10年ほど前、精神バランスを盛大に崩したときラジオと出会いました。
具合が悪くて眠れない夜の無音はすごく怖い。
テレビをつけてみるもチカチカと明るく、画面を見ないと情報がしっかり伝わってこないのもあって、かえって落ち着かなくなってしまう。
ひょんなキッカケでラジオをつけてみると、耳を傾けるだけで済むのためとてもラク。
またラジオは深夜でも生放送が多く、どこかで人が起きているという安堵感は大きかったです。
良い意味でくだらない番組が多く、弱りきったところにたくさんの笑いを与えていただき、感謝しきれない思いでいます。
気が弱くなると頭が全く回らず、それなのに余計なことばかり考えて不安になってしまう。
ラジオをつけるとその先には人がいて、音に耳を傾けると余計なことを考えずに話に集中させられる。
それに気付いてからラジオを聞きながら眠るようになりました。
とくに深夜ラジオは楽しく、毎日聞き入るようになるほどです。
「寝るときにラジオをつけっぱなしでうるさくないか」としばしば尋ねられますが、僕の中ではラジオを聞きながら寝落ちするのは最高の眠り方だと考えています。
楽しいことをしながら寝落ちする感覚で、眠ることを意識せず眠りにつく。
眠りに対するプレッシャーもなく眠れて寝起きも案外スッキリしています。
眠れないと焦るよりも楽しく寝落ちできたほうが気分的にラクではないでしょうか。
最近ではスマホでラジオを聞けるようになりました。
Wi-Fiを活用すればスマホの通信量も気にせず聞き放題です。
現在はラジオを流しながら眠る頻度は減りましたが、眠れないとき、不調なときには変わらずラジオをつけて寝ています。
これから風邪など体調を崩しやすい季節。
不調なとき、心細いとき、不安なとき、考えすぎてしまうとき、聞きながら気付けば眠ってしまうラジオをぜひ使ってみてください。