気になっていることを少しずつ改善しようと奮闘中。その1つが箸の持ち方です。
祖母からは子どもの頃に直せ直せと口酸っぱく言われてましたが、これまでの持ち方に不自由はなく、覚えなおす正しい持ち方は当然扱いづらい。結局すぐに投げだしていました。
母曰く「自分も持ち方がヘンだから強く言えない」とのことで、自分もヘンだからこそ正してほしかった…。
今この写真を見るとおかしさに笑ってしまうのですが、どうやらこれが持ちやすかったようです。
明らかにカッコ悪いので直したいと思う反面、毎日欠かせない箸の扱いにくさに耐えられる自信もありませんでした。
そこでふと、子ども用の箸の補助具はあるのに、大人用はないのかと検索。やはり大人用も存在していて、昨年末に店頭で発見。即購入しました。
この箸のおもしろいところは青いグリップ。かと思いきや、実は箸が分離しないところでした。
個人的に難しいのは、手の中に入っている箸(グリップのない方)の固定。
普通の箸では内側の箸が固定できず、するっと逃げてしまいます。薬指の支え方に慣れていないのでとにかくそこが滑る。また、無理やり箸を固定しようとするため親指の付け根の筋肉が痛くなったりもしました。
この箸を使ってみると、グリップのおかげで力を込めずに握ることができ、もう1本の箸も並んで支えられているので予想以上にストレスがないです。
これを眺めていた人の意見では、正しい持ち方のカタチに慣れる感じだね、とのことでした。
主に夕飯で使用して3か月。普通の箸でもなんとか正しい持ち方で食べられるようになりました。
持ち方を変えて大きく変わったのは、基本動作が「すくう」になったこと。これまではとにかく挟んでいたのがすくうに変わったため、麺をつかむがなかなかうまく行きませんでした。納豆や大根おろしなどは、いまだに苦手かもしれません。
そのほかにいろいろ感じたこともあるのですが、言い表すのが困難なため割愛です。これは動画で解説した方が早そう。
半年ほど経った今では、正しい持ち方で問題なく過ごせるようになりました。まれにある扱いの難しい食べ物も違和感程度で済んでいます。それも練習と思えば楽しくなってくる不思議です。
ずっと先延ばしにしていたことがようやく解消できた喜びと、箸の持ち方大改造はなんだかんだでおもしろい体験ができたと思います。
箸の持ち方に悩んでいたら、ぜひ補助具をお試しアレ。