宗教関係の話をしますが、僕自身仏教も神道もよくわかっていないので、情報が不足しているところは察してください。
9月は大好きな祖母が生まれた月、そして亡くなった月。
ちなみに僕の誕生月。
ちょっと特別な月なのです。
僕の実家は神道で神様を信仰?しています。
昔は仏教だったらしいのですが、お坊さんとケンカをして神道になったとおもしろい話を聞かされています。
その真意はいまだに不明。
仏教とはいろいろ違う
神道は線香とおりんを使いません。
お盆にお参りに来てくださった方が、よく「線香はないの?」と探したり、驚いたりしていたのが印象的で覚えています。
ろうそくに火をつけて手を合わせておしまい。
かなりあっさりです。
祖母が亡くなってから神主さんに少し作法を教わってからは、神社でお参りをするのと同様に二拝二拍手一拝をしています。
この習慣が染みついてしまっているため、仏教のほうでも思わず手を叩いてしまいそうになり、そのつど間違わないかとビクビク。
初体験の神式葬儀
葬儀の日程は仏教と変わりなかったと思いますが、流れは違います。
両親含め神道の葬儀は初。
参加者全員が初めてのことばかりで、神主さんの指示を受けながら進行していきました。
神道では線香などは使わず、玉串(たまぐし)という榊を奉って拝礼します。
その際、玉串の持ち方やら回す向きやらさまざま教えていただきました。
なにより周囲が驚いていたのは祖母が棺の中で着用していた衣装です。
色鮮やかな巫女のような衣装で、おばさんが「私のときもこれを使ってほしい」というほどきれいでした。
とても華やかだったのを僕も覚えています。
最期までこんなにきれいにしてもらって良かったねと、みんなが喜んでいました。
葬儀を終えたあとに行われる○○回忌というのも、神道では○年祭と名称も異なり、周期も異なります。
わりと頻繁に行われている仏教に対し、神道はペースがゆっくりです。
僕は直接関わっていないお金も、神道はビックリするほどお金がかからなかったと両親が話していました。
神主さんに支払ったお礼がとんでもなく少なかったとか。
実際どのくらいかかったのかは僕は全く知りません。
あとは仏壇。
よく見るのは黒いですが、神道のは神徒壇と呼ばれる白いモノになります。
祖母が亡くなったのをキッカケに仏壇から神徒壇に買い換えました。
さいごに
実家の周りにも神道の人はいるはずですが、お盆のたびに線香がないことに驚かれているので、もしかしたらあまりいないのではと考えています。
ここを読まれている方も、神道について知っている方は少ないのではないかと思います。
そんな少数タイプの葬儀の話でした。
僕の葬儀初体験は祖母。
それも成人してからなので、本当に機会がなく、良かったと思います。
しかし、ここ数年は毎年葬儀に参加しており、生き死にについて以前より深く考えるようになりました。
考えてもとくべつ答えは出ることもなく、悔いのないよう、大好きな祖母に笑ってもらえるよう、両親に笑ってもらえるよう、げんきに生きていくことが今の僕にできることだと考えます。
大変なこともたくさんありますが、笑顔を忘れずに生きていきたいです。