趣味は人間観察。とくに回転寿司のカウンター席を眺めるのが好き。
回転寿司にはさまざまなメニューがある。そのなかでも人間観察に大事なのは品数だ。ファミレスなどでは、たとえばカレーを1つ頼んで終わってしまったりもするが、回転寿司の場合は、1つで終わってしまうことはまずない。この人が何を選び、どれを食べるのか。それをちらっと眺めるのがとても楽しい。ちなみに顔は見ない。
いかにもたくさん食べそうな人が数皿しか食べない。こじゃれたお兄さんがとてもゆっくりなペースで5皿ほど食べておしまい。寿司よりもサイドメニューばかり食べるお姉さん。酒ばかり飲んでいくおじさん。高い皿ばかり食べる奥様。強烈な例が浮かないのだが、とにかくいろんな人がいるのを感じられる。
それがカウンター席であれば個人単位で伺える。テーブル席はまとめられてしまうのでつまらない。
観察する部分は食べ物だけに限らない。紙ナプキンや箸、しょうゆなどの扱い。立ち去るときの皿の具合など、その人柄を食べ終えたあとに垣間見る。
もちろんそれを見たからどうなるわけではない。ただ単に「こんな人がいる」と自分以外の存在を認めたいだけの観察。
書いてて思ったが、これを文字で説明するとやばいやつだ。