テレビを眺めていて「最近この人よく見るけど何者?」と少し前から感じるようになりました。
この人だれ?がなかなか落ち着かず、気付けばテレビには知らない方が溢れているのにビックリ。
相方さんに「ドラマに出てた人だよ」「モデルさんだよ」「あの番組に出ていた芸人さんだよ」と言われてもさっぱりわからない。
やり取りを繰り返しているうちに、これが歳をとるってことなんだと感じました。
小学生、中学生のころ、テレビを見ながら「この人だれなの?」「この人よく見るけど名前がわからない」なんて話す父に対して、「これだけテレビに出てるのになんでわからないの?」と思っていた自分が、今同じ立場にいるようです。
歳をとるごとにテレビを見なくなって、それでも主に見る番組はニュース、映画、仮面ライダー。
基本的にザッピングで気まぐれにテレビを流しています。
継続して見ている番組がニュースだとアナウンサーの顔は案外覚えていたりします。
そこそこ好きだったアニメも気付けば全く見なくなりました。
テレビ東京、TOKYO MXがあんなにうらやましかったのに、見られる環境に来てから見なくなる。
なんとも不思議です。
容易に作品のレンタルが可能になってきているのも関係しているのかもしれません。
大好きなマンガも買ったらすぐに読む機会はほぼなくなり、ゆったりしているときに読むようになりました。
毎回楽しみにしているジョジョリオンですら積んでしまいます。
アニメ、マンガはとても好きな分野だっただけに、興味が少しずつ薄れているのに気づいて驚いています。
見ていておもしろく、楽しいものなので、興味がゼロにはなってほしくない。
その辺のアンテナは微弱でも常に受信していたいです。
テレビ、アニメ、マンガの削られた時間、興味はどこへ行っているのか。
そう考えると確実にスマホでしょう。
常に手元にあり、たくさんの情報が入手でき、リアルタイムで人とやりとりができて、ゲームまで入っている。
電話、メールだけのガラケーに比べたら、スマホは時間泥棒アイテムになり変わっています。
スマホをいじる時間を減らしたら元に戻るのかと言われたら、きっとそうもいかないはず。
PCでネット上を徘徊したり、ブログを書いたり、本を読んだり、散歩したり、昼寝したり、電話したり、ペン字練習したり、掃除したり、買い物へ行ったり。
書き出してみると歳とともに、時代とともに、趣味や嗜好が変わってきているのに気付きます。
もうすぐ齢30になりますが、もう若くはない気分になってきました。
若くはなくてもできることが減るわけでもなく、人脈、道具、金銭、思考などを駆使すれば、また違った楽しみ方もたくさん出てくると考えています。
それでも体力だけは勝てないだろうと思うのでありました。