おまめモ

おまめがメモをしています

【Note】そこに「いる」難しさの答え

僕はしばしばそこにいるのがつらくなる。

誰かに何かをされるわけでなく、僕自身に何かが起こるわけでもない。ただなんとなく感じる居心地の悪さ。落ち着かない感じ。

この嫌な感じはどこから来るのだろうと「いる」について、本を探してみた。

 

そこで見つけた「居るのはつらいよ」を衝動買い。ドンピシャなタイトルだった。

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店頭にはなかなか置いておらず、見つけたときは嬉しかった

本書はデイケアを舞台に、さまざまな「いる」にフォーカスしているエッセイ(ガクジュツ書)だ。著者は心理士で、僕好みの視点でもあった。

内容も素晴らしく、その場にいるような臨場感と、グイグイ引き寄せられる展開に、僕らしからぬペースで一気に読み終えた。

その中で強烈だったのがこの一文。

環境に身をあずけることができないときに、僕らは何かを「する」ことで、偽りの自己をつくり出し、なんとかそこに「いる」ことを可能にしようとする。生き延びようとする。

この文を読んだときに思わずヘンな声が出てしまい、居ても立っても居られなくなった。

そう、これなのだ。今までなんとなく感じていた居心地の悪さ、立ち去りたい焦燥感、それらの答えはおそらくコレ。

僕は「なにかしなきゃ」にも憑りつかれている。時間があれば、暇さえあれば、何かしなきゃと落ち着かない。もちろん、時間を無駄にしなくない強欲さからではあるが、「環境に身をあずけることができない」ことにも、身に覚えがありすぎた。だからパズルのピースがハマるような快感に本当に驚いた。

 

具体的なイメージを得てから、水の上にちょこんと浮いている油のような、一緒にいるのに、その空気に紛れ込めていない、そんな雰囲気を想像できるようになった。すごく腑に落ちる。

 

ではどうするか。そんなことをぼんやり考えていたが、たぶんどうもしなくていいと、すぐに割り切れた。

答えがわかったところで全てに対応できるようにはなれないから、落ち着かないのは馴染めないからだと、納得できればそれでいい気がする。

 

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