Android6.0になってから、アプリを使用したキャッシュの削除がうまく行われなくなりました。
まず、僕のお気に入りお掃除アプリCCleanerで解析してみます。
全体のキャッシュは2.32GBもある模様。そして「Android6.0のキャッシュは掃除ができない」旨の説明があります。つまり、システムの制限で、アプリからの削除ができなくなっています。
そもそも何故ここまでキャッシュを食っているのか調べてみると、サムネイルキャッシュが原因な様子。
Twitterをよく使用しているので、その画像サムネイルが原因なのかもしれません。
とりあえず、1度クリーニングをしてみます。
2.27GBものデータを削除していますが、再度分析をしてみるとやはりアプリのキャッシュは削除できていません。
1枚目の画像と比較して少し減っていますが、それでもまだ600MB近くあり、クリーニング後に確保できる容量を見れば削除されていないのが一目瞭然。
ではこのキャッシュをどのようにして削除するのか。アプリからは消せなくなりましたが、スマホのシステムから削除できるようになっています。
スマホ内にある歯車アイコンの「設定」から「端末管理」→「ストレージとUSB」→「内部ストレージ」へと進みます。
そこのキャッシュデータをタップすると削除の確認画面が現れます。
そこで「OK」を押せばキャッシュの削除は完了。計算中と表示されていても、キャッシュデータをタップすれば削除が行えるので、わざわざ数字が表示されるのを待つ必要はありません。
では、改めてさきほどのアプリで分析してみます。
キャッシュの項目が表示されず、大きく確保できる容量が減りました。しっかりキャッシュが削除されているのを確認できます。
そうなればCCleanerはお役御免かと思いきや、冒頭にあった1.6GB近いサムネイルキャッシュの削除方法がいまだ不明なため、変わらず手放せないアプリとなっています。またCCleanerはAPKファイル、ダウンロードファイル、着信履歴などを細部まで分析し、掃除してくれる便利なアプリでもあり、これからもお世話になりそうです。
CCleanerではアプリのキャッシュが削除できないので、アプリキャッシュを分析から除外しようとしましたが、掃除アプリなせいか今回最も不要なキャッシュだけは除外できませんでした。
必要な部分のみ分析を行う設定ができるのもCCleanerの良いところ。
気を付けたいのが「ダウンロードされたファイル」を分析し、削除してしまうと、ダウンロードしたデータがごっそり消えてしまう可能性があることです。僕はいろいろダウンロードをして拾い集めているため、とても恐ろしくて試すこともできませんでした。拾い物をしている人がCCleanerを使用する場合には、まずここのチェックを外しておくと良いかもしれません。