昨年から少しずつ活字を読もうと、まったり好きなときに本を読んでいます。
本を読むのは楽しい一方、なかなかページが進まない。
僕は本を読むのが遅いのに気づかされました。
Kindleの「本を読み終えるまでの時間」で「1時間」とあると、もう少しで終わってしまう残念な気持ちで読み進め、次第に、まだある、いつ終わるんだ、とモヤモヤしてきます。
再度読み終えるまでの時間を確認すると「30分」と表示され、あれれと首を傾げるのも恒例となりました。
これはマンガにもいえることで、文がたくさんある「DEATH NOTE」は1冊読むのに1時間以上はかかります。
2時間ほどかかったときもあり、1冊読み終えてもうたくさんになったのをハッキリ憶えています。
マンガ1冊読むのに2時間もかかっていまうと、楽しみより億劫が勝ってしまい積んであった期間も長かったです。
「ONE PIECE」も結構なボリュームに感じていて、おそらく1冊読み終えるのに1時間程度かかるのではないしょうか。
最低でも40分はかかります。
同じマンガを妹や友人に読ませてみるとサラサラ読み進め、気付くと読み終えているのに毎回驚きます。
僕はこんなにかかったのにちゃんと読んでるの?なんて思うのもザラ。
そのつど、僕は読むのがとんでもなく遅いんだと実感します。
しかし、その遅さを得として見てくれている人もいました。
時間をかけている分、本を楽しめる時間も長く、内容も頭に残っているとのこと。
確かに、ここが○○だったよね!と会話をもちかけると、ウーン?と返事が多いのに対し、僕の反応はウンウン!と覚えている場合が多い。
読み終えてから時間が空いても、周囲に比べて内容が記憶に残っているのは感じていました。
これがゆっくり時間をかけて読むメリット。
僕が思うデメリットは、やはり回転率が悪いことです。
いろいろな本を読みたいのに1冊にかける時間が長すぎる。
時間がかかって一度に読み切れないと、次に読むまで間が空き、しまいには読んでいるのを忘れてしまったり。
したがって、本当に読みたい本でないと、勢いをたもったまま読み切れないのも悩みであります。
現在読んでいるプロゲーマーの梅原さんの本。
おもしろいと夢中になるときもあれば、集中できず数ページ読んで終了なときもあります。
読み進めるのに時間がかかっていながら、内容はわりとしっかり頭に残っているあたり、僕に合っている本なのかもしれません。
勢いをたもったままガンガン読み進められたら、たくさんの本をもっともっと読めるのに。
数えきれないほどある、読みたい本をサラサラ読みまくるのが得なのか。
時間をかけてでも内容をしっかり頭に残して読むのが得なのか。
どちらも得であり、結局無いものねだりなのかもしれません。
読むのが遅いメリットを挙げて肯定してくれる話を聞くと、遅いままで良いのかもと考えます。
「本の読み方」なる本まで販売されていますから、本当に奥が深い世界です。