はてなブログとワードプレスのどちらでブログをやろうか。今でも悩んでいます。そもそもワードプレスって何?なレベルな僕。とりあえず、サーバーの契約からデザインまで、全て自分でやらなければならない。ワードプレスは一言でムズカシイ印象。
それでは実際どうなんだろうと手に取った本が「はじめてのブログをワードプレスで作るための本」でした。
じぇみじぇみ子,染谷昌利 秀和システム 2017-09-20
PCを扱いなれていない人にブログ講師をしている、著者のじぇみ先生。中途半端に知識のある僕からは見えないような、問題点、躓きやすい点を熟知しているのが伺える本でした。
本書の内容は、ドメイン取得とサーバーレンタルの土台から、ブログでお金を稼ぐことまで盛りだくさん。
第1章 ドメインとサーバーをレンタルして、ワードプレスをインストールしよう!
第2章 ワードプレスの初期設定を行って、ブログの本体を完成させよう!
第3章 いよいよ、記事を書いてブログをスタートさせよう!
第4章 ブログの記事に画像を入れて、もっと楽しい記事にしよう!
第5章 できる限り、ブログは毎日更新しよう!
第6章 ブログの見た目を変えてみよう!
第7章 そろそろ、ブログでお金を稼ぐことも考えてみよう!
おまけ 「スマホで読まれる」ことを意識しよう!
読みながら、この手の本の挿絵のチカラをひしひしと感じました。ここをこうして~と、文章でいわれてもよくわからない。そんな問題もたっぷりの挿絵でわかりやすくなっています。書かれている通りに進めば、ブログができてしまうなあと思いながら読んでいました。
内容については、ワードプレスでブログを作る本なので、ドメインを取得し、サーバーをレンタル。そこにワードプレスを設定するだけかと思いきや、そこからブログを見やすいよう、扱いやすいようにカスタマイズ。そして、検索からのアクセスを上げるためのSEO対策。さらにAdSeneやアフィリエイトのやり方まで書かれていて、圧倒的なボリュームに驚きました。
単純に、ワードプレスでのブログの始め方ではなく、ブログを作ってから見てもらえるようにするまで、そして収益化の入り口まで書かれていました。また、面倒そうなドメイン、サーバー選びにもオススメなところが書かれてあり、ひとまず悩む心配はありません。
作り方に加えて、ブログを書くコツやネタも書かれており、まさに「作るための本」です。
ブログの作り方もさることながら、書き方も勉強になります。
記事の下書きを貯めて、全ての記事を「これで良し!」という手応えが感じられるようにしてから、毎日1記事ずつ公開していこう!
そんなやり方は、オススメできません。
(中略)
最初の内は「エイヤッ」と記事をどんどん公開していき、3ヶ月経ったら昔の記事を読み直してみて、直せる所は直して行く。
(中略)
何故かというと、このやり方の方が、読者寄りの新鮮な気持ちで読めて、「ココの意味がわかりにくいな」とか「こういう情報があったらもっと便利だな」みたいな気付きが生まれやすいんです。
書き続けた人だけがわかる正論です。
情報を発信するならSNSでも十分と思ってしまいそうですが、ブログにはブログの良さがあります。そのためにSNSが普及しても、たくさんの人がブログを運営して、僕のようにSNSと併用している人もたくさんいます。
また、本書にはブログの楽しいことがたくさん書かれています。しかし、始めなければ何も起こらないですし、書かれている楽しさもわかりません。そして、続けないと見えてこない部分もたくさんあります。僕はブログを始めて、続けているからこそ、ここにいられるのを感じられた本でもありました。
「ブログを始めたいと思うけど」で止まっている人にオススメしたい1冊です。
じぇみじぇみ子,染谷昌利 秀和システム 2017-09-20