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【ココロ】ヒキコモリタイプには農業が良いかもしれない

2018年は農業に携わっていました。今までの僕なら絶対に選ばなかった職種。ひょんなことからお誘いを受け、いざやってみると思っていたものとは大きく異なっていました。全てにおいて想像よりプラスの印象。頭でっかちでオフィスワークを望んでいる僕にはとても良い刺激となりました。

また、僕は元々ヒキコモリ、あるいはヒキコモリ予備群であり、それらのタイプにとっかかりとして農業が良いのではと考えていました。

 

1つ目の理由は、自分の思うようにはいかないということ。

相手は壮大な自然です。どんなに手をかけても全てが望み通りの結果にならないことはザラ。「きちんと世話をすればきちんとした物ができる」「努力が確実に反映される」といった、やったぶんだけ返ってくる先入観が壊されます。その相手が自然だからこそ、思うようにはいかない人間の非力さ、思うようにはいかせてくれない自然の大きさを感じられました。

そして、ヒキコモリタイプには考えるのを好む賢い人が多いように感じています。自然を相手にして人間がどうこうできない大きな世界を体験してみると、価値観が大きく変わるのではないかと考えました。

 

2つ目の理由は、ていねい過ぎなくても良い。(多少雑で良い)

雑で良いというのは語弊がある言い方かもしれません。しかし、栽培、収穫などの過程にはスピードや効率が関わってくるため、慎重過ぎても、ていねい過ぎても良くない。

「これらのものは売り物になる」「しっかり育てなければ」と思って動いてきた僕は、慣れていないのも合わせて遅いほうだったと思います。やっていけば動き方はわかるので作業は早くなる。それでも大事に大事に大事に大事に扱う必要はなさそうです。「いい(良い)加減」を探るのが楽しく、難しいところ。おそらく僕らが思っている以上に生き物は強い。ぴかぴかできれいに整ったものだけが正しいわけではない。それはヒキコモリタイプの方々にもいえることです。

 

3つ目の刺激は、体を動かすことによる達成感と疲労感。

世のなかにはさまざまな職種があり、そのなかでも体を動かすことで感じる疲労感は、達成感を得やすい分類だと思います。直接肉体に来る疲労は心地よい感覚です。

また、体を動かしていると意識が外へ向くために考え込む隙がありません。あれこれ考えてしまう間がないのも農業の良いところ。

広いところで各々動いているため、あまり気を遣わなくて済むのも利点のような気がします。

さらに僕の場合は外へ出ることで陽の光を浴び、風を感じ、土や葉のにおいを嗅ぎ取り、自然を感じることで心が穏やかでもありました。

 

4つ目の刺激は、始まりがあって終わりがある。

今回携わったのは果樹でした。芽が出る段階からいくつもの工程を経て収穫となります。それまでの間、日に日に成長して変わっていく姿は感慨深いものがありました。

その自然の実りを我々人間は食べている。生産の立場になってみると、日々欠かせない食材のありがたみの感じ方がまた変わりました。

また、ヒキコモリタイプの仕事へのとっかかりとして、終わりのある仕事は始めやすいと思います。とりあえずのゴールがある。これだけで随分心持は楽になるのではないでしょうか。

 

さまざまあった中から大きく4つの理由を挙げてみました。文章だけでは伝わりづらい部分もたくさんあります。そこはぜひ、先入観を捨てて体験してもらえたらと思います。

また、今回農業に関わってみて、それらに携わる人は皆おおらかであるように感じます。自然と共に歩んでいる方々は心にある余裕の質が異なるようにも伺えました。

 

素敵な体験ができたご縁に感謝です。何事もやってみなければわかりません。

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