昨年からいろいろなものを取り込もうと苦手な活字に挑戦しています。
書き手の思うことや自分の語彙が増える刺激がとても心地よい。
いくつか本を読んでみて、自分に合う本と合わない本の種類に気付き始めました。
タイトル、表紙、煽りに惹かれても、期待していたのと違うのはよくあること。
1つのモノにお金を払っているいるので、失敗したときの悔しさはなんとも言えません。
おいしいと評判の1つ1,000円のケーキが自分の口に合わなかったような、ハズレを引いたときの空しさに似たような感覚。
イマイチだった本は棚に並べても読む機会はないだろうと、日の経たないうちにお別れを決意。
申し訳ないと思いながら3冊を古本屋へ持ち込み、査定を受けると3冊で10円。
新書2冊に読み切りのマンガ1冊を「まとめ書籍」として10円で買い取っていただきました。
どれも半年以内に発売されたもので、傷や汚れや折れもなく、極めて美品でもまとめ換算で10円というのはひどく衝撃を受けました。
古本にはあまり手を出したこともなく、手放したことは皆無なので、相場もよくわかりません。
良い勉強になったのと同時に「本は売るものではない」と強く感じました。
昨年末にKindle Paperwhiteを購入してから、今まで以上にkindleを活用しています。
Amazonからワンクリックで購入できるのはとても便利。
また現物が手元ないため値段が少し安くなっているもの嬉しいところです。
気になっているこちらの本。
紙で買うと1,404円なのに対し、Kindleで買うと1,040円で364円お得です。(2015年4月6日現在)
紙で購入して売りに出したとしたら300円も行くのでしょうか。
Kindleは364円定価より安く購入でき、現物がないので置き場所に困る心配もなく、内容がイマイチな場合は端末から削除してしまえば表示されなくなります。
削除しても再ダウンロードはもちろん可能。
紙の本も大好きですが、置き場、値段を考慮するとどうしてもKindleに目が行ってしまいます。
今回の一件があってからは、なおさらです。
電子書籍の「売りに出せないこと」と「364円値引かれる代わりに現物が手元にないこと」を天秤にかけると、後者のほうが今までよりも重く感じるようになりました。
さいごに
今回古本屋に本を売ってさまざまなことを勉強できました。
本によると思いますが、二束三文とも言いづらい金額で売れること。
買い取ってもらった本がまたお店の利益になるであろうこと。
主に本を処分するニュアンスに近いこと。
不要品を買い取り、それをまた販売して利益を得る不思議なサイクルの片鱗を体験したような気がしました。
本を売りに出すことはもう頭から捨て去り、置き場所で悩むのならKindleをフル活用して本を買おうと思いました。