CMで流れている「OK,Google」の音声認識を興味深く眺めていました。
自分の声でいろいろ指示ができるのは楽しそうと思いながら、どこまでできるのだろうと気になり始め、いくつか試してみました。
その2もぜひ。
「OK,Google」から電話をかける
電話をかけるのは、電話アプリから電話帳を開いて、履歴からインデックスからと相手を探すのがやや面倒。
そこで音声認識を利用し電話を発信してみます。
フツウに登録してある名前が認識されるのは当たり前として、少し変わった名前の発信実験をしてみました。
まずは母を「お母さん」と登録。
「お母さんに電話して」と話すと確認画面が出てきました。
「ニックネームを追加」で「お母さん」と認識されるようになり、以降はストレートに発信できるようになりました。
次はザックリと「佐藤に電話して」と話してみます。
電話帳に登録してある複数の佐藤さんが表示されました。
ナルホド。
続いて「ちゃんみお」と呼んでいる友人へ電話。
電話帳には「ちゃんみお」と登録していても「チャン美緒」として認識されてしまいます。
登録している名前を「チャン美緒」に変更すれば問題なく発信できましたが、ひらがなでは無理でした。
「あっさん」と登録している友人へは「あっさんに電話して」と話すと、何度やっても「お母さんに電話して」と認識されてしまいます。
話している間「あっさん」のワードは認識できているようですが、「電話して」を追加すると「お母さん」に変換されてしまい「あっさん」に電話は発信できず。
「お母さん」を登録してしまうと「あっさん」が「お母さん」の滑舌の悪い発音として優先的に認識されてしまうようです。
「OK,Google」からメールを送る
手始めに「桂におはようってメールして」と話しました。
まず簡単なワードからと考えていましたが、「おはよう」というワードに加え、「桂」のアカウント、そして「メール」を起動させる動作。
これが音声認識でできるのに気づいてビックリ。
手始めとか言いながら、仕組みを考えるとものすごくて本当に驚きです。
もう少しワードを長くして「桂に眠いからまた今度ご飯食べようねってメールして」と話しかけました。
「またがったご飯」とは。
僕は滑舌が悪いのでここはおそらく、というか完全に僕のミスです。
さらにワードを長くして話します。
今度は誤字もなくしっかり認識してます。
音声認識の精度はスバラシイ。
ちなみに今回の宛先はGmailでしたが、キャリアメール宛でも可能です。
しかし、こちらはGoogleアカウントからの送信となります。
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「OK,Google」でほかにも試してみました
電話、メール以外にも思いつく限り何ができるのか試してみました。
まずはアラーム機能。
「明日7時に起こして」と話すとアラーム設定が出現。
直接「明日7時」には設定できないようです。
当日であれば、音声で時間の指定が可能でした。
アラームアプリが複数あると選択しなければならないため、ワンクッション挟みます。
次はカレンダーへの予定登録。
1月11日の14時と日時までは認識していますが、「病院」の内容まではダメでした。
しかし、日時を入れる手間が省かれるだけでも相当ラクになります。
何度かやってみると内容が入る場合もあり、もう一歩という感じです。
続いて音楽。
僕の大好きな「黒夢のゲルニカを再生して」と話しかけました。
愛用している「Rocket Player」では再生確認画面まで出るも、うまく再生されず。
「Play Music」では黒夢のラジオ、「YouTube」では公式MVが再生されました。
改めてもう1度同じことを話すと、前回選択したアプリで起動。
記憶させればスムーズに再生できるようになるかもしれません。
「Play Musicで黒夢のゲルニカを再生して」と話しかけたら認識されず、フツウに検索画面が表示されました。
アプリの指定はできないようです。
CMでもあるメモについては
Gmailにメモとは斬新。
自分宛てにメールを送り、メモとして保存するようです。
「備忘録を作成」のタイトルが入っていて驚きました。
メモをする場合には検索のように「車のリコール車の点検 メモして」と話しかければ余計な言葉が付かずスッキリします。
Google Fitを入れていれば、どのくらい歩いたか尋ねるとアプリを起動してくれます。
そのほかに、今日の天気、カメラの起動、指定したアプリの起動が可能でした。
さいごに
もっと突き詰めれば便利な使い方があると可能性を掴みながら、詰め切れない感じでモヤモヤ。
とりあえず名前で電話を発信するのは便利なので活用していきたいと思います。
予定の入力も便利ですが、場所など詳細を入力できないため、1度入力してから再編集のカタチになりそうです。
そうなると初めから自分で入力するのとさほど変わりないような。
クセになるほど便利なモノが発見できず、もう1歩惜しい感じが否めません。
使えそうなモノを発見したらまた取り上げたいと思います。
滑舌の悪い僕の声にもそれなりに反応してくれるアプリに感謝感謝。