リリース直後にワクワクしながらインストールした「星のドラゴンクエスト」。
しかしガチャで装備を集めるなんてドラクエじゃないと即消してしまいました。
先日、ガチャが無限に回せてしまうバグが発生、また1日1回有料ガチャがタダで回せるとのCMを打っていたので、ふと気になり再びインストールしてみました。
すると、ガチャが無限に回せるバグに伴うメンテナンスの真っ最中。
何もできずに待ちぼうけ。
【5/10に発生した重大な不具合についての謝罪と対応方針について】
— 星のドラゴンクエスト(星ドラ)公式 (@hoshidora_info) 2016年5月11日
本件の経緯、調査で判明した不具合の原因を含めお知らせを作成させていただきました。https://t.co/TOjnZWQvvD
引き続き対応を進め、メンテナンス終了時刻は明確になり次第報告いたします。#星ドラ
気付けばメンテナンスも終わっていて、新しくデータを作成。
いつもプレイデータを保存している僕には珍しく、データ引き継ぎをしていなかったようで、まっさらな状態からスタート。
「ドラクエ」の雰囲気はしっかり残っている
スマホゲームということで、ガチャでの装備入手、装備の強化システムは仕方ないと割り切って始めたら予想に反して楽しい。
初めてのプレイはガチャが相当不満だったようです…。
本来のドラクエのようにフィールドを自由に歩き回ることはできませんが、町から町へ、ダンジョンへ、歩きながら移動するのは本家さながら。
このフィールド移動は敵を黙々と倒し、アイテムを入手、装備を強化といった作業感が出にくく、まったりスローペースで楽しめます。
ガンガン進めたい人にとってはストレスかもしれません。
個人的に船での移動がドツボでした。
BGMが懐かしく、バトル数は決まっていても、どこで敵が出てくるかわからない雰囲気がたまりません。
また冒険の舞台である「星」は地球儀のようにグルグルと回せます。
ドラクエといえば広い世界。
ワールドマップを開いて、次はどこへ行くのだろうと目的地を探しながら世界を眺める楽しさを立体の地図で再現。
世界各地に「キラキラ」のアイテムが落ちていて、世界をぐるぐる回したり、拡大縮小して宝探しも楽しめるシステムには感激しました。
立体マップをただ移動に使うだけのではないおもしろい活用法。
そして僕が今もっとも大切にしているストーリー。
コチラも思っていたよりしっかりしていて、小刻みに進展していくストーリーに引き込まれます。
表情豊かなキャラクターと鳥山テイストなギャグ、イベントではべつ作品のドラクエネタも含まれていたりと申し分なし。
ダンジョンへ入るとツボを発見。
破壊すると中のアイテムを入手でき、わかってるなあと最初はニヤニヤしていました。
バトルはオートで進行。MPの概念はありません。
画面下側のスキルゲージが溜まると特技や魔法を発動できる仕組みになっています。
ここもスマホゲームならではといったところ。
武器やスキルによってさまざまなモーションがあり、戦闘にキャラクターが表示されない過去シリーズとは違った目新しさを感じます。
自由に変更できる見た目と職業
ゲーム開始時にはメインキャラクターのみ外見の設定が可能。
少しゲームを進行させるとほかの2人の外見、名前も変更できるようになります。
さらに進めると装備の外見も、装備しているものと異なるものに変更できるようになります。
ぼうけんランクが上がるごとにシステムがいろいろとアンロックされていき、ランクを上げる楽しみも大きいです。
家庭用のドラクエにこだわり過ぎていたせいで、こんなこともできるの?と驚きっぱなし。
転職も少しゲームを進めると行えるようになります。
ステータスの偏り、攻撃や補助の固有スキルを使える転職は欠かせない要素。
ガチャを回してキャラクターをとっかえひっかえするのとは違い、固定されたキャラクターで転職を活用し役割を与えていくと愛着もわいてきます。
外見も自由に変更できるとなれば、自分好みに作り込むのも楽しみのひとつでしょう。
転職はアイテムやゲーム通貨も不要でコロコロと変更が可能です。
さいごに
「ガチャを導入したドラクエはチガウ」と先入観で拒否していましたが、遊んでみるとこれはこれで楽しいです。
まさにこれはこれで。
過去作のBGMがたくさん使われており、懐かしくなる部分もたくさんあるのが個人的にはポイントが高い。
スマホならではのマルチプレイも、ドラクエでマルチ!?といった感覚で楽しんでいます。
今回のバグで配布された有料通貨のおかげで、たくさんガチャを回せたのもストレスなく遊べているポイントかもしれません。
おもしろいと感じたら初期投資で10連ガチャを回すと、より楽しく、よりスムーズに進めるようになるはずです。
武器を細部まで眺められるのもファンの楽しみ。
唯一気になる点は、読み込みがやや遅い。
省エネモード、解像度を最低に設定しても、プレイ中の発熱や一瞬のフリーズが起こります。
これだけのグラフィックなら仕方ない反面、これだけのグラフィックだから残念な気持ちです。