名前を聞くだけでちょっと嫌な気分になる、恐ろしい病気の「がん」。
小学生のころに、「父が大腸がんの可能性がある」と聞いて大泣きしたのを今でも強烈に覚えています。
再検査の結果は陰性でした。
それから「がん」について他人事のように過ごしていたところ、再び父の胃からがんが見つかりました。
内視鏡で取り除ける大きさだったのが不幸中の幸い。
経過に問題はなく、相変わらずお酒ばかりを飲んで生活しています。
私もいい加減がんが他人事ではなくなってきたように感じてきました。
今回は相方さんの子宮がん検診に付き添いで行ったお話です。
随分前から「検診に行かなければ」と言い続けていました。
単純に病院へ向かうのは容易です。
しかし、それまでがとてつもなく遠い。
デリケートなことですし、何より未知のことすぎて怖がっていました。
男の私にはイマイチ想像ができず、検診の詳細を具体的に聞くと肩がすくむような内容に唖然。
それでもがんばって予約をとり、検診当日。
服装、検診の流れ、痛みなどの内容は事前に調べて心構えはしていたようですが、落ち着かない様子。
婦人科まで車で向かい、話し合いの末、私は車内で待っていることに。
子連れの女性や、妊婦さんがぞくぞくと駐車場へ車を止めて降りてくる中、1人でいるといたたまれない気持ちになり、たまらず車を降りてコンビニへ。
普段あまり味わえないアウェイ感を体験しました。
適当に時間を潰して車へ戻ると、タイミング良く病院から出てきた相方さんを発見。
車内で気分と伺うと、満身創痍な表情で「予想以上にすごく痛かった」と。
しばらく涙目でうつむいていました。
話を聞くと、どうやら担当医の対応が非常に雑だったとのこと。
説明も流れ作業の中行われ、施術が乱暴(?)でひどく痛みを感じ、検診後の説明も座る間もなく一言で終わってしまったらしい。
そのつど、看護師さんの「ごめんなさいね」等のフォローが入る。
適切な言葉かわかりませんが、話を聞く限り相当「雑」に感じました。
病院には私もよくお世話になるので、「雑」な感じは理解できます。
病院も大量の患者を抱えているため、1人1人ていねいに慎重に接していたら診察が全然進みません。
当人はワラにもすがる思いですが、その辺は仕方がないと考えています。
今回の子宮がん検診については、デリケートな部位であるため、より慎重に施術、対応をしてほしかった。
相方さんは「もう行きたくない」と話しています。
多忙でも検診の説明くらいはしっかりとしていただきたい。
初めての検診ならばなおさらです。
今回はたまたま病院がハズレだったと考え、今後も検診を受けられるよう話し合って問題を解消していきたいです。
当記事では子宮がん検診にたいしてネガティブな印象を書きました。
このような記事を書いて避ける人が出てしまうのではないかと心配もしています。
それでも健康のために検診は受けていただきたい。
苦い思いをした相方さんも、このように話していました。
あと一歩勇気が出ない人の背中を押してあげられるような記事にしたかったのに、かえって尻込みしてしまいそうな記事になってしまったのがなんとも悔しい。