そこそこ書いていたブログから少し距離を置いてみて、ブログを辞めてしまう人の気持ちなど、いろいろわかった気がしました。
まず、僕がブログから離れた理由は、記事を投稿しても反応がほとんどないからです。だったらその時間を違うことに費やしたらどうなるのだろう?という実験を含めた実践でした。
更新頻度を落とした『おまめモ』は、検索流入のおかげでアクセス数はそんなに変わっていません。おそらくこれは喜ばしいことなのでしょうが、新しい投稿がなくても安定してしまっているのは、どこか悲しくもあります。
さらにAdSenseやアフィリエイトにおいても、さして変化はありません。更新の有無に関わらず、ぼちぼち。ここも本来喜ぶべきところなのでしょうが、これまたフクザツな心境です。
更新してもしなくても変わらないのであれば、頑張って頻繁に更新する必要もないのでは?より好きなタイミングで投稿すれば良いのでは?と考えるようになりました。今までは自分自身に更新を強要していた部分もあったため、現在では随分と身軽に感じています。
そして、これらのことから見えてきたのが「更新に必要なエネルギー」と「費やしたエネルギーへの対価」です。
ブログを離れた理由にもなった、記事に反応がないことは、更新するエネルギーをごっそり削いでいきます。
『おまめモ』のほとんどの記事には、ありがたいことにスターが付き、そのたびに感謝の気持ちでいっぱいになります。その反応こそが僕の中でブログを続けていくエネルギーになっています。同じように感じている人はたくさんいるはず。嬉しいコメントが付こうものなら小躍りしてしまいます。
エネルギーを供給するのに、はてなスター、コメント、はてブなどの反応が、この上なく有効であり、とりわけポチッとするだけで反応を与えられる、はてなスターの存在の大きさと重要性を感じています。
せっかく記事を投稿しても、反応がないからつまらない。そんなシンプルな理由で辞めてしまう人はたくさんいるでしょう。どこの誰かもわからない数字だけのアクセス数と、直接トリガーを引くはてなスターとの違いは、なかなか大きいと思います。
そして、好きでやっていることであっても、費やしたエネルギーに対して相応の対価がなければモチベーションを維持できないでしょう。それはアクセス数であったり、スターの数であったり、コメントであったり、共有されて話題となった嬉しさであったり。
中でも人間を大きく動かすエネルギーは、お金。「スターもコメントもはてブもありがたい。でも欲しいのはクリックなんだ」と考えている人も少なくないはずです。
数時間かけて作った記事の反応が全くない。はてなブログProに投資した金額も回収できない。生産しても相応の対価はなく、不満しか生じないのであれば、離れていくのも納得ができます。
しかし、ブログでお金を発生させるのは容易ではないのも、数年ブログを運営してきてわかりました。
僕も楽しく続けているブログでお金が発生すれば当然嬉しいです。しかし、それを全面に押し出していくのは、自分の中で受け入れられません。ここは絶対に譲れない部分です。おそらく、カツカツのマネタイズをしたら、ブログが楽しくなくなってしまうと感じているからだと思います。楽しみの場ではなく、商売になってしまう。僕はそれが嫌です。
ブログを運営するにあたり、気持ちに余裕ができた今思うことは、「せっかくProにしてスペースを借りているのだから使わない手はない」でした。
試行錯誤して、自分にあったスペースを耕していきたいと思います。