アニメ版ONE PIECEは1999年から放送されており、今年で17年目になるようです。
放送開始時の夜7時代、テレビにかじりついていた思い出があります。
今では夜の7時、8時代のアニメはほとんどなくなってしまいました。
頭の片隅に「毎週土曜夜6時!わくわく放送中!」とCMのフレーズが残っていて、何のアニメだったのだろうとモヤモヤ。
夕方あたりにアニメが放送され、CMがガンガン流れていた時代はいつの間にか終わってしまいました。
さて、現在放送されているアニメ版ONE PIECEはドレスローザ編。
ドフラミンゴ戦も佳境となり目が離せません。
目が離せないアツいところなのに、ストーリーの進行具合が遅すぎてじれったく思うのは僕だけでしょうか。
ここ数回見ている限り、鳥かごが迫ってきて逃げる人々、それを止めにかかる海賊たち。
ここだけでどのくらい尺使っているの?と思うくらいに話の進展がない。
ドレスローザ編は3月までには終わるだろうと話していたのに、今は頑張れば5月まで引っ張れそうと笑っています。
テレビで何気なく見ている僕は「また同じような展開か」で済みますが、高いお金を出してDVDを購入した人は4話まるまる鳥かごが迫ってくるシーンで終わったら、どんな気持ちになるのでしょう…。
そんなことを考えながらふと90年代に放送されていたドラゴンボールZを思い出しました。
フリーザ編の記憶はなく、セル、ブウあたりの記憶もぼんやりとある程度。
アニメの記憶はぼんやり程度でもしっかりと覚えているのが、全く進展しないストーリーです。
気合を入れ、溜め状態突入で1話終わってしまうような、ほんの少しガシガシ殴り合って1話終わってしまうような、全然進まない内容に子どもながら「なんじゃこりゃ」と思っていました。
最近になって「アニメが現行のマンガに追いついてしまい、尺をもたせるのが大変だった」との話を聞いてから、ストーリーが進まない理由をようやく納得できました。
これと同じような現象がONE PIECEでも起きているんだろうと考えています。
この謎の溜め回を久々に実感できたキッカケを探ると、現在のアニメは放送期間が決まっていて、期間内にうまく話を詰め込むスタイルが多いからのように思います。
先日見終えた監獄学園はおそらく2期もあるであろう雰囲気。
○○編終了のような感じでサッパリと終わりました。
話の途中で終わったためもちろん先は気になりますが、テンポ良くキリが良いところで終わり、続編を期待した状態で落ち着けるほうが精神的にラクです。
僕は放送期間が決まっていて、スムーズにストーリーが進行していくタイプが見やすく、わかりやすくて好きです。
アニメ版ONE PIECEがダメなのではなく、マリンフォード編、魚人島編と一区切りついたあたりでしっかり放送したほうが見る側も楽しく見られるのではないかと思いました。