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【Game】1度諦めた「ドラゴンクエスト8」を3DSでクリアした感想

2004年にPS2ソフトとしてリリースされたDQ8。当時の僕には難易度が高すぎ、途中で投げてしまいました。2015年に3DSからリメイク版が発売され、消化不良を解消したいと先日のセールでDL版を入手しました。

DQといえば2頭身キャラクターがちょこちょこ歩き回るイメージ。それがDQ8は5頭身のキャラクター。サイズが大きくなった分、町の作りも大きくなっています。PS2版はどこか違和感を覚えながらプレイを始め、最初の町がフクザツでいきなり躓いたのが印象的。

苦い思い出ばかりのPS2版のせいで、不安もありながら続けていくうちにドンドン楽しくなり、結果3DS版は大満足でクリアできました。

 

悩みの種だった3Dマップは下画面に常設されたマップで解消

DQ7から導入された画面回転システムに加え3Dとなった世界は、とてつもなく広い世界に感じ、街中でも余裕で迷子になる始末。教会へたどり着けない、街中でも現在地がわからないストレスはひどかったです。

3DS版では下画面にマップが表示される仕様となっており、現在地に困ることはありません。

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ダンジョン内も親切にマップが存在するため、少々やり過ぎな感じも否めません。スムーズに進める一方で、スムーズ過ぎるのがもったいなく感じる部分も。しかし、裏ダンジョンのマップはさすがになく、ここはどこだ?といった状況にかえって新鮮味を覚えたり。RPGならではの「間違った方向へ進みたい」欲が満たされたところでもありました。

 

シンボルエンカウントへの変更

DQのバトルシステムはダンジョンを徘徊しているときに、鬱陶しいくらい魔物が出てくるランダムエンカウント。DQ8ではモンスターとの接触でバトルになるシンボルエンカウントへ変更されました。

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戦いたくない敵は避けて、戦いたい敵だけを狙うことも可能に。メタル系の狩りはラクになりましたが、レベル上げを効率良く行えるため通常バトルが億劫に。そしてメタル系を狙った連続バトルでは逃げられまくることからストレスが生じてしまうデメリットもあります。フツウに楽しみたいと考えた僕は、あまりメタル系は狩らず地道にレベルを上げていました。

DQはレベル1分のステータス強化はバカにできません。それでいてモンスターを避けながら進めるシステムはどうなのだろうと考えていました。ゲーム中盤に気付いたことなのですが、先ほども述べた全体的にマップが広く感じる世界では、ランダムエンカウントだと頻繁にバトルが発生し、相当なストレスを抱えてしまうように思いました。広いダンジョン内をたくさん歩かせるにはシンボルエンカウントのほうが合っています。現に今まで気にしていなかったダンジョンのギミックや内装を眺めながら歩くことができ、普段見ないようなポイントを楽しめて儲けた気分です。とりわけ天才彫刻家が造っているライドンの塔は見どころ。

 

主人公サイドが見えるようになったバトル

DQ8には個性を出す部分にスキルシステムがあります。レベルアップごとに入手していくスキルポイントを各々装備可能な武器に振っていき、一定数に達すると魔法や特技を覚える仕組み。今作では、使えないと植えつけられていたブーメランを愛用し、ラスボス直前まで愛用していました。もちろんブーメランのスキルポイントは最大。ダメージが下がらない全体攻撃はとても強力。ネタ感漂う素手スキルはどうなんだろうと非常に気になっています。

序盤ではそこまで恩恵を感じなかったスキルシステムも後半では重要となってきます。主にレベルアップで入手するスキルポイントは後半になるほど入手が難しくなるため、慎重に振り分けていきたいところ。とりあえずは初めに装備してある武器の強化が無難かもしれません。

また、バトル中に自軍メンバーが見られるのもDQ8ならでは。

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特殊な防具で外見が変更されていれば、そのままバトルシーンにも反映されます。女性キャラの衣装はPS2版に比べ、大幅に手が加えられており残念無念。

攻撃モーションのほかに、毒、眠り、ダンス、尻もちなどの状態異常時にもアクションを起こし、今までは見られなかった味方サイドもじっくり見られるのが新鮮で楽しいポイント。特定のスキルではボイスも付与され、初めて使うときはとくにインパクトが楽しめます。

個人的に結構重宝したのが、一見不要にも見える下画面のHP、MPゲージ。ゲーム後半になると数値ではなくゲージで残量の確認ができるのはラクチンです。

 

そのほかにザックリとした感想

システムばかりな感想になってしまいましたが、ストーリーも楽しかったです。攻略本片手に進んでいた昔とは違い、アイテムを取りこぼし、イベントを逃し、オススメといわれるスキルを覚えず、非効率的に、自由に進んだ分、キャラクターやモンスターに愛着が湧き、ストーリーに入り込むことができました。

 

エンディングを迎えたときの戦歴はコチラ。

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逃走回数、全滅回数もキッチリ刻まれています。完璧カンペキで進んでいたときは、即リセット対象でした。今では負けも実力だと認められるように。なりながらも、どこで逃げたか、どこで負けたかをしっかり覚えています。

何より予測できない新鮮な楽しみを重視できるようになってから、純粋にゲームを楽しめているように感じています。負けても楽しければOKです。

 

DQ8でもぱふぱふ屋は存在しました。

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お店を探すのもシリーズの醍醐味。キャラクターサイズが大きくなっているせいで、バニーさんもけしからんです。

 

さいごに

DQ8をクリアして1番印象的なことが、携帯型ゲーム機で相当なボリュームを感じさせるゲームがあったことです。最近プレイしていたゲームがFCやSFCの移植だったせいもあるのか、心底ものすごいボリュームを噛みしめていました。遊びやすく変更された点を含め、PS2版を持っていながらも3DS版を購入して良かったです。

PS2版を中断してしまった人にはぜひリベンジしてもらいたいと思うステキなゲームでした。 

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