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【Game】子どものときにハマった「MOTHER2」、大人になってクリアした感想

僕がMOTHER2と出会ったのは小学生のころ。友だちが持っていて、少し遊ばせてもらったらドハマリ。友だちの家へ通い詰めて、遊び続けていました。このゲームはどうしても欲しいと思い、しつこく頼み込んで譲ってもらった思い出の品。その価格500円だったのもしっかり覚えています。しかし、RPGなのに通い詰めたのは迷惑だったろうなあと、今苦笑いです。

そんな思い出のゲームがNew3DSのバーチャルコンソールで登場しました。

発売直後に購入したものの、プレイまでの道のりは長かったです。散々プレイしていたため、中身をかなり知っているのが妨げとなっていました。

ところが、いざプレイしてみると、新発見がたくさんあり、懐かしいところもたくさん。今遊んでも心の底から楽しめたゲームでした。

 

ゆるい世界観を満喫

MOTHER2を語るうえで外せないのが、独特な世界観。ファンタジーではなく、リアルな世界がプレイヤーを引き込みます。

このゲームの回復アイテムは食べ物。

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「カップめん」「おとなのドリンク」など、ここの品揃えは頑張る大人向けな様子。ハンバーガー、クロワッサン、クッキー、オレンジジュースなどなど、ここまで回復アイテムの多いゲームはそうないはず。パン屋にはパンが売っており、ハンバーガー屋にはハンバーガー、ポテト、コーヒー、お店にもこだわりがあっておもしろい。食べ物に限らずヘンなアイテムが多いので、説明を読むのも楽しみでした。僕のお気に入りは「ものさし」です。

 

モブへ話しかけるのも1つの楽しみ。

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何を言ってるんだろうと笑ってしまう意味のない会話が、おそらく6割以上。ストーリーに関係のある話ですら、笑いへ持っていけるのはスバラシイと感心してしまいました。このゲームでモブへ話しかけないのはもったいないです。

 

RPGでは欠かせない毒、麻痺、混乱、石化の状態異常もMOTHER2では少し特殊。一番最初にかかるのは「きのこ」あるいは「カゼ」。そのほかに「きもちわるい」「ヘン」「ダイヤ」「にっしゃびょう」「ホームシック」など、妙にリアルなラインナップ。

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状態異常を引き起こされる原因もわかりやすく、かつ現実的なため、納得できてしまう不思議。

 

システムと進行

3DSで改めてプレイしたとき、斬新に感じたのはエリア移動でした。ドラクエのような全体マップから町やダンジョンへ入るのではなく、全てが繋がった世界になっているため、ボスを倒すことよりも、町から町への移動が大きな節目のように感じられます。

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少年がどんどん遠くへ行く。冒険をするというのは、こういうことを指すのだろうか。自分が子どものころを思い出してみたり。

 

ゲームの難易度については、非常にやさしいと思います。次へ進むためのレベル上げというレベル上げは不要。その場にいる敵を倒せれば通過できるレベル。昔はやたら苦労したところも、今ではサクサクと通過できてしまって驚きました。敵の行動を眺めたり、不要なところをうろついてみたり、道草を食っている間に強くなっています。

進み方に迷ったらヒント屋さんへ。

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お金を払ってヒントをくれるシステムも斬新です。

 

さいごに

MOTHER2を20年ぶりにじっくりプレイしてみると、当時思っていたことと、現在感じたことが大きく異なっているのに驚きました。少年のときにはわからなかったことも今では理解してプレイできる。新しい発見もありましたが、記憶を使い、頭を使い、ゲーム慣れをして効率的に進めてしまう自分に、わずかな寂しさと年月の長さを感じました。

最強の道具である「ペンシルロケット20」を使ったのはほんの数回、SFCでは「クラーケンのスープ」と「いのちのつのぶえ」でいっぱいだった“もちもの”もスカスカ。「サイコキャラメル」は持ち腐れて売ってしまう始末。「いのちのうどん」も邪魔で倉庫入り。昔は頼みの綱だったアイテムも、立ち回りを覚え、コレクター精神、もったいない精神も加わった現在では、上手に活用できませんでした。

一方で、不要そうなアイテムを買ってみたり、使ってみたり、わくわくを感じられる場面も。このへんはクリア後に思い出してみてください。

そして、最低国へ行くとき、アンドーナッツ博士がためらう場面では、当時ぽちぽち押していたボタンも、押す指が非常に重たくなり、しんみり。しょうもないことも、重たいことも、大人の事情も、今だからわかることが本当に多いストーリーでした。 

「大人も子供も、おねーさんも。」のキャッチコピーに納得です。大人になった今でも大満足でした。

 

SFCでやり残した「おうじゃのつるぎ」もゲットできてスッキリ。

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