃うことだ。
この壮絶なぐだぐだのあとにある、みんなで1つのことを成し遂げた達成感が地味に心地よい。
普段倒せないモンスターを入手できた喜び。一方でそんなモンスターを逃がした悲しみ。色違い出現の歓喜の声。レイド後のやりとりを眺めていて、僕はちょっとだけあったかくなる。