僕は油っこいものが苦手です。
ラーメンを食べるときは決まって塩味。
中華料理店へ行くとだいたい好きな炒飯を注文します。
ある日、何を食べようか迷っていたところ、とくに意味もなく「おれが普段選ばないものってなんだろう?」と尋ねてチャーシュー麺を注文しました。
それがとてもおいしかった。
ボリューミーなものも避ける傾向にあるので、チャーシュー麺もあまり注文しません。
チャーシューってこんな味だったんだ。スープは思ってたよりあっさりしてる。塩ラーメンと違うトッピング。
いつもの食べやすいものではなく挑戦的なもの選択してみると、個人的には大きな新しい発見と刺激がありました。
ファストフードでもエビやグラタンやタマゴが入っているものを食べたらとても新鮮。
普段コーヒーしか飲まなかったのに、紅茶を注文してみるとこれまたおいしい。
今まで無意識に無難なものを選択してきて、刺激の薄い生活を過ごしてきたことにもったいなさを痛感しています。
いつもと違う選択は何に対してもOKです。
いつもはしょうゆの目玉焼きにソースをかけてみると、予想以上のおいしさにソース派になるかもしれません。
いつもはマンガばかりだけど小説を読んでみると、ハマってしまい本の虫になるかもしれません。
いつもはこっちの道だけど今日はこっちの道を通ってみると、ステキなお店を見つけたり思わぬ近道だったりするかもしれません。
いつもの違うなにかを見つけるのは少し難しいと思いますが、一瞬でもどうしようと悩んだときがチャンス。
もちろん全てがプラスに作用するとは限りません。
しかし、新しい発見があるのは確実です。
何か新しいことを始めて、新しい刺激を受けるのにはかなりのエネルギーを使用します。
そしてうまく行くとも限らない。
つまづいたときの消耗は思ったより大きいかもしれません。
今回のようにちょっとしたいつもと違う行動での発見、刺激には大きなエネルギーは不要です。
うまくいかなくても「自分には合わない」ただそれだけで終わります。
新しい行動を起こしたことで1歩プラス、合う合わないの結果で2歩プラス。
さらに自分に合ったなら3歩以上のプラスに働く可能性も十分にあります。
新しいところへ踏み出すのはなかなか難しいことで、僕自身全く挑戦できていません。
しかし、これらもちゃんとした新しい1歩だと確信しています。
明日○○をしよう!と10mの1歩を恐る恐る踏み出そうとするよりも、明日は目玉焼きにソースをかけてみよう!と2mm程度の1歩も同じ1歩。
自分自身でとてつもない高いハードル設置して、かつ自己評価がものすごく低い。
しょうゆをソースに変える挑戦でも1つの変化として捉えられたら、もう少し自分に優しくなれるような気がしています。
明日はあまり得意ではないクリーム系のパスタを食べよう。