30のファミコンソフトが遊べるニンテンドークラシックミニを年明けに購入しました。
11月の発売日には、探しに行くも全滅。この日もあったらいいねと話しながらふらっとお店へ行き、見つけたときにはすかさず商品を手に取ってレジへ向かっていました。
小さすぎる本体とコントローラー
購入の際、レジにて充電器の説明をしつこく受けました。
要約すると、このファミコンには充電器がついていません。USBコードが付属しており、その先は別売りということ。
iPhoneの充電器でもAndroidの充電器でも代用は可能。ファミコン本体と繋ぐのはmicroUSBなので、Androidユーザーなら充電器をケーブル含めてそのまま使用ができます。
あちこち差し替えるのが面倒であれば、本体と一緒に買っておくのが無難です。
もう1つの付属品は、ファミコンとテレビを接続するHDMIケーブル。(写真左)
付属のケーブルをテレビの裏側に接続して前方へ持ってくると、ケーブルがかなり短くなってしまいます。コントローラーのケーブルも短いため、テレビとの距離が近く、やりづらい。ケーブルの買い換えを検討しています。
そして、本体を箱から出してみると本当に小さい。
スマホではかなり小さいサイズのiPhone5sと並べてみました。
このファミコンは片手でひょいとつかめるくらいのサイズです。
本体手前にある、赤い四角の左側がつまみになっており、上下で電源のオンオフ。右側はリセットボタン。残念ながらソフトを取り外すレバーは可動せず、フタも開きません。
両側面にはきちんとコントローラーを収納できます。
2P側には懐かしのマイクを模したデザイン。
コントローラーに向けた声がテレビから聞こえるのは、とてもおもしろかったのを覚えています。
ここで気になったのは、コントローラーが小さい点。あまりの小ささから安いおもちゃを持っている感覚になります。プレイステーションあたりからグリップのついたコントローラーが一般的となり、薄っぺらいこのコントローラーは扱いにくそうな不安がありました。
実際に使ってみると、十字キーとABだけのシンプル操作のためか案外操作のしづらさはありません。サイドから伸びるケーブルのほうが邪魔に感じるときが多いです。
おそらく何十年も遊べるソフトの数々
僕はファミコンの記憶はあまりなく、SFCから本格的に入りました。それでも名前の聞いたことあるソフトがたくさん収録されており、かたっぱしから遊んでみました。
やはりファミコン。難易度がおかしい。いい歳になっても簡単にクリアできないゲームばかりです。無邪気に遊んでいた当時の子どもは本当にすごいと改めて感心してしまいます。
現在と比較すれば、極めてシンプルなシステムのものが多いです。そのため、遊び方もシンプルで、勝ち負けクリアもシンプル。
格ゲーのカテゴリに入るであろう「イー・アル・カンフー」は、どの攻撃がどこで入るのか、攻撃がヒットしたあとの無敵時間をどのように動くか、さまざま要素を分析しながら戦うのがとても楽しいです。今でこそ考えながら遊べますが、リアルタイムで遊んでいたら即コントローラーを投げていたであろう難しさ。なにより攻撃がヒットしたとき、効果音と共に画面が止まる演出は、重い一撃が当たった爽快感を得られます。
落ちゲーの「ドクターマリオ」はプレイしていて頭が痛くなりました。配置されているウイルスと一緒に薬を消すだけなのに、普段使わない部分の頭を使うようで、非常に難しい。最高難易度では絶対無理といった配置。2人でもわいわい遊べるので、サクッと遊びたい人、対戦プレイにオススメです。
全ソフトの感想が書けるくらい、シンプルで濃厚、かつ強烈なゲームがそろっています。
画質の設定を変更できるのも魅力のひとつ。「アナログテレビ」「ピクセルパーフェクト」「4:3」の3つのモードに変更でき、遊びたい状況、雰囲気、気分によって切り替えられます。アナログテレビモードでは「うわ、ザラザラ」とストレスを感じながらも楽しめました。
当時はにじんだドットのつぶつぶがハッキリと確認でき、湾曲した液晶で遊んでいたのを懐かしく思います。体験したことのない人にも、この粗さでレトロゲームを遊んでほしいです。
さいごに
「ニンテンドークラシックミニ」はちょこっと遊ぶのに最適なゲームだと思いました。
ゲームそのものにセーブ機能があるものは少なく、ゲームオーバーでタイトルへ戻るため、"やめどき"が数えきれないくらいあります。それでいて、ここはどうやって越えるんだ?と悩み、考え、やり込めるゲームでもあります。
そして、コントローラーが2つ付いているのも大きなポイント。1つの画面で複数人と遊ぶ機会が減った現在では、集まってわいわい遊ぶには最適なツールだと思いました。ソフトもたくさんあり、理不尽なほど難しいゲームで盛り上がること間違いなしです。
個人的に気になるのは、HDMIケーブルとmicroUSBで起動するところ。電源はスマホのモバイルバッテリーでも起動が可能。底知れぬ可能性を秘めている気がしてなりません。
あまりやらないなーと思いながら、起動したらガンガン遊んでしまう。1人でも複数人でも遊べるファミコンは買ってよかったと思えるゲームでした。