私が呼吸を意識するようになったのは、マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」を読んでから。
話の中で“特別な呼吸法を用いて特殊な力を得る”パワーアップ方法に衝撃を受けました。
普段何気なく行っている「呼吸」を変えるだけで強くなるのは斬新。
なにより理にかなっているような内容に引き付けられました。
フィクションでありながらもジョジョの影響で呼吸の重要さを教わり、それから落ち着きたいときやリラックスしたいときには呼吸を意識するようしています。
不思議なことに、息を深く、ゆっくり吸って吐くと本当に落ち着いてくるのです。
上手な呼吸法を覚えればもっと呼吸の力を引き出せるのではと、ますます呼吸に興味を持ち始めました。
とくべつな呼吸法ではない「鼻呼吸」に着目
とりあえず、知識の詰まっている書店へ向かいました。
呼吸に関する本を探すも品数がなかなか少ない。
少ない中に、今井一彰先生の本がとくに多かったので手に取ってみました。
ガッツリ書かれていてボリュームのある書籍は魅力的ですが、活字が苦手なのでサラッと読める文字量と図解があって理解しやすいタイプの書籍を購入。
呼吸に興味があったからかもしれませんがサラサラと読了。
やはりこちらを購入して正解でした。
鼻呼吸の大切さ、「あいうべ体操」、「口テープ」のプロローグから3章までは、健康な人、健康に気を付けている人、健康になりたい人、全ての方に読んでほしい内容。
4章以降は病気、症状、対応を小分けにして書かれています。
一節が短くまとまっているため、気になるポイントのチェックもラクチン。
書かれている口呼吸による弊害は、当てはまることが怖いくらいありました。
さっそく「あいうべ体操」と「口テープ」を実践
「あいうべ体操」は口周りの筋肉と舌を鍛える体操です。
本を読みながら、お風呂に入りながら、スマホをいじりながら、気が付いたときに行うようにしました。
すると、口呼吸と判断される位置にあった舌が、気付くと正しい位置にあるのに気づき、思わず顔がニヤニヤ。
継続期間はたった2日。
鼻呼吸が楽に行えるようになった今も「あいうべ体操」を継続しています。
睡眠時の口呼吸を防止する「口テープ」は前々から気になっていました。
しかし、眠っているときに口にテープを貼るのはとても怖い。
苦しかったら目覚めると諭されましたが、目覚めなかったらと思うと、どうしても怖い。
ドラッグストアには専用のシールも売っています。
じっくり説明を読んでもイマイチ安全性がわからず、 なによりお高い。
この本にはサージカルテープを使用した口テープが紹介されていました。
サージカルテープとはどのようなものか調べると、ガーゼなどを止めるテープのようです。
口に貼るだけなので強力な粘着力は不要。
粘着力の一番弱いものを購入しました。
Amazonで調べると低刺激タイプもありました。
唇はデリケートな部分なため、低刺激タイプの使用が望ましいかもしれません。
初日はドキドキしながら就寝前にテープを貼りました。
突っ張らないように何度も調整。
一応口でも呼吸ができるよう確認して眠りにつきました。
目が覚めると口にテープが貼りついたまま。
鼻呼吸で眠れていたことに、目覚めから嬉しくてしばらくウキウキ気分。
口呼吸をしていたときと異なり、寝起きの喉の痛みがありませんでした。
口内の粘付きもほとんどありません。
残念なことに、寝起きに外れていることもあります。
その場合は自分でテープをはがしているらしく、指先に付着していました。
睡眠中でもテープをはがすのを確認できてからは不安もなくなり、今日はどうかなと楽しみながら口テープを継続中です。
本には口テープのやりかた、コツも書かれていて安心して取り組めます。
さいごに
呼吸を意識して何が変わるのか。
普段から全く意識せずに行っていることなので想像ができませんよね。
私は精神面、自律神経を整えるために意識し始め、何気なく始めた鼻での深い呼吸によって動悸、不安、めまいが少しずつ改善されているのを実感しています。
自分自身に起こった変化から、本格的に呼吸へ興味を抱くようになりました。
そして今回1冊の本を読み、大きな知識を得ました。
「鼻で呼吸をする」フツウといわれるであろうことができて、ここまで嬉しいのは何故でしょう。
おそらく普段できていなかったから。
不調改善の兆しが見えたから。
体調の変化が実感できたから。
ここまで読まれた方には鼻呼吸に少し関心が出てきたと思います。
ほんの少しだけ鼻呼吸を意識してみませんか。