のんびり遊んでいるFF7Rがいよいよ大詰めを迎えています。PS4版は本来の物語の途中まで、とのことなので、どこまで進めるのかも楽しみです。
とはいえ、PS版の記憶はほとんどないので、リメイクも初見に近い雰囲気で遊んでいます。
今作はフルボイスが刺激的なポイントでした。
繊細な表情に加え、様々なトーンの声が加わって、文字だけでは伝えきれないキャラクターの心境が受け取りやすくなっています。
なかでも、クラウドを敵視していたバレットが、終盤には敵意が信頼へと変わっていたのを感じられたのが印象的でした。
言葉では薄っぺらくなってしまいますが、「たくさんの苦難を共に経験してきたからこそ」が、きれいなグラフィックと感情のこもったボイスによって、より濃厚に体験できたからだと思います。
そんなゲームの世界観に酔いしれているとき、このステキなキモチがすぐに失われてしまうであろう悲しさが浮かんできました。
ここ最近はとくに、ゲームのストーリーを頭の中に留めておけず、大満足だったゲームでもほぼほぼ覚えていないのが悩みです。
今現在の目や耳から入ってくる感動的な体験は、長い時間を経てギトギトに汚れてしまった感性のフィルターをうまく通過できてないような感覚を持っています。フィルターの目が詰まってしまうのは、歳を取れば、経験を積んでいけば、仕方のないことでしょう。
僕はもうピュアではないから、今回体験しているステキな世界も、また1つのステキな世界「でしかない」のだと思います。
だからこそ、プレイしているときに感じることを大事にしたいと思ったのでした。
ちょうどエアリスも言っていた、この一瞬を大切に。と。