おまめモ

おまめがメモをしています

【Note】ソコにあるモノだけで完結させる

読み終えた本のあとがきに考察が書かれていて驚いた。

僕は基本的に、というか、ほとんど、滅多に考察をしない。作品にあるモノの中でソレを完結させてしまうから。または完結させたいから。そこの世界の中で出来上がったものに、自分の考えや作り手の意図を詮索して濁したくないと思ってしまう。

とはいえ、作品の全てを肯定するわけではなく、ネガティブに感じるところはもちろんネガティブに思っている。つじつまの合わないところや、言い回しがおかしいところ、流れに沿っていないものなど、ルールから逸したものはもちろん不快になる。

しかし、バランスの悪いところは製作者の意図と捉え、その偏りに口出しはしたくない。

だから、「それはそれ」で基本的に問題はないし、「それはそれ」で楽しいと思っている。

 

物語の余韻に浸っている中で、あとがきの考察から一気に現実に引き戻された。すごくモヤモヤした気分でいる。あとがきは、その世界にはなかった要素だからだろう。もう他人の書いたあとがきは読まない。

【Note】短編エッセイが楽しくて読みやすい

本はあまり得意ではないのですが、エッセイはしばしば読んでいます。

エッセイはそのときの情景を思い浮かべやすく、自分も体験しているような気分になれるので大好きです。

 

ここ数年、食に関心が出てきて、中でも甘いものがちょっと好き。

そのタイミングに書店で発見したのが「3時のおやつ」でした。

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続編の「ふたたび」も購入しています

「3時のおやつ」には、さまざまな人のさまざまなおやつのエッセイが書かれています。

おやつの定義も人によって異なり、その思い出や出来事も人によって違います。自分の知るおやつが懐かしく思えたり、知らないおやつをとても新鮮に伺えたり、おいしさに加えて状況や心情を感じられるのが、この本の醍醐味です。

さらに本書の最大の特徴は、1おやつにつき6ページの超短編だということ。

僕のように本が苦手なタイプでも気軽に読み始められて、気付いたらもっと読みたいと思える圧倒的な読みやすさがあります。

1つを読み終えたら休憩して、そのおやつの余韻に浸るのが僕の楽しみ方。そのため、1冊が思いのほか長持ち。

また、楽しく読むコツは、食後や満腹時を避けることです。お腹を空かせて読めば、より一層おいしく読み進められます。

 

これを機に短編集を探るようになり、先日は「3時のおやつ」と同じテイストの「夜更けのおつまみ」を購入しました。おやつとは違う、やや渋めの内容を夕食後に楽しんでいます。

 

おやつのように、おつまみのように、おいしいエッセイ短編集をちょっとつまんでみませんか。本が苦手でも小腹が空くこと請け合いです。

【Note】そこに「いる」難しさの答え

僕はしばしばそこにいるのがつらくなる。

誰かに何かをされるわけでなく、僕自身に何かが起こるわけでもない。ただなんとなく感じる居心地の悪さ。落ち着かない感じ。

この嫌な感じはどこから来るのだろうと「いる」について、本を探してみた。

 

そこで見つけた「居るのはつらいよ」を衝動買い。ドンピシャなタイトルだった。

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店頭にはなかなか置いておらず、見つけたときは嬉しかった

本書はデイケアを舞台に、さまざまな「いる」にフォーカスしているエッセイ(ガクジュツ書)だ。著者は心理士で、僕好みの視点でもあった。

内容も素晴らしく、その場にいるような臨場感と、グイグイ引き寄せられる展開に、僕らしからぬペースで一気に読み終えた。

その中で強烈だったのがこの一文。

環境に身をあずけることができないときに、僕らは何かを「する」ことで、偽りの自己をつくり出し、なんとかそこに「いる」ことを可能にしようとする。生き延びようとする。

この文を読んだときに思わずヘンな声が出てしまい、居ても立っても居られなくなった。

そう、これなのだ。今までなんとなく感じていた居心地の悪さ、立ち去りたい焦燥感、それらの答えはおそらくコレ。

僕は「なにかしなきゃ」にも憑りつかれている。時間があれば、暇さえあれば、何かしなきゃと落ち着かない。もちろん、時間を無駄にしなくない強欲さからではあるが、「環境に身をあずけることができない」ことにも、身に覚えがありすぎた。だからパズルのピースがハマるような快感に本当に驚いた。

 

具体的なイメージを得てから、水の上にちょこんと浮いている油のような、一緒にいるのに、その空気に紛れ込めていない、そんな雰囲気を想像できるようになった。すごく腑に落ちる。

 

ではどうするか。そんなことをぼんやり考えていたが、たぶんどうもしなくていいと、すぐに割り切れた。

答えがわかったところで全てに対応できるようにはなれないから、落ち着かないのは馴染めないからだと、納得できればそれでいい気がする。

 

【Note】意味のあること以外をスル

小難しいことを考えるのが好きな僕は、常に意味を求めています。

それがこの頃になって、意味を感じることに息苦しさを覚えるようになりました。意味を強く求め続けて生きてきたため、意味のないことをしているつもりが、気付けば盛大に意味のあることをしようとしている自分がいます。そこから抜け出すのは容易ではありません。

同じようなことを考えている人はいないのかと探し、1冊の本と出合いました。

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タイトル通り、無意味を勧める本です

無意味に意味を持たせようとしてはいけない。哲学的なフクザツさを伴う本です。とはいえ、なかなか読みやすく、共感できる部分もたくさんのおもしろい内容でした。

なによりも、意味に殺されないよう、無意味を求めることの後押しをしてくれる人がいる事実に助けられました。

 

これまで何をするにも意味を考え、理由を考え、考えに考えて生きてきました。

なので、意味のないことをするのはとても怖いです。意味のないことは、これで合っているのか?などと正解を求めてしまったり。

本書にも『無意味と遊ぶには、常識の埒外に一歩踏み込む勇気がいるのかもしれない』とあり、やはり勇気も必要なようです。

このほかに、あとがきに書かれていた美術の話も印象的でした。ここ最近で僕が大事にしている感性に通じるモノがあるようです。

 

と、意味のないことをしても良い、むしろするべきだと後押しをしてもらってから、心に余裕が生まれ、しょうもないことをより積極的に行えるようになりました。

今さっきにはチョコを舐めていました。普段なら何も考えずにバリバリボリボリと噛み砕いてしまうチョコを、舐めてみたらどうかと。これまたおもしろかったです。

 

意識的に意味のないことをするのは、ラクに生きるための鍵と考える、気持ちの切り替えもポイントなのかもしれません。

【Books】現代に息苦しさを感じるおじさんのエッセイ集「ナナメの夕暮れ」

オードリー若林の本を全て買っている僕がとくべつ感激した「ナナメの夕暮れ」。「社会人大学人見知り学部卒業見込み」(

【Books】「社会人大学人見知り学部 卒業見込」を読みました - おまめモ

)から始まり、この「ナナメの夕暮れ」では、オードリー若林の人としての成長をハッキリと感じられました。この変化は彼に限ったことではなく、人として誰もが通る道だと思います。おじさんとなった彼がそれを解説しているような、客観的に見られるのが本書の見どころ。

人生ペーペーの僕がこんなことを書くと、「おまえに何がわかるんだよ!」と突っ込む彼の姿を想像できるのがまたおもしろい。

本書は章立てで構成されており、1章にはダ・ヴィンチで掲載されたエッセイ。2章には書き下ろし作品とボリューミーな1冊。芸人ならではの話のテンポから、読みやすさは間違いなし。言葉のチョイスもバッチリです。ダ・ヴィンチに掲載するくらいなのでクオリティも十分。

リトルトゥースの方々はもちろん、オードリーが好きな方、人生に息苦しさを感じている方、ちょっと変わった視点で物事を見たい方など、全ての人がしっくり来る内容になっていました。

 

テレビなどのメディアで見る彼のイメージは「偏屈」でしょう。自他認める偏屈人間。ファンとして眺めている僕の目にも、まさにイメージ通り偏屈な人間として映っています。ただ、その偏屈な中身がテレビからは伝わりづらいのがもったいなく感じているところです。

やりたい放題のオードリーのオールナイトニッポン、オリジナリティ全開で書いているエッセイなど、オードリー若林がメインになっているメディアからは、彼の本質がよく伝わってきます。

本書は前述した部分に加え、偏屈な彼の闇から漏れてくる温かい話がおもしろい。生々しい人間らしさがおもしろい。普段見えない繊細さ、賢さ、温かさ、鋭さ、パンクさの人間性が垣間見えます。

全ての人間はやはりどこか偏屈で、めんどくさくて、ひねくれていて、ネガティブで。それらを仮面で隠さずに、灯台の灯りように放って生きているのがオードリー若林のような気がしています。変わり者として見られる彼も、飛び抜けて変わったタイプではないのでしょう。

 

「ナナメの夕暮れ」は誰にオススメとかではなく、万人にオススメできる本。書店で見つけたらぜひ手にとってみてください。

「なぜかできる人は、なぜかできない人の気持ちがわからない」

このセリフがずっと心に残っています。

【Books】食べ物への意識を変えられる「粗食のすすめ」

昨年から気になっていた本をようやく入手できました。

この本を読みたいと思ったのは、ごはんをしっかり食べたい。きちんと3食とりたい。肉よりも野菜が好きだ。などなど僕自身が妙に食に拘っているから。

それを「べつにいいじゃん」という方向へ持っていくために読みました。適当な食事を肯定するのではなく、あれこれ気にしすぎな面があるため、もっと気楽でありたい理由からです。

15年前の2003年に出版された本にも関わらず、現在でも通じる内容の多さに驚きました。

なかでも「栄養素の気にしすぎ」は刺さります。

ビタミンを取れ、鉄分を取れなど栄養素の話題を耳にしない日はありません。しかし、果たしてそれは必要なものなのか。実際に自分が不足しているのかもわからないのに、摂取ばかりに意識を向けるのは正しいのだろうか。もしかすると取り過ぎの可能性もあるのではないか。普段見えないところへの鋭い指摘は、サプリを含めた、食べ方を考え直す内容です。

本書には「生きるのに必要とされている栄養素は、今現在わかっているものでしかない」とあります。これには目から鱗でした。存在が証明されてない栄養素もあるでしょうし、その点を踏まえて、不足しない食べ方が大切だと書かれてあります。

 

また、偏食を勧めている点も興味深いです。

日本人は昔から米を食べて生きていた。だからこそ日本人には米が合っている。わざわざ外から持ち込んできたものを食べる必要はない。外国人の納豆嫌いは許されて、日本人のチーズ嫌いは好き嫌いになるのか。というお話。

また、ご飯は米を炊くだけだが、パンには小麦粉、砂糖、油脂類、添加物が入っている話もおもしろいです。

全体的にやや尖った内容ではあるものの、理解できなくはない内容でとても興味深く感じます。

 

本来の目的とは少々異なった結果となりましたが、取り過ぎる食事よりも不足しない食事にフォーカスすることで、食べ方に対する考え方を改めるキッカケとなりました。

書かれているたくさんの内容が刺激的かつ新鮮で世界が広がったのも感じています。

 

ただ、同じ話題を繰り返しているところは少し残念に思いました。15年経って発売された、新作のほうに期待です。

【Books】他人の生活や価値観を覗ける本「天才たちの日課」

何気なく読み始めたこの本は、僕に大きな影響を与えてくれました。

内容はタイトル通り、天才たちの日課が書かれています。偉人たちの生活を覗いてみると、思っていたよりフツウだったり、はたまた偏っていたり。何より僕が得たモノは、人それぞれの生き方でした。

僕は「こうでなくてはならない」の型にはまった思考が強く、その型から少しずれると強い不快感を覚えます。1日のうち1度は米が食べたい。朝に起きて夜は寝る。風呂は夜に必ず入る。思い浮かぶのは生活に対するこだわり。

この妙なこだわりが鬱陶しく感じ始めたころに本書と出会い、他人の具体的な価値観に触れ、自分の価値観が大きく動きました。

その1つに薬があります。僕は随分前から薬を服用していて、いい加減嫌になっているところ。しかし、書かれている芸術家は好んで薬を多用しています。高ぶる精神の安定、または精神を高ぶらせるため。眠れないときの嫌な時間を解消するため。何かにつけて薬を服用していました。当時の流行りもあったようです。「そんなことで薬を服用しているのか」と思いながら、「自分がそれでいいなら問題はないのかもしれない」とも思えるようになり、僕自身も薬に対する抵抗が少なくなりました。現に僕も必要だから飲んでいるわけで、無理にやめるものおかしな話です。

 

繰り返しになりますが、「天才たちの日課」は淡々と偉人の生活が書かれているだけです。なので、人によって感じ方、受け取り方が異なる本だと思います。

僕はさまざまな価値観に触れ、「こうでなくてはならない」から「こういうのもアリか」と思えるようになり、たくさんの選択肢が見えてくる日常がとても楽しくなりました。

こういう価値観で、これでいい。これがいい。自分にとって何が良いのか。そんなことに気づかせてくれた本でした。

【Books】ノートを取りながら本を読むのはやめた

読んだ本の内容をノートにまとめる読書術をしばらく実行していましたが、面倒になってやめました。

内容をしっかり理解するために、頭へなじませるためにメモを取る理屈はわかります。しかし、根本である「本を読むこと」が楽しくなくなっては本末転倒です。

 

メモをやめるに至った大きな要因は、そのつど読書を止められたことでした。

なんとなく本を読み始め、おもしろいおもしろいと勢いづいて読み進めているところにメモをする作業が割り込んできます。ビューンと進めるところを、わざわざ停止している感覚はかなりのストレスでした。

そして、本来なら本だけあれば済むところを、メモために購入した分厚いノートとペンを準備しなくてはなりません。外で読むときには、これらはなかなかの荷物になります。

「なんでこんなにストレスを抱えて本を読んでいるのだろう」

そんなことを感じてからバカバカしくなり、Kindle1つで済む読書に戻りました。

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Kindleだけの生活は本当に身軽です。あまりの軽さに驚くほど。

基本的にメモを取らなくても刺さる部分は印象に残りますし、読んだ状態によって感じるモノは変わってきます。

そもそも読書は読んでいる今を楽しむモノだと考えるようになりました。

【Books】不足しているモノを100の提案から見つけ出す「うまくいっている人の考え方」

ベストセラー本「うまくいっている人の考え方」を読み終えました。これまた積み本と化していた1冊で、気になっていた本を消化できてスッキリしています。

本書にはうまくいく考え方が100個書かれており、それらを実行すれば「自分は変われる」といった内容です。読み始めてからすぐにおもしろさを感じ、ノートを買ってメモをしながら読み進めました。

この100の方法はたくさんの当てはまり、また、読むタイミングでしっくりくる項目は異なってくるでしょう。

 

僕が最もしっくりきたのは「ほめ言葉は素直に受け入れる」でした。とにかく人に褒められたら素直に受け取っておこう、これが頭に焼き付いています。

本書には、うまくいく要に「自尊心を高めること」が強く書かれています。自己評価の低い僕にとって、人からの評価はとても大切。褒められることで自己評価が高まり、自尊心を高めることに繋がっていくのだと思いました。

他人からの評価を「ありがとうございます!」と素直に受け取ったほうがいろいろとプラスになるのは薄々感じていたことでもあったので、これを機に間違いではない確信を得られたのが大きな収穫でした。

もちろん、この方法1つに頼ってはいけないのも理解しています。自分で自分を認めるのが、自尊心を高める一番の方法。これに確信を得られたのも本のおかげです。

 

関心を持った項目(ほとんどの項目)のメモを取りましたが、頭に残っているのはこの1つだけ。今自分に必要なのがソレだったのでしょう。

このような具合に、自分にヒットするものを見つけられる1冊です。100個全て頭に叩き込み、明日からそのように立ち振る舞おうというのはムリ。逆にそんなことをしてしまえば、今まで作り上げてきた自分が違うものになってしまいます。

自分の足りないところを見つけて、そこを穴埋めするように使う本なのでは、と思いました。そのため、読むタイミングによって感じ方も変わってきます。

ふと手に取って読めるようなところに置いておきたい本でした。

【Books】「マジ文章書けないんだけど」を読んで、少し文章が書けるようになった気がする

なかなかインパクトのあるタイトルで気になり続けていた「マジ文章書けないんだけど」を読み終えました。

一見ふざけているように思われるタイトルも、マジ文章書けないと悩んでいる人が手に取りやすいようチョイスしたのが伺える内容でした。

おおまかな内容は以下のとおり。

 

1st.STEP 基本中の基本! 主語と述語について考える

2nd.STEP 文章を書く基本! 文と文章の構造を考える

3rd.STEP めざせ!伝わる文章 人の思考を意識する

Final STEP 秘策!文章マスターへの道 「Why」を意識する

 

内容は、女の子が謎のおじさんから文章の書き方を教わるストーリー仕立て。女の子の立場になって読み進められるので、とても読みやすいです。徐々に文章力を付けていくのが、段階を踏んでいてわかりやすい。

本書には余白や改行の間(ま)、親近感のわくイラスト、フォントの使い分けがうまい具合に散りばめてあり、僕のような本が得意ではないタイプでも抵抗なく読み進められる仕掛けになっています。

 

また、内容がわかりやすいポイントに、極めて短く作られた節があります。その節で伝えたいことは、その節だけでまとめられており、余分な話が割り込んで来ない、話が膨らみすぎないためにスッと頭に入ってきます。「短い文章でわかりやすくまとめる」を、まさに今使っているのがわかります。

 

具体的に、僕は1st.Stepと2nd.Stepの2つが、とくに勉強になりました。

一般的に当たり前といわれそうな、基礎中の基礎がわかりやすく書かれています。その基礎を改めて解説され、理解、納得が深まりました。「一つの文に一つの要素」、「『が』と『は』の違い」、「しつこいと嫌われる」など、文章の組み立て方に加えて言葉のチョイス、言葉の距離感が印象的です。

 

一般的なお堅いタイプの本は噛み砕くまで、あるいは飲み込むのにコツが必要です。本書の細かく噛み砕かれた問題と解説は、つかえることなく飲み込むことができました。

 

「マジ文章書けないんだけど」に書かれていることは、文章を書くための基礎です。その基礎すらわからない僕には、とても役に立つ本でした。そして、改めて文章を書く難しさを感じています。

明確な答えのない文章の書き方において、僕の目指す答えは「わかりやすさ」なのだと目標が定まったようにも思えます。 

タイトル、内容、そしてわかりやすさから、人気になったのも頷ける本でした。ブログを書くにも役に立つこと間違いなしです。

【Kindle】Kindleか紙か、どちらの本を買おうか悩む

久々に紙の本を買いました。大好きなオードリー若林の本です。

前作の「社会人大学人見知り学部 卒業見込」はファンを理由に購入しました。読んでみると予想以上におもしろくて、ますます彼と、彼の文章のファンになりました。

さまざまな感激からブログ記事にもしました。今よりさらにつたない文章に苦笑いです。

【感想】「社会人大学人見知り学部 卒業見込」を読みました - おまめモ

 

「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」では、何度目かの紙で読む楽しさを感じました。

電子書籍にはない厚み、物理的なページめくりからは、本を読んでいる強い感覚と、どのくらい読み進めたのか、どのくらいで終わってしまうのか、進行具合がハッキリわかります。紙の楽しさはほかにもあり、内容にあった本のサイズ、カラフルな表紙、しおりを挟む感覚、紙の質感など、キリがないくらい挙げられそうです。Kindleにどっぷりだった僕には新鮮な刺激でした。

この刺激に浸りながらもう1冊本を購入してみると、急に嫌な感覚になりました。

僕がKindleを使っている理由は、置き場に困るため。物理的に本を増やしたくないからです。買った本をどのように置こうか。これらを考えだしたら本を購入したことにどんどん罪悪感を覚えて、終いには後悔となりました。

「そんなことで」はごもっとも。その本を売って、Kindle版を買い直せば済む話です。そこに手間や金額差が生じるミスを自分自身納得できないのだと思います。完璧主義のこじらせです。めんどくさい。

そして、家には本が一切ないわけではなく、なるべくモノを持ちたくないため、納得できない状況で増えることが嫌な様子。上の2冊のように、紙で欲しいモノもあるのでわかりません。

 

今回購入した本は、やや特殊な書き方があったので、読みやすさを重視して紙で購入しました。しかし、Kindleでも十分に読めたと思います。

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夜にゆっくり読んでいると、モヤモヤが滲み出てきます。

素敵な本だからこそKindleで管理したい。素敵な本だからこそ紙で現物を読みたい。フクザツなキモチが入り混じっています。買い物というのは難しい。

【Kindle】ホーム画面のおすすめを非表示にする方法

扱いづらさが気になるKindleのホーム画面。

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ごちゃごちゃしていて、何がどれなのかわかりづらい。

「マイライブラリ」「読書リスト」「あなたへのオススメ」に加えてバナー広告まである僕の場合は、何が何だかわからない状態。
ほしいものリストである読書リストは、Kindle端末から電子書籍を購入しないので不要。そもそもKindleでブラウジングをしないため、オススメもバナー広告も全く使いません。

そこで、右上の「…」から、「設定」「端末オプション」「詳細設定」「ホームとライブラリ」へと進み、「ホーム画面の表示」をオフに変更。

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タップでオン/オフの切り替えができます。

すると、マイライブラリの表示のみになりました。

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本棚のように並んでいます。

シンプルに本の表紙が並んでいるため、本を見つけやすくなります。なりよりロック解除直後にごちゃごちゃしていないのが良い。

どこに何があるのか、何がなんなのかわかりづらいだけで一気に操作が難しく感じてしまうのに対し、スッキリしているといじる抵抗も格段と少なくなります。本を売るための表示が、Kindleそのものを扱いにくくしてしまっては本末転倒だと思いました。

おすすめを非表示にする方法、おすすめです。

 

こちらもどうぞ

【Books】書かれている通りにやればできてしまう「はじめてのブログをワードプレスで作るための本」

はてなブログとワードプレスのどちらでブログをやろうか。今でも悩んでいます。そもそもワードプレスって何?なレベルな僕。とりあえず、サーバーの契約からデザインまで、全て自分でやらなければならない。ワードプレスは一言でムズカシイ印象。

それでは実際どうなんだろうと手に取った本が「はじめてのブログをワードプレスで作るための本」でした。

PCを扱いなれていない人にブログ講師をしている、著者のじぇみ先生。中途半端に知識のある僕からは見えないような、問題点、躓きやすい点を熟知しているのが伺える本でした。

本書の内容は、ドメイン取得とサーバーレンタルの土台から、ブログでお金を稼ぐことまで盛りだくさん。

 

第1章 ドメインとサーバーをレンタルして、ワードプレスをインストールしよう! 

第2章 ワードプレスの初期設定を行って、ブログの本体を完成させよう!

第3章 いよいよ、記事を書いてブログをスタートさせよう!

第4章 ブログの記事に画像を入れて、もっと楽しい記事にしよう!

第5章 できる限り、ブログは毎日更新しよう!

第6章 ブログの見た目を変えてみよう!

第7章 そろそろ、ブログでお金を稼ぐことも考えてみよう!

おまけ 「スマホで読まれる」ことを意識しよう!

 

読みながら、この手の本の挿絵のチカラをひしひしと感じました。ここをこうして~と、文章でいわれてもよくわからない。そんな問題もたっぷりの挿絵でわかりやすくなっています。書かれている通りに進めば、ブログができてしまうなあと思いながら読んでいました。

 

内容については、ワードプレスでブログを作る本なので、ドメインを取得し、サーバーをレンタル。そこにワードプレスを設定するだけかと思いきや、そこからブログを見やすいよう、扱いやすいようにカスタマイズ。そして、検索からのアクセスを上げるためのSEO対策。さらにAdSeneやアフィリエイトのやり方まで書かれていて、圧倒的なボリュームに驚きました。

単純に、ワードプレスでのブログの始め方ではなく、ブログを作ってから見てもらえるようにするまで、そして収益化の入り口まで書かれていました。また、面倒そうなドメイン、サーバー選びにもオススメなところが書かれてあり、ひとまず悩む心配はありません。

作り方に加えて、ブログを書くコツやネタも書かれており、まさに「作るための本」です。

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写真に加えてイラストも入っています。堅苦しくないのが本書のポイント。

ブログの作り方もさることながら、書き方も勉強になります。

記事の下書きを貯めて、全ての記事を「これで良し!」という手応えが感じられるようにしてから、毎日1記事ずつ公開していこう!

そんなやり方は、オススメできません。

(中略)

最初の内は「エイヤッ」と記事をどんどん公開していき、3ヶ月経ったら昔の記事を読み直してみて、直せる所は直して行く。

(中略)

何故かというと、このやり方の方が、読者寄りの新鮮な気持ちで読めて、「ココの意味がわかりにくいな」とか「こういう情報があったらもっと便利だな」みたいな気付きが生まれやすいんです。

書き続けた人だけがわかる正論です。

 

情報を発信するならSNSでも十分と思ってしまいそうですが、ブログにはブログの良さがあります。そのためにSNSが普及しても、たくさんの人がブログを運営して、僕のようにSNSと併用している人もたくさんいます。

また、本書にはブログの楽しいことがたくさん書かれています。しかし、始めなければ何も起こらないですし、書かれている楽しさもわかりません。そして、続けないと見えてこない部分もたくさんあります。僕はブログを始めて、続けているからこそ、ここにいられるのを感じられた本でもありました。 

「ブログを始めたいと思うけど」で止まっている人にオススメしたい1冊です。

 

【Books】習ったことを忘れている人にこそオススメな「頑張らない英文法」

数年前から外国に興味が出てきて、英語に触れる機会が増えてきました。しかし、僕の英語力は中学校で習った程度しかありません。それも随分昔の記憶なため、ほぼ無に等しいレベルです。

英文を読むチカラがほしいと思っていたときに、海外留学する予定の大学生と出会いました。出会いの可能性は今日日無限大なのを痛感。そして、タイミングの良さにも驚いています。

海外留学できるほどの英語力を身に着けた大学生の英語習得方法は、英文の情報を読もうとしていたら読めるようになっていた。と、夢のような方法でした。しかし、ある意味納得のできる方法でもあります。

では、勉強するにあたって、何から始めるべきかを尋ねたら「中学英語の大切さ」を教えてくれました。やはり文法というのは大切なようで、そこを抑えていればかなりラクになるとのこと。

それから書店を巡り、気になった1冊が「頑張らない英文法」でした。僕は頑張りたかったので、少し意に反したタイトルでもあります。

帯部分の「中学生の時に知りたかった…」から、中学英語の基礎が書かれていると連想させられ、物色してみるとまさにその通り。そのままレジへ持っていき購入です。

 

本書は中学英語を改めて学び直すような内容でした。当時はひたすら記憶していた英語も、現在では理解しながら読み進められ、納得しながらとてもおもしろく読めました。

なにより、今まで記憶していた英語にはややズレがあったことに驚きです。「1+1=2」といかないのが英語(語学)であり、今まで覚えてきたものも、必ずしもイコールではないようです。

 

覚えるだけの英語ではなく、覚える記憶に加え、納得や感覚なども含めた学習方法で、理解を深めながら少しずつ増えていく知識は、読み進めるごとに楽しさが増していき、僕のような空っぽになった頭ほど、浸透率は高いと思います。そして、1度読み終えてから、すぐにもう1度読みたくなる、復習をしたくなる楽しい内容でした。

また、本を読んだからといって、必ず理解しなければならないワケでもなく、気楽に読み進められる点においても、英語が楽しく感じられるところだと思いました。これがテスト勉強の暗記となれば、苦痛にもなるはず。完璧に覚えなくても良いと、まずは気楽に始めるのがオススメです。

良い本、自分に合った本と出会えて嬉しく思います。

【マンガ】スティール・ボール・ラン(SBR)の#74のミス探しについて

ジョジョアプリでSBRを読んでいます。

そういえばこんなのがあった、と懐かしんでいたミス探し。

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画面に7つのミスがあるらしいのですが、どう頑張っても6つしか見つけられません。

・ジョニィの帽子

・ジョニィの指

・ジョニィの頬

・ジャイロの顎

・ジャイロの手元

・ジャイロの服

これらのほかにもう1つあるらしいです。しかし、見つからない。

リアルタイムで読んでいた当時も、結局見つからなかったような記憶があります。コミックスに答えが載っているのかもしれませんが、実家にあるため確認はできず。

簡単に検索してみると、「ジョニィの唇の濃さ」というのがありました。そう言われれば、濃さに差がある気もします。しかし、確信が持てません。そのほかの違いは明確なのに、なぜ唇だけ「気がする」なのでしょうか。

荒木先生のやりそうなこと、そして「画面」と「ミス」というワード。

そもそも絵には6つの違いしかなく、「7つ」の言葉が7つめのミスなのではないか。という結論になりました。

少し変わったミス探しゆえに、きちんとした答え合わせがしたいです…。

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