かれこれ10年以上、心療内科、精神科に通っています。
先日、病院を変更して治療方針などを話していたとき、「どのような病気と診断されてるの?」と先生から尋ねられました。
僕は少し考えて、「わかりません。不安が強く出るとの話は伺っていました」と返答。先生も困った様子でした。
まずは病名をハッキリつけて、それについて治療を行っていく方針で合意。「病名」というのは適切な言い方ではないらしく、快方に向けて進むための道筋、といったところらしいです。
また、病名がないと保険が適用されないようで、「今まではなんだったろうね」と首を傾げています。一応、強迫性障害と診断されていたようですが、現在では該当する症状はほとんどなく、改めて調べましょうということになりました。
10年以上も古い診断のまま、ずるずると過ごしていたのを考えたら非常に気分が悪いです。
ココロの疾患はとくにフクザツで、風邪のように薬を飲んでホイッと治るワケでもなく、傷のように絆創膏を貼っておけば治るモノでもありません。僕自身も、まさかこんなに引きずるとは考えていなかったため、今回病院を変えて、改めて自分自身を知らなくてはならないと思いました。
心理の先生とのお話で「発達障害」の話が出てきました。そして、発達障害の可能性を含めて、検査を進めています。
この頃よく耳にするようになった発達障害というコトバ。他人がそうであっても、全くマイナスイメージはないのに対し、もし自分がそうだった場合、どうも飲み込めないような、受け入れられないような印象を持ちました。
おそらく、今までの不調を「自分は健康体だ」「心が弱っている」「気の持ちよう」で押し通してきたため、「やはりどこか正常ではなかった」という認識が受け止められないのかもしれません。
「正常ではなかった」の認識も、他人が発達障害だった場合には問題なく捉えるクセに、自分に対しては極めて厳しく、このような反応を取ってしまうのも、やはり発達障害のような傾向があるらしいです。
そもそも、僕はまず「発達障害」について何も知りません。よく聞くクセに中身が全くわからない。そのようなことを、他人なら受け入れられる。自分は受け入れられない。なんてよく言えたなと思っているのが現状です。
心理の先生にも、まずどのようなことなのかを知るため、勉強することを勧められました。
物色しながら購入したコチラの本がわかりやすく、図解があるために読みやすかったです。おおまかに、さまざまな状態が書かれており、このようなタイプの人、このような状態の人というのを把握できます。
発達障害の検査結果はまだ出ていません。どのタイミングこの記事を書くか、どのような内容で書くか、非常に悩みました。ハッキリしてから書くべきだったと後悔もして、記事を非公開にもしました。
あれこれ悩んだ末に、書いたのだから公開しておこうとの結論に至ります。もしかすると、またこっそり非公開にしてしまいそうな手に余る話題です。
そして、発達障害であったとしても、なかったとしても、勉強しておいて損はないように思いました。
追記
検査結果が出て、発達障害ではないとのことでした。ホッとした反面、ではなんなのだろう?と少々フクザツな気分です。改めてさまざまな方向から自分を見つめてみなければならないようです。