Kindleを購入してから、積極的に本を読むようになりました。
読むモノは主に自己啓発本とマンガ本。自己啓発本は率直に、実用的で好きです。マンガ本もかさ張らないので、電子書籍さまさま。しかし、最近ではマンガをKindleで読むのに不満も感じています。
そんななか、いつだかのセールで購入した『星の王子さま』を読みました。
知っているのはタイトルだけ。絵本なのか、物語なのか、どのような本なのかサッパリからのスタートです。読み終えたあとも、これはなんだったのだろうと、ぽかんとしています。深くてよくわからない。
おそらく深い物語だったのだと僕は思っています。そして、星の王子さまは本当におもしろかった。おもしろくなければ、今まで物語を避けていた僕が、たった数時間で読み終えるはずがありません。
僕は物語を読むのが苦手です。読んでいても、頭の中でキャラクター像や世界観を作りあげられないため、わけがわからないまま字だけを進めていく、作業になってしまいます。それが非常に苦痛で、物語には触れなくなりました。
それなのに『星の王子さま』は読み切れた。今まで苦手意識を持っていた物語を読み切れた自信と、物語の内容がとても興味深くおもしろかったので、ほかにも物語を読んでみたいと思えました。
避けていた物語には食わず嫌いに近いものがあり、「どうせ読めないし」といったことでひたすら避け続けていました。しかし、読めなかったのは10年以上も前の話。10年もの月日が経過すれば、さまざまなモノが大きく変化してきます。僕の場合は食わず嫌いだった物語が読めるようになっていました。『星の王子さま』のおかげで新しいジャンルが拓けてとても嬉しく思います。
何年も前の食わず嫌いは、もしかすると現在では変わっているかもしれません。苦手意識を持っていたモノを、少しつついてみるのもアリではないでしょうか。