FPS(オーバーウォッチ)のクロスヘア(レティクル)について調べていたら、興味深い記事を発見して感激しました。
クロスヘアを敵に合わせようとしては駄目。
これだと
「クロスヘアを見る」
「敵をクロスヘアに合わせて撃つ」
という頭で認識した2拍子になってしまう。
敵を捉えてクロスヘアに合わせる、というか「そもそもクロスヘアを見ない」と
「敵を目で捉えて撃つ」(自然にクロスヘアが合ってる)
という感覚的な1拍子になる。
この話題は目から鱗でした。
僕は上の引用文と同じく、「目でクロスヘアを追って、クロスヘアを敵に合わせる」状態。なので、本当に当たらない。
さらにこのようなことも。
ではどうやって低レート帯でクロスヘアを意識させないようにするか?
クロスヘアを透明度0で表示しなければいいのである。
目に映らないものは意識しようがない。 動作は「敵を目で捉える」しかなくなる。
照準なしで当てることなどできるのだろうか。半信半疑どころか、ほぼ諦めモードで試してしてみたところ、クロスヘアが表示されているときよりも随分当てやすくなってビックリ。もともとうまいほうではないので、当たりすぎて驚いています。
今までは「目でクロスヘアを追って、クロスヘアを敵に合わせる」ことをしていたのが、「目で敵を追って、目と敵の間にクロスヘア挟む」ような感覚になっています。
さすがに本番でのクロスヘアなしは不安になるため薄く表示させていますが、エイムに悩んでるならばぜひ練習で試してみるべきだと思います。
しかし、クロスヘアなしにどうやって照準を定めているのか。
それは感覚です。慣れやその類のもの。感覚をつかむまでの時間は数分でした。
というのも、敵を画面中央に持ってくるだけのことです。クロスヘアを敵に合わせるのではなく、敵を画面中央に持ってくる「だいたい」の感覚。
PS4でのプレイにはエイムサポートが加わるので、より当たりやすく感じられます。
ただし、1発が重要なスナイパーの場合、クロスヘアなしでは厳しいです。
先ほどのオリーサでは、写りこむ右腕が画面中央を把握するサポートができていましたが、弓のハンゾーは把握しづらい。矢じりの位置や弓のパーツの位置で画面中央を見つけられるものの、なかなか安定しません。
スナイパーをクロスヘアなしで使うのは危険です。しかし、画面中央の位置を把握する練習としては、やるべきことのように思います。
スコープを覗いたウィドウでもクロスヘアに頼り切ることはなくなりました。
だいたいの頭の位置を狙えば当たります。クロスヘアに囚われ過ぎない感覚の「だいたい」です。
アナのスコープも同様。
アナはクロスヘアをなくすことにより、逆三角形の中に標的を入れて撃てば基本的に当たるという大発見がありました。
これまではクロスヘアしか見えておらず、スコープを覗いているから動きも遅い。のろのろと動く照準でようやく味方を狙えても外れることがザラ。
画面中央を狙う感覚が逆三角形の中に入るのと繋がって、アナの操作もかなりやりやすくなったように感じています。
たった3日前にクロスヘアをなくす方法を試して、僕の中でとてつもない変化が起こりました。
1点を狙える便利な照準も、扱い方を誤れば視野を狭くしてしまうもの。これは大発見です。
そろそろ2年めを迎える僕のFPSはさらに楽しくなりそうです。