半年ぶりに妹へ電話をかけたら、ほとんど会話ができないくらいの酷い音質でした。
機種変更したばかりなのにずっとこんな調子で困惑している様子。
原因の検討はついていて対策を指示すると、問題なく通話ができるようになりました。
通話が安定しないのは不安定なLTEが原因だった
ほんの少し前の機種は3Gで通話をしていました。
最新機種は「VoLTE」と呼ばれるLTEを使用する高音質な通話が可能に。
しかし、LTEが不安定なところではかえって低音質になってしまう場合もあるようです。
数年前、僕の実家はピンポイントでうまい具合にLTEエリアから外れていました。
当時は常に3Gでしたが1年ほど前からまれにLTEをつかむようになり、現在では主にLTEで、しばしば3Gに切り替わるそう。
つまり、通話が安定しない原因はLTEと3Gの切り替えが頻繁に行われるためでした。
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3Gを使って通話をするための手順
通話を安定させるには、LTEをつかまないようにして3Gのみで通話をするよう設定します。
まずは「設定」から「無線とネットワーク」内の「その他」を選択。
続いて「その他」の中にある「モバイルネットワーク」を選択。
「モバイルネットワーク設定」にある「ネットワークモード」を選択します。
「優先ネットワークモード」では『LTEが含まれていない3G』を選んでください。
これでLTEをつかまなくなり、3Gで通信するようになります。
同様に通話も3Gで行いVoLTEは無効化されます。
設定を戻すには『LTE/3G/GSM(自動)』を選択します。
さいごに
このやり方は設定を変更してから発信する場合に有効ですが、LTEが不安定な場所での着信には即時対応できないのが難点です。
あまりに音質が悪い場合は切り替えてからかけ直すしかありません。
最近はLTEのみに対応した3G非対応機種も出てきています。
地方や山中、海沿いではまだまだLTEが対応できていません。
現にLTEのつかみが悪い実家で3G非対応機種を購入してしまったら即買い換えでしょう。
LTEエリアもかなり広がってきましたが、完全と言い切るには早いと思います。
ふとFOMAが不安定だったころに2台持っていたのを思い出しました。
このような大きな変化は地方にとってかなり面倒であり、「順次」とはいつだろうと首を傾げています。