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【MUSIC】見て良かった「hide 50th anniversary FILM JUNK STORY」

「hide 50th anniversary FILM JUNK STORY」は昨年末に発売されたドキュメンタリームービー。

さまざまな関係者にインタビューをしてhideちゃんの活動を時系列で読み解いていきます。

公開当初は映画館で見るのを予定していましたが、近場での上映がなく断念。

DVDでようやく見ることができました。

  

最初は何気なく再生していたところ、絶妙な構成で開始直後にガッツリと見入っていたのが印象的。

インタビューでの内容が歌詞にそのまま反映されていたり、実際に関わったからこそ話せるhideちゃんの中身が表現されています。

とりわけ映像の編集がうまく、べつべつに撮影されたインタビューも対談しているような雰囲気に感じられ、ライブ映像、オフショット、hideちゃんの言葉を交えて賑やかかつ滑らかにまとめられています。

ストーリーはhideちゃんの生まれたときから始まり、音楽に興味を持ち始めたときの話、バンドを始めたときの話、Xに加入したときの話、ソロ活動になったときの話、亡くなったときの話、亡くなってから子ギャルがリリースされるまでの話、そしてこれからの話と進行。

このJUNK STORYを見ていて、僕はファン歴は長いものの本当に断片的でうわべのうわべしか知らないの気付きました。

 

hideちゃんの創造性については語る必要がないくらいファンなら知っているでしょう。

しかし僕は人間性について知りませんでした。

JUNK STORYを通して、今になってようやく人との繋がりを本当に大切にしている人だと認識。

SAVER TIGERが解散したとき、X JAPANが解散したとき、I.N.A.さんとのやり取り、hide with Spread Beaverのメンバーとのやり取り、弟の裕士さんとのやり取り、そしてファンとのやり取り。

その部分に強く惹かれ、hideちゃんの新しい一面を発見できたように思います。

一連の流れを関係者の言葉を含め一気に見られたことで、また少しhideちゃんに近づけたような気がして嬉しい気持ちでいます。

 

見終えてから今作品のコンセプトを調べてました。 

「これはhideのピースを拾い集める旅」

1998年5月2日 永眠という突然の出来事。様々なジャンルを取り込んだ斬新な音楽性。当時まだ珍しかった野外フェスを敢行した先見性。 そして、多くの人々から愛される人間性。あの日、日本の音楽シーンは大きな財産を失った…。しかし、17年が経った現在、hide のストーリーは続いている。自然的・必然的に hide の仲間たちが動き出し、hide が残した「サウンド」と「メッセージ」を後世に伝えるべく様々な活動が展開されているのだ。本作では、ミュージシャンや関係者など hideを知る様々な人物に新たにインタビューを行い、あえて「台本なし」という手法で撮影に臨んでいる。 hideのピースを拾い集めた時、そのパズルは何を語るのか? そこに見えてきたhideの「音楽」「人間性」「精神世界」とは? hide がファンに愛され続けているその理由とは? このドキュメンタリーは、hide が 2015年現在進行形である事の証でもある。

さあ、「JUNK STORY」と一緒に、hideを巡る旅へ出発しよう。

出典:hide 50th anniversary FILM「JUNK STORY」特設サイト

 

見終えたあとだからかもしれませんが、「ナルホド」の一言に尽きます。

  

「hide 50th anniversary FILM JUNK STORY」はhideちゃんファンにはぜひとも見てほしい作品です。

書籍や映像は出尽くした感じがありながらも、これは見て良かった。

最新映像であるため、現在のメンバーや関係者の様子が伺えるのもポイントかもしれません。

 

今、hideちゃんが生きていたらどのような世界になっていたのでしょうか。

PSYBORG ROCKを確立させ、新しい曲風を世の中に広げていたように考えます。

そして日本のロックがもっともっと盛り上がっていたでしょう。

 

春になろうとしている季節に見られたのは巡りあわせかな、なんて思いながら楽しく、感傷的になって見ていました。

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