Android 10で実装されたジェスチャーナビゲーション。
「設定」→「システム」→「操作」→「システムナビゲーション」より変更が可能です。
ジェスチャーナビゲーションに変更すると、画面下部のナビゲーションバーがiPhoneのようにスッキリとしました。
気になるアレコレ
まず「2ボタンナビゲーション」のおさらい。
ドロワーの表示は、画面下側を下から上へ2回スワイプ。
使用中のアプリは下から上へ1回スワイプ。
戻るにはナビゲーションバー左側のくの字をタップ。
Googleアシスタントはホームボタンを長押し。
「ジェスチャーナビゲーション」では、ドロワーの表示は下から上へ1回スワイプ。
使用中のアプリ表示は、ドロワー表示と同じく下から上へのスワイプ。その途中で指を止めます。
この「途中で止める」「長押しする」「ゆっくりスワイプする」が地味にめんどくさいです。
これまではスッスッと行っていたことに、指を留めるのは勢いに欠けます。スムーズさが失われた感じがしました。
さらに、ドロワーを出したいとき、アプリを切り替えたいとき、アプリを終了させたいとき、これらのアクションがうまく起こせない不安定さにストレスを感じます
次に固定されていたボタンがなくなってしまった「戻る」です。
戻る方法は、画面の端を内側へスワイプします。左側であれば右側へ。右側であれば左側へ。
これまたやや不便な部分があります。
まずは文字入力エリアでは戻れない。
赤枠のあたりで「戻る(スワイプをする)」をしても、文字入力アプリの入力が優先されてしまいます。この状態で戻るには、画面上部でスワイプする必要があります。
ポケモンGOをしていたときには、画面を回転させるのに、「戻る」が引っかかってしまうことがしばしばあります。
「ポケモンGOを終了しますか?」のダイアログが表示され、ムッとしてしまいます。
そしてビックリしたのが、画面端をスワイプしてのメニューが出せなくなったこと。
初めは衝撃的でしたが、ソレに対応するメニューボタンが存在するため、一瞬で解消しました。
「戻る」は、わざわざ左下を触る必要がなくなり、左右の端を触る感じで実行できるのが便利です。しかし、ページ送りなど画面を左右へスワイプしている際に、「戻る」が実行されてしまうのが煩わしさを感じます。
ポケモンGOから感じたのは、アクティブに触れるエリアが狭くなっていること。これはほかのアプリなどでも感じられそうです。
Googleアシスタントは画面の角を内側へスワイプで起動します。
これはスクイーズで起動していたので、ノーコメント。
さいごに
ジェスチャーナビゲーションを使ってみて、これまでのAndroidとは違う操作性にワクワクしました。スワイプに変わったアクションからは躍動感を感じられます。
また、全てが端で済むのはとてもラクです。
もう少しな面がありながらも、画面の端を触るだけで戻れるようになったのが画期的でした。それゆえ、文字入力時に画面上部まで指を伸ばさなければならないのにストレスを感じてしまいます。
とはいえ、慣れでカバーできる部分も多いと思うので、もうしばらく使ってみて様子を見ていこうと思います。そして、今後どのように変わっていくのかが楽しみです。