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【Note】ポジティブニート「おそ松さん」を見て仕事について考えさせられた

まず僕は「おそ松さん」を楽しいギャグアニメとして見ています。

 

概要は、20代でニートと胸を張って生きている6つ子のギャグアニメ。

原作は赤塚不二夫先生。

Twitterで話題になっているのは知っていました。

dTVで配信されているのを知り、見始めたら僕もドハマリ。

本当におもしろいアニメです。

 

おそ松さんを見ていて一番刺さる部分は無職でもすごいポジティブなところ。

無職であることを超えて、働く気がないのを全面に押し出しているところが好き。

20代無職であれば「仕事をしなきゃ」「働かなきゃ」と頭から離れないのがフツウです。

この6つ子からは、そんな雰囲気をまるで感じられません。

両親の離婚回では母方の扶養に入る面接の話があり、ぶっ飛んでるなあと強烈でした。

ここまで働く気がないのを見せつけられて、「まじめに仕事をしなければ」とがんじがらめにされている一般的な考え方も僕の中で少し崩されたような気持ちでいます。

不真面目に働く、無職で親の扶養に入り続けるのを肯定しているわけではなく、もう少し気楽であってもいいのでは、という発想です。

 

一旦おそ松さんから話は反れますが、この頃外国を取り上げた番組を楽しく感じるようになり、テレビ欄で見つけると積極的にチャンネルを変えるようになりました。

海外の文化は日本とはまるっきり異なるもので、とりわけ仕事のスタイルに目が留まります。

仕事中にサボって家に帰る人、経費を当たり前のように自分のお金として使っている人、けだるそうに仕事をしている人。

日本では考えられないスタイルが、海外では珍しくないというのに驚きと、それがまた新鮮で外国はおもしろそうだと関心を抱いています。

洋画の受け売りで、海外は買い物して釣り銭を渡すとき片手でぐしゃっと渡すイメージがあります。

国内でポンッと釣り銭を渡されたらほとんどの人が悪い印象を持つでしょう。

客観的に見て、日本のおもてなし精神は受ける側からしたら心地よい反面、行う側からしたら相当ハードル高いサービスだと考えています。

そこが日本の売りであり特徴であり当たり前なので、外国の方はビックリしてしまう。

海外の映像を見ていると日本の手厚いサービスより、ライトな対応に好感を持ちました。

本人が一生懸命対応しても受け取る側はザツだと感じてしまう場合もある日本のハードルの高さにやや息苦しさを感じています。

 

もう1度おそ松さんに話題を戻して。

彼らは「働く気がない」だけで、働こうと思えばアタッシュケースに札束を詰め込めるくらい稼げるエネルギーを持っています。

一方、現実世界では「働かなきゃ」と頭の中では重々理解していても空回りでうまく仕事へ就けない人も大勢います。

そんな息の詰まる状況を何年も過ごしてきた友人が亡くなり、改めて思うのが、まじめな人ほど上手に社会へ潜り込むのは難しいのかもしれないということ。

無職でも最低限のお金があれば案外なんとかなるのかもしれない。肩の力を抜いて気楽でいたら良縁に巡り合えるかもしれない。超まじめでいるより少々おちゃらけていたほうが楽しい人生であるかもしれない。もっと周りに頼って良いのかもしれない。おそ松さんを見てそんなことを考えました。

 

ポジティブニートが許されるのはきっとアニメの中だけです。

親とお金はいつかなくなるため、自分の足で立ち、稼がなくてはなりません。

しかしそのタイミングは自分次第。

前と思っているところへ突き進むだけでなく、寄り道しながら前と思える方向へ進めて行けたらと思います。

 

 

そのほか、友情、兄弟愛、思うところはいろいろありますが、今回は仕事について書きました。

現在もおそ松さんは放送中です。

DVDも発売となりましたのでぜひ。

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